ゲーム CEDEC ゲーム開発者の為のイベント「CEDEC」今年のセッション一覧が公開!今年は何が話題に上がるか?

スクリーンショット 2016-07-11 12.03.30今年の開催は

記事を読んで頂きありがとうございます。今回の記事では、ゲーム開発者にとっての聖典ともいえるようなイベント「CEDEC」の開催について書きたいと思います。今年のCEDECの開催がいつになるか、皆さんはチェックしていますか?今年のCEDECは、8月の24から26日のスリーデイズです。徐々にセッションの概要も明らかになってきました。

これからCEDECに行こうかどうか、お悩みの方もいらっしゃると思います。今回は、CEDECの中でどんな演目があるのかについて書きますので、皆さんの参考になればと思います。

PSVR目玉になるのはやはりVR

今年のCEDECですが、スローガンがすでに発表されています。その名も「Now is the time」.2016年は特に、ゲーム開発においても新しい技術動向、新しいトレンドが生まれてきている年です。そんな時流を反映した言葉になっています。

特に今年の目玉になるのは、何といってもVRでしょう。今年は、GearVRやOclusRiftなど、主要なVRのハードウェアのリリースがつづいています。一般ユーザーの目にVRがお披露目されることで、どんなコンテンツがどのくらい好まれるのか、どんな問題があるのか、より現場に即した問題がいくつもあぶり出されてきています。

今年のCEDECのセッション表に目をやると、、、

・「VR体験を「自分ごと」と感じさせる導入演出、およびナラティブなVRコンテンツへの発展の考察」
https://cedec.cesa.or.jp/2016/session/GD/9345.html

→面白法人カヤック、原真人さんスピーカー。VRコンテンツを視聴する際に、立体視による現実感だけに終わらない、コンテンツへの導入(ナラティブ)をいかにするかという事について。

「前庭電気刺激」
https://cedec.cesa.or.jp/2016/session/AC/12154.html

→大阪大学准教授、安藤英由樹さんスピーカー。微弱な電流を内耳の奥の前庭に印加する事で,加速度感覚や角速度を知覚させる技術、「前庭電気刺激」について。臨場感を高める為の技術の動向について。

「視覚だけじゃない これからのVRシステム」
https://cedec.cesa.or.jp/2016/session/AC/5105.html

→東大講師、鳴海拓さんスピーカー。視聴覚以外の五感を活用したVRシステムのヒントおよびコンテンツ作りに関する知見について。

「VR空間内で「手」を使ったインタラクションを実現するための方法」
https://cedec.cesa.or.jp/2016/session/ENG/7649.html

→株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの松生 裕史さんスピーカー。
ハンドトラッキングコントローラにより取得したプレイヤーの「手」の動きから、どのようにVR空間内における自然なインタラクションを実現していけばよいのかを紹介。

・・・などなど、アカデミズムの世界から、開発者まで、多様な領域から「リアリティをいかに生成するか」というテーマに向けて、知恵を結集して行こうとするような現状が分かるような演目ばかりです。チューンアップを重ねていった果ての理想のVRを目指して、今年は熱く議論が重ねられて行くでしょう。

library scene illustration in flat designVR以外のテーマも充実

VR以外にも、かなり目を引くセッションがあります。UnityやMayaなどについての専門的なセッションはいつも通り充実していますが、今年になって特に目を引いているのは「AI、人口知能」についてのセッションが充実していることです。こちらは、まだゲームへの実装段階というよりは、理論的な話題が多く、VRほどにはゲームへの応用の道が示されていません。

また、現在のスマホゲーム業界を表すようなこんなセッションもありました。

大量外部発注時代を乗り越える為の発注方法
https://cedec.cesa.or.jp/2016/session/VA/8232.html

→株式会社サイバーコネクトツーの竹下勲さんスピーカー外部発注の経験が深い各会社が「外部発注のノウハウ(独自の秘訣)」、「クオリティコントロールをどのように行っているか」「今後のベストな形」について具体例を交えながら紹介するという内容です。

こよのように、常に現在のトレンドにしっかりと照準して、良質なセッションが展開されているのがCEDECです.今年は、VRや人口知能など、全く新しい領域も現れているので、足を運ぶだけでも刺激になるはずです。自分の中の情報をアップデートし、心機一転してゲームの開発に取り組むため、今年こそは足を運んでみてはいがでしょうか?