新彫刻「水の惑星」披露
これからの時代求められるのはクリエイト出来る、クリエイターです。頓知の様でややこしいですが、簡単に言えば世の中に価値を生み出せる人間が求められているということです。Appleが作ったiPhoneやMicrosoftが生み出したWindowsしかりです。イノベーションが生まれることで新たな市場が生まれることは経済という観点から見ても当然のことと云えます。私たちが帰属するアニメゲーム漫画業界においてもクリエイト出来る人間に需要が当たるのは間違いありません。
そんなクリエイト産業と言われるアニメゲーム漫画業界において新たなマーケットのチャンスになるであろうVR産業を組み合わせてお送りします。VRのメリットは挙げるとキリありませんが、デメリットを一つ挙げるとすれば「リアルタイムではない、インタラクティブではない」ことが挙がってくるでしょう。もし、この記事を読んでいる方でそんなVRをどうやって事業展開していこうかお考えになっているのでしたらこの記事で次のマーケットを是非掴んで欲しく思います。VRは多面的な視点で捉えるとメリット、デメリットが複合的に存在します。その全てを解決出来る、そんな策を披露します。
新たな市場開拓
映像業界といえばCM、映画が一番に思い付くと思います。現時点で積極的に展開されている様に見える建築業界もCM、映画の規模と比べるとまだまだ後進を辿っている感は否めません。そこの第一線で展開されているモノは以前は3D技術でしたが、ここから本格的に参戦していこうと