業界に入る前の関門が広い方がいい
今回は企業担当者さん向けに書きます。実際上位に席巻してはおりますがもう一つ伸びて欲しいが本音ではないでしょうか。プログラマーという職種は以前ラクジョブに書いた通り中々人が集まりにくい職種となっております。そこで今回一つ提案があり記事を書かせて頂きました。それはプログラマーという職をもっと価値のある存在として情報を発信するという提案です。憧れの職業に入ってくることはパイが広がり更に選択肢が広がるということです。人が動くのはカッコよく、可愛いなどの様な外部的な要因による社会的欲求を満たす見せ方が適しています。それはITプラスカッコイイは一時期ありましたし、ITプラス稼げるもあった様に人の欲求に働き掛ける見せ方はとても効果的です。そのお陰もありSEという人口は増え続け今もその影響は受けて上昇の一途を辿っております。
使える人材だけが育つ育たないは置いておいてです。一時期のブームほどではありませんが、プログラマーなら食える(バリューがある)という見方をしている人が後を絶たないからこそエンジニアを希望しています。使える人材を欲しいという会社にとっても有効な話です。企業側は言ってみれば強者側ですから選択の余地があります。増やすだけ市場を増やし選べる様にしておくことで人材は上から下まで幅広く広がります。1、2人足りないからその時どうしようとなっても市場を探れば直ぐに出てくる、そんな環境を構築することでプログラマー不足は真の意味で解決へ向かうと思います。職種を欲しいというのもそもそも母体がいなくては話になりません。ですから、今回はその辺のブランディングに関して一つ書いていきます。
バリューの見せ方
プログラマーという職種は必要そうだけどランキングに上がってくるまでではありません。先にお伝えしておくとゲームクリエイターは幅広いのでプログラマーに絞っていきます。小学生のなりたい職業ランキングを見てみると上位を占めているのは冒頭で伝えた様なカッコいい、可愛い、テレビでよく見かける、自分が日々行う中に出てくるなどでしょう。ゲームクリエイターは入っていますが、1位ではありません。運動会で1位を取るのと3位を取るのとでは表彰台は上がれてもそこには大きな壁があります。自分自身の満足感は大きな物ですがその満足感ほど世間は歓迎してくれません。経営戦略においても1位とそれ以外では大きな差があるのと同様です。やはり、プログラマーを1位にするは課題です。小中学生が選んだ動機はやりたいだと思います。仕事はやりたいことで選ぶ、私もその考えで良いと思います。
ただ、自分がプレイしている様なゲームを作る仕事→ゲームをプレイしているみたいに楽しそうが動機として弱いと思います。と同時に、選んでいる動機に対してプラスアルファをしていくことにヒントがあると思っています。プログラマーと括ってしまうと少し範囲が狭まりますが、コンピューターと人間を翻訳する仕事、こういう見せ方だとどうでしょうか。これから人類は人工知能やAIと共存していきます。必然的に開発出来るエンジニアは不可欠ですが、家庭や市場に降りてきた時には翻訳されていますのでiPhoneでソースコードを打って使用している人がいない様に必要ありません。その前段階で翻訳者は必要になります。時代にも合っています。
政府も推進
こちらの画像は昨日の読売新聞の記事です。記事の内容は国が正式にハッカー育成に力を入れるという記事でしたが、今までエンジニアの育成に関して力を入れていなかった部門へ力を入れ出すので大きなことです。プログラマーとハッカーは違いますが、機械の中に入れるのはプログラマーさん達だけです。今までサイバー空間への対策を立ててきていませんでしたので本格的に力を入れ始めた、そんな所でしょう。これはチャンスだと思います。海を渡れば人工知能の開発に何百兆円と注ぎ込んでいる国がありエンジニア育成に対しても余念がありません。私は色々あり少しならソースは読めますが、普通は読めません。その人たちを助ける様なヒーロー像を植え付け、さらには稼げる、モテるなどの価値を付加し見せていくことで元々のパイを増やす行為になると思います。
翻訳者と言うのも機械語を人間の言葉へ翻訳することが出来ない人からしたら凄いねという話です。この凄いねをエンジニア業界全体で推進し世間にPRすることでなりたい職業ランキング1位と言うのも起きます。LPや企業HPなど今はマーケットへアプローチを掛ける前にブランディングで世間へ周知し幅広くファンを増やしく方法が主流となっています。そこへ上手く乗ることでプログラマー不足も解消されていくのではないかと思い記事を書きました。記事の中でも触れたことですが、プログラマーが増えることは日本全体にとっても良いことです。日本版OS開発や有事の際にサイバー空間で戦える人材が揃っている。これは国として大きな資産にもなると思います。本音を言えば政府がお金を出し、電通と博報堂にPRしてもらい広く普及していかせることですが、現段階ではそこまで運んでおりませんので何かのキッカケを生む必要があると思っています。その一つになりたい職業ランキング1位獲得があると良いのではないでしょうか。