記事を読んで頂きましてありがとうございます。今回の記事は、スマホゲームのセカンダリ市場について書きたいと思います。「セカンダリ市場」とは既存のスマホゲームタイトルの運営を担う事業であり、近年はスマホゲームの全体的なボリューム増に伴って重要性を増してきた市場です。日本人のスマホゲームユーザーは、気に入ったタイトルがあると、比較的長期にわたってそのゲームを遊び続け、課金をしつづける傾向があるといわれています。人気タイトルを開発した会社と同じくらいの熱量で運営し、常に新鮮な体験を与え続けるセカンダリ事業は、ファンにとっても必要な事業です。
さて、今回の記事では、そんなセカンダリ事業の雄、「株式会社マイネット」について取り上げたいと思います。マイネットは国内でも最初期にセカンダリ事業に参入し、ポジションを作ってきた企業ですが、最近創業7周年を迎え(おめでとうございます!)、ますます勢いを増しています。ゲームのセカンダリ市場を牽引するマイネットは現在はどのような動きを取っているのでしょうか。
マイネットは、7月1日、新規レーベルを発表しました。「PARADE」というこのレーベルは、マイネットの運営タイトルに関せられたレーベルです。所属タイトルには、「戦乱のサムライキングダム」や「神界のヴァルキリー」など、全21タイトル(2016年7月現在)があります。マイネットのホームページでは、「PARADE」のコンセプトについて、こんな風に説明しています。
長く続くお祭りのPARADE、そこに続々と参加していく笑顔の人々。このように、「PARADE」という名称には、“長く、ワクワクする空間を提供する”という意図を込めています。スマートフォンゲームに「PARADE」が冠されることは、ユーザーの皆様が遊んでいるタイトルが、より長く楽しめることを意味します(マイネットHPより引用)。
PARADEでは、単にゲームの運営をするということに終わりません。サービス終了時に伴って、大団円になるように特別な演出をするなど、遊ぶ人が最後までゲームに愛着を持ち楽しめるような仕掛けをするなど、ゲームサービスの提供者としての付加価値を追求することが「PARADE」のブランド価値になります。
ゲームのセカンダリ市場について確認してみましょう。ゲームのセカンダリ市場は右肩上がりに伸びており、株式会社シード・プランニングのデジタルインファクトが行った調査によると、2014年の市場規模は47億円と推定され、2017年までには1000億円以上の市場に成長すると見られています(左図参照)。
運営委託のスタイルにはタイトルを丸ごと買い取って運営するスタイルと、運用益についてもシェアしつつ協業する2つのスタイルがあります。どちらのスタイルになるかは事業者によります。
今がチャンスのセカンダリ市場
弊社ビ・ハイアにも、最近はゲームの運営案件のご相談を頂く機会が多くなってきました。SAP企業が社内の開発リソースを新規タイトルに回すために、既存のタイトルを外部に委ねたい、というケースが多いです。こうした案件の中には、ランキング上位のタイトルも多く、条件次第では収益に繋げやすいものが多いのも事実です。
運営案件は、比較的長期にわたって運用益を出し続けることが出来るので、これから会社を一段成長させたい、と考えている企業にとってもオススメすることができます。
運営案件を受ける上では、当然のことながら開発リソースが揃っている必要があります。しかしより重要になるのは、適切なゲーム開発の運用施策を打つことのできる運用プランナーの存在です。
こうした人材は絶対数が少なく、採用するにも一苦労・・・なので、そこで踏みとどまってしまう企業も多いのですが、そこで諦めてしまうのは勿体ない!実際には運用の経験が無かったり、運用の実績のあるプランナーがいなくとも、開発リソースが揃っており、条件面で双方に合意があれば、発注に至る可能性は充分にあります。運用の出来る体制が十分にある、ということを説得力を持って示せれば良いのですから。
運用案件を自社でハンドリングできるようになれば、会社としてのレベルを高めることができます。マイネットはこの市場において既にシェアを獲得していますが、まだまだ入る込む余地のある市場であることには違いありません。今は運営自体が未経験であっても、会社としてこんな開発会社にしたい、というイメージが出来たのなら、是非運営案件も視野にいれてみてください。これからセカンダリ市場に参入していく上で、マイネットさんのようなブランディングは一つの参考になるでしょう。
弊社ビ・ハイアでは、スマホゲーム業界では日本一のネットワークがあります、これから運営案件を探して行きたい、と思ったのなら、一度私たちに相談をしてみてください。御社のお手伝いをさせていただきます。