アニメ ゲーム アニメコラボイベントでナンジャタウン大混乱 イベントを開催する際の注意点とは

2016-07-14 11.46.57Twitterではホットワードに

2016年7月14日11時現在、Twitterのホットーワードには「ナンジャ」の文字が。ナンジャナンジャと調べてみると、どうやら「ナンジャタウン」のことである様子。1996年7月6日に池袋サンシャインシティでオープンした屋内型テーマパークであるナンジャタウンは、現在多くのアニメゲーム漫画とコラボを展開しており、本日2016年7月14日からは、女性に人気が高いコンテンツである「アイドリッシュセブン」、「文豪ストレイドックス」のタイアップ企画がそれぞれ同日に開催されました。が!Twitterのホットワードに「ナンジャ」が上がった理由、それは「イベント楽しい!」という理由では残念ながらありません。この2つのタイアップ企画を同時開催したことによって、大混雑が発生してしまいました。この記事を書いている最中にTwitterを同時にチェックしておりますが、午前中であるにもかかわらず、アイドリッシュセブンのゲーム屋台整理券は15時台、文豪ストレイドックス、アイドリッシュセブンの共通グッズショップ入店整理券はすでに13時台のものを配布している状況であるという状況です。

2016-07-14 11.47.41まさかのダブル開催

(画像はナンジャタウンサイトより)

『アイドリッシュセブン』はラクジョブ新聞でも度々取り上げさせていただいている女性向けのリズムゲームです。男性アイドルユニットをプロデュースするという内容で、作中のアイドルユニットの楽曲はオリコンデイリーチャートにランキンするなどの注目っぷり。ストーリー重視のゲーム性やYou Tubeによる動画戦略など、ゲーム体験だけに終わらない幅の広い方法でファンの心を掴んでいます。

一方の『文豪ストレイドックス』は『ヤングエース』で連載中の能力バトル漫画です。太宰治、中島敦、江戸川乱歩、与謝野晶子などの文豪たちがキャラクターとして登場し、代表作の名を冠した特殊能力を使ってバトルを繰り広げるというもの。『桜蘭高校ホスト部』『ソウルイーター』などボンズ制作作品をメインに手がけている五十嵐卓哉監督によって、2016年4月よりアニメが放送され、10月からは2期目の放送が決定しているという人気ぶり。

そんな2のイベントを同日開催してしまったものですから、さあ大変です。近年ナンジャタウンでは『おそ松さん』『弱虫ペダル』『ツキウタ。』など、女性層にファンが多い作品とタイアップ企画することが非常に多く、2015年12月に開催されたおそ松さんinナンジャタウンでも大混雑を招いたという過去があります。Twitterの動向は早速ネイバーまとめに掲載され、混雑状況が逐一報告されてきています。グッズ販売を企画した段階で初日の混雑が予想されることはできなかったのでしょうか。何はともあれ、近日中にナンジャタウンのこちらのイベントに行かれる方は、混雑状況を把握の上、準備してから向かった方が得策かもしれません。

会場の重要性

予想外の混雑というのは来場者にも開催側、すなわちスタッフにも混乱を与えることになるので非常に厄介です。原因としては当初の予定よりも関心の高いイベントであったがために、会場の選定を間違えていることや、今回のような同時開催イベントなどにしてしまうこと、さらには会場整備の段取り不足や人が進む流れを考慮していないなど様々です。今回のような有名コンテンツ、しかもグッズ販売という混雑が予想されるものでなかったとしても、混雑しすぎてイベントが中止になってしまったものとしては、弊社ラクジョブ新聞でも取り上げた「アダルトVRフェスタ」です。大きな告知もしていなかったので少規模開催となりましたが、主催者側の想定をはるかに超えてしまい、屋外で待機していた参加予定者の方々が開始時間直前に入場中止という事態になってしまいました。

※18歳未満閲覧注意※ 2016年6月12日開催R18指定の『アダルトVRフェスタ』レポート!

今後イベントを開催したい、主催したいという方は、どんなに小さなイベント出会ったとしても、事前に人数がどれだけ来るのか把握できる仕組みを考えておかねばなりません。事前予約、事前抽選などを考慮せずにイベントを開催すると、そのイベント事態が破綻し、次回以降の開催に大きく影響する可能性があります。

2016-07-14 11.49.28同人イベントの「混対」に学べ!

大きめの会場であれば同人イベント、特にコミックマーケットなどに見られる混雑対応を参考にしてみると良いと思います。あれだけの人数の整備はお客さん側のマナーあってのこと、というのもあるかとは思います。せっかくのアニメイベント、ゲームイベントなのですから、待機列にいる人たちを喜ばせる配慮等があっても良いでしょう。コミケなどでは「押さないでください」「走らないでください」という誘導上必要な掛け声に、「3次元の女の子も大切にしてあげてください」などのユーモラスな一言が付け加わえたりすることがあります。混雑が予想される場合は、そのアニメに絡めた混雑待機用音声を用意したり、混雑中も飽きないようなムービーを観れる工夫をつけたりすると、イベントや会場事態の評価も落とさないで済みます。遊び心溢れるイベントがもっと増え、アニメゲーム漫画業界がもっと盛り上がれば嬉しく思います。

記事を読んでいただきありがとうございました!

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