ゲーム 「ポケモンGO」ARがモバイルゲームの新たな可能性を切り開く!?

2016年7月6日、任天堂は、モバイルゲーム「ポケモンGO」をアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの英語圏でソフトローンチしました。今後は、ゲームバランスや機能調整などの修正を行いながらサービスの提供地域を広げていくとのことです。このようにサービスが開始されて間のない、ましてや日本ではサービス提供もされていないにもかかわらず、大ヒット間違いなしと言われています。今回は、「ポケモンGO」がモバイルゲームの新たな流れを作ることができるかという記事になります。

スクリーンショット 2016-07-13 10.48.20ポケモンGOの評判

画像元:https://toyokeizai.net/articles/-/127064

「ポケモンGO」は、7月6日にアメリカやオーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏でリリースされたモバイルゲームになります。このゲームは、任天堂と「Ingress」を開発したNianticと共同開発したものになります。このゲームは、スマートフォンのカメラと画面を用いて、スマートフォン越し画面見るとあたかもそこにポケモンがいるかのように表示されるAR(拡張現実)の技術が使われています。加えて「Ingress」でも用いられている位置を認識する機能を使い、街の中の道路や公園、川などへ移動するとポケモンが出現し、捕まえたり、戦わせたりすることができます。ポケモン世代であれば一度はゲームの中の主人公になり、ポケモンを捕まえたり、冒険がしたいと思ったのではないでしょうか。そういった願いが叶うゲームになっているのではないでしょうか。そのため評判もかなりいいものとなっています(https://toyokeizai.net/articles/-/127064)。

ポケモンGO公開4日で売上14億、ダウンロード数は750万を記録。さらに日本が続く?

ポケモンGO公開4日で売上14億、ダウンロード数は750万を記録。さらに日本が続く?

引用始め
マーケット調査企業、Sensor Towerから筆者が得た情報によると、7月7日の公開以降、ポケモンGOは米国のみで少なくとも750万ダウンロード(iOSとGoogle Playの値)を達成。一日あたりの売上はiOSだけで160万ドル(約1億6,000万円)に達しているという。しかも、この数値は日を追うごとに上昇中だ。
引用終わり

アメリカのみにはなりますが、公開4日で売り上げも14億を超えたとの調査結果もあります。


Mobile Phone Gamingモバイルゲームの栄枯盛衰

ガラケーやスマホゲームなどのモバイルゲームにもこれまで色々な流行り廃りがありました。モバイルゲームは最初、SNS内でちょっと遊ぶために組み込まれたミニゲームでした。この時はガラケーだったので、プッシュボタンで行動を選択するタイプのゲームが多くありました。その後は、グリーの「釣り★スタ」、DeNAの「怪盗ロワイヤル」とヒットとなり、ガチャでのアイテム取得の機能やバトルによるアイテム争奪とコンプリートなどの流行がありました。その後、コナミデジタルエンタテインメントより「ドラゴンコレクション」がリリースされて以来は、キャラクターをカードイラストにしたカードバトルものが爆発的に増えました。

shutterstock_198019883携帯がガラケーからスマホに移行するにつれ、モバイルゲームの操作性も大きな変化がありました。そこでヒットしたのが今でも常にランキング上位に来ている「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」になります。それから3年以上が過ぎ、スマホ自身のスペックの向上により、より複雑なゲームも可能となり今ではフル3DCGのRPGも可能となっています。今のスマホの性能であればPS3のソフトも動かすことが可能との話もあります。ただ一方で「パズドラ」や「モンスト」移行、人気IPを使ったゲームやリズムゲームなどの上位ランクインがある一方、人気ランキングのゲーム性が大きく変わることがありませんでした。しかし、英語圏での「ポケモンGO」の爆発的なヒットを見れば固定化しつつあったスマホゲームにも大きな動きがあるのは間違い無いでしょう。

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「ポケモンGO」の大ヒットにより、間違いなく今後、Ingressのような位置を認識する機能と、ARを組み合わせたモバイルゲームは増えてくるでしょう。それはこれまでのモバイルゲームの流行の移り変わりから見ても明らかです。しかしながら結局、人気の出るタイトルというものは斬新なアイディアを最初にやったところか何かエッジを効かせたものです。ユーザーも何十タイトルも同時にやるということは時間的にも難しいですし、それに時間やお金などを費やしたゲームには愛着があり、なかなか別のものということは無いでしょう。今回の「ポケモンGO」は、斬新なアイディアに加え、ポケモンという世界的にも人気の高いコンテンツによって作られています。そのため、もしヒットを狙うのであれば、ドラゴンクエストやファイナルファンタジー、妖怪ウォッチクラスのコンテンツを利用し、かつポケモン世代を避けたようなもので無いとヒットは至難の技でしょう。もしくは「ポケモンGO」がポケモンのコンシューマーゲームの時に憧れていたような、「ゲームの主人公になって冒険したい」などの夢を叶えるようなゲームとなればヒットとなり得るでしょう。そういったい見でも今回の「ポケモンGO」のようなAR空間を使ったゲームはモバイルゲームの新たなジャンルとゲームの新たな可能性を切り開いたと言えるでしょう。

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