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2015.12.13 ゲーム開発 新しい協力会社探しのこつは?

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これはとあるゲームパブリッシャーの社長からのお話。

「アニメゲームマンガ経営者交流会TOP300サミットに久しぶりに出たけど、知らない会社増えたね。スマートフォンのゲームしか作っていないところとか。それにしても外注使ってラインをいくつか立ち上げる予定もあるけど、よく依頼する知り合いの開発会社は全部埋まってるから困ったなぁ。知らない会社にいきなりはちょっとねえ。なんかいいところ知らない?」

この手の相談はよく頂きます。理由は開発会社の調査・選定に時間がかかることと、いきなりラインを立ち上げようとしてもあいてる会社がどこかわからないし、そこが得意とする分野と今回のプロジェクトが合致するかどうか不明だからです。さらに細かい話をすると特定の分野を得意とする開発会社でも、ラインに入るのが誰かによって出来上がるクオリティも変わってくるので、それこそスーパーコンピューターを持ってしてもこの問題に対して回答を出すのは至難の業です。

どこに頼めばいいのやら・・・

どこに頼めばいいのやら・・・

ゲーム会社の数は日本全体で約2,000社あり、そのうち都内だけで1,000〜1,200社ほどあります(ビ・ハイア調べ)。そのうちのほとんどが中小のゲーム開発会社であり全体の9割以上を占めます。コンシューマーゲーム、スマートフォン向けのゲーム、アーケードゲームやブラウザ等のオンラインゲーム等の開発をしている会社です。それだけ多くの会社がある中で、今回のプロジェクトに合致する開発会社を調べるははっきりいってどれだけ時間があっても無理でしょう。そうするとどうなるかというと知り合いの会社や知り合いから紹介された会社に依頼することになるのですが、開発会社側からすると仕事が振ってきて何でもやります!という感じになり、できないことでもできますといって受託してしまうこともしばしばあります。もちろん実績のない仕事でも工夫と情熱で満足行くクオリティまで達してくれれば良いのですが、たいていはそこまで到達することなく開発期間が延びて炎上するバターンが大変多いです。

しかもゲームの開発はコンシューマーからスマートフォン市場を主戦場に移しましたが、一方で開発費用もコンシューマーゲーム市場で起こっていたことと同様に、年々高くなっており、今では2〜3億円かけて開発するゲームもざらです。では実際にデータをいくつか見てみましょう。

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2007年には売上高における開発費の割合が6%でしたが、2007年以降毎年上昇し、2012年には17%に達しています。2013年は15%まで下がる見通しですが、それでも開発費が占める割合は依然として高い傾向にあります。

 このように成功を遂げた国内ゲームメーカーではあるが、2008年度以降はハード、ソフトとも減少傾向にあり、業績も低迷を余儀なくされている(図表 1~3)。この理由としては、業界内部要因と外部要因とに分けられる。
業界内部の要因としては、開発費高騰による新作ゲームタイトルの減少や過去のヒットタイトルを他のゲーム専用機で再販するだけなど、ソフトのマンネリ化が続いていることが挙げられよう。現在では、ゲームシナリオの複雑化、グラフィックなどの高精彩化などから開発期間が長期化し、開発費は高騰している。売上高に対する開発費比率も上昇し、利益の圧迫要因となっている(図表4)。そして「新たな顧客を獲得するゲーム」よりも「売れ行きの計算できるゲーム(ヒット作の続編)」の作成が増加した。これにより、ゲーム慣れしたユーザーを飽きさせ、販売の縮小に繋がったと考えられる。
 開発費高騰でリスクを取りにくくなっているが、「売れるゲームを作るには相応の開発費が必要」(大手ゲームソフト社会長)であることも事実であり、ゲームの開発費は大きくは下げられない。こうした状況下で、各社とも現状を打破し、ゲーム開発の効率性を上げるソフトウェアの開発や新作開発の厳格な選別などを徹底しており、ゲーム離れに歯止めをかける施策を模索している。

「ゲーム産業の動向」 2.ゲーム開発費高騰、スマートフォンゲーム普及から業績低迷 より抜粋
https://www.fukoku-life.co.jp/economy/report/download/analyst_VOL244.pdf

確かにMobageやGREEといったプラットフォームが活気を帯びてきた当初、新規のゲーム開発を行う際に開発費は数百万円単位が多く、1,000万円かけたらかなり高い方でした。そこからユーザーの目が肥えてきたということで、初期の開発費が次第に高くなり、そしてプラットフォームがスマートフォンに移ってからはブラウザゲームからアプリに変わったこともあり、更に開発費がかかることになりました。スマートフォンも2D主体から3Dへと変化してきていて、より開発費が高騰しています。どうしても量産する部分と無料でいろんなゲームを楽しめてしまうユーザーを満足させることを両立しようとすると、作り込む部分が増えてしまい、今までイラストで済んでいた部分も3Dに変更することにより、作業の手間が格段に増しています。

