誰に見せるためのサイトなのか
今月も今日を除けばあと1週間です。毎日情報を配信しながら会社にも訪問しているので、あれだけ毎日やるの大変じゃない?と聞かれるようになりました。実際のところ大変な部分もありますが、それ以上に面白いなと思って取り組んでいるので、楽しくやれていると思います。いろんな出来事や本などに接するときにこれは記事になるなと職業病のように見方が変わったりしているので、これも役割が変わったからこそ見える視点だなと思います。
ラクジョブも情報配信をし続けていますが、ラクジョブときってもきれないのが企業の求人情報ページです。掲載する企業はホームページがあって当たり前なのと、そちらにも求人情報を掲載しています。いろんなページを拝見していますが、そんな中見つけた、これだけはやめておいたほうがいいという点を3つ説明していきます。
1.求人情報の中身をFlashで作っている
これがなぜだめなのかというと、Googleの検索結果に反映されないからです。Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使うと言うことになり、実質Googleから消されるとインターネット上に存在しないと言っても過言ではない状況が生まれます。Flashで求人のページを作っていてもホームページ自体が見つからなくなるわけではないと思われるかもしれません。それはその通りですが、だからといってGoogleで検索に引っかからないことがメリットになることはなにかあるでしょうか。きっとありません。
であれば検索に引っかかるようにしておけば、検索して見つけてページを見た求職者が応募をしてくれるかもしれません。求人サイトで見つけてホームページに来た人もさることながら、そういった自分で検索して見つけてたどり着いたという人は就職や転職の意思も高いので、取りこぼすのはもったいないです。だからきちんとテキスト情報を検索に引っかかる形で掲載しておきましょう。
動的なサイトは見栄えもよく面白いのですが、検索対象たり得ないのはもったいない。特設ページとか時限ページとかそういったニーズにはうまく合致すると思います。でも継続的に情報を更新し、配信していくための企業ホームページをそんな理由のために検索対象外にしてしまうのは損でしかないと思います。
2.求人情報の中身を画像で作っている
これは1番と同様です。最近数が減ってきてはいますが、それでもまだ散見されます。画像で募集記事を作るメリットが正直思い付かないのですが、たまにあります。これもGoogleの検索対象から外れてしまいますので、テキスト情報として掲載するようにしましょう。
あえて画像でのメリットを考えると差し替えればすぐに反映できると言うことがあるかもしれません。更新が楽だとか。でもそれはあくまで会社側の都合であって求職者の立場からするとどうでもいい話です。そこで手を抜くぐらいならしっかりと検索に反映されることを望んでいます。検索に反映されれば出会えた人がこれまでいたかもしれないですし。
3.外部の求人サイトへのリンクを張っている
これも数は少ないですがあります。求人サイトへのリンクは楽ですし、一括管理できて良さそうな気もしますが、それはあくまで会社側の都合です。求人サイトに登録済みの人であればまだしも、登録していない人はそこの登録の手間が発生します。求人情報ページから直接問い合わせできるようにしておけば、関係内サイトに個人情報を登録する必要はありません。
また求人サイトの掲載期間が過ぎると当然ながら掲載していた情報が見れません。ということはアクセスした人は無駄なページを見せられることになります。せっかく興味を持ってきてくれたのにもったいない限りです。求職者のことを考えないサイトの作りはやめにしましょう。
さらに掲載している企業からしてもすぐに掲載内容を変更できないのと、掲載中の求人情報以外は当然ながらありませんので、通年募集など急ぎではない求人について記載できません。せっかく自由に求人情報を掲載できるのに自らその自由を放棄しています。デメリットの方がどう考えても大きいです。自社ホームページは自由に作ることができるのと同時に大量に発信できることが大きな強みです。集客は自分で行う必要があるとはいえ、それでも大量に発信することでミスマッチも減るので、外部サイトへの誘導は今すぐやめて、自社ならではの情報を配信していきましょう。
誰も得をしない
これらのポイントは会社側も求職者側も得をしません。はっきりいって損でしかないです。良い人材を確保したいのであれば、求職者の目線にたったサイト作りを行いましょう。求人のためだけの会社ホームページというわけではないので、取引先や銀行からも信頼されるようなサイト作りをする必要があります。結局のところ会社ホームページは情報発信のための存在です。誰のための会社ホームページなのか、誰に見てほしいのか。そこをしっかりと踏まえたサイト作りを行いましょう。それだけで営業面でも採用面でも効果が現れてくると思います。