また、2004年から毎年,国内のオンラインゲーム市場を調査している日本オンラインゲーム協会「JOGA」(Japan Online Game Association:日本オンラインゲーム協会)による2014年版の調査結果を収録した「JOGAオンラインゲーム市場調査レポート2015」販売に伴うインタビュー記事でも、ゲームの開発費の高騰についてとりあげています。

4Gamer:
そんな,ちょっと厳しいスマホマーケットの実情が見えてきたところで,気になるのは開発費なんですが,スマホゲームの開発費って,やはり平均して高騰傾向にあるんでしょうか。

川口氏:
相当高騰していますね。我々の調査によると1タイトルで,平均1億円を超えています。

4Gamer:
2億3億いってるのがあるのは知ってますが,「平均で1億超え」というのは,またちょっと重みが違いますね……。

川口氏:
そうなんです。いまや平均で1億超えなんです。

4Gamer:
「チェインクロニクル」(iOS
/Android)が登場したあたりから,見るからにお金のかかってそうなタイトルが増えてきましたよね。その後,大手が出すものは相当なコストがかかっているわけですが,ついに“アベレージ”で1億円を超えてしまったわけですか……。このご時世に資金調達で1億を用意するというのは結構大変ですよねえ。

「スマホゲームの開発費は“平均”で1億超え。2014年オンラインゲーム市場の知られざる数字を,JOGAに直接聞いてみよう」より抜粋
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20150731126/index_2.html

売上高に占める開発費の割合が6%であった頃はもっと積極的に開発するラインを増やし、はずれの開発会社だったとしても他で当てれば良いという考え方も出来ましたが、今では1本あたりの開発費が高騰し、開発会社の選別も非常に重要になってきました。今回の開発はうまくいかなかったけど、他のラインで当たれば・・・というのでは取り返しがつかないのです。現在ランキング上位にいるゲームは毎年大きくラインナップが変わるというわけではありません。つまりそんなところに割って入って以前から有る人気のゲームよりも目立ち、遊んでもらい課金してもらって上位に食い込んでいく必要があるのです。今プレイしているお気に入りのゲームから一旦興味を引いてプレイしてもらうには、普通にリリースするだけではなく、積極的に広告宣伝などを展開し、一人でも多くの人にゲームの存在をしてもらう必要があります。つまり、一つのゲームを作るだけで開発以外にも広告宣伝費など、さらに多くの費用がかかります。

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そんな大事なゲーム開発をどこに任せるのが良いのでしょうか?
解決策は大きく分けて3つあります。

1つめは知り合いの会社のラインがあくまで待つということです。最も発注側も安心できるパターンです。欠点としては言わずもがなですが、ラインの立ち上げ時期が開発会社に左右されると言うことと、納期がある程度確定している場合、そんなに待てないことも多く、結局他社を探すしかないというパターンが見受けられます。

2つめは知り合いの会社、ないし社内のスタッフに紹介してもらうということです。初取引にはなるものの、外注先としてもともと実績のある会社や共に仕事をしているスタッフからの紹介なので多少は安心できると言うことと、炎上となった場合に紹介元の会社に手伝いを依頼しやすいという面もあります。欠点としては、あくまで知り合いの会社と言うことで現在の会社の状況を紹介元の会社の社長ないし担当者が詳しく知っているわけではないということです。また開発会社同士のつながりが1社単位で見るとおおむね数社から多くても10社以下がほとんどであるため、ベストマッチの会社を紹介しにくいという欠点もあります。

3つめは飛び込みでいろんな会社に当たっていくという方法です。「ゲーム 開発会社 東京」とやれば、ある程度開発会社をリストアップできますので、そこからひとつひとつあたっていけば、そのうちマッチする会社に会えるかもしれない。欠点はもう言うまでもないですが、時間がかなりかかると言うことと、せっかくマッチした会社であってもラインが空いていないということが、往々にしてよくあると言うことです。

結局どれも今すぐ開発に取りかかりたいという場合や、いろんなラインを立ち上げていきたいという場合に対応できません。そこで第4の解決策として、弊社で毎月開催している交流会で、ゲーム開発会社が多く集まるTOP300サミットに参加し、名刺交換を行うという方法と、第5の解決策として、ゲーム関連会社2,000社のネットワークを持つ弊社に相談して、適した外注先を紹介してもらうという方法があります。

TOP300サミットは無料で参加できますし、第5の解決策である外注先の紹介も業界の発展のため無料で行っております。紹介したあとに開発先が決まってプロジェクトがスタートしたとしても謝礼等は一切不要です。一つでも多くの良い作品が世の中に生まれることが最も弊社の望むことであり、良い作品が生まれて会社が成長していけば、業界全体の景気も良くなっていくことが一番の喜びです。そのためにも最適な会社をマッチングしたいですし、これまで100件以上のマッチング実績がありますので、心配することなく気軽に相談をしていただければと思います。

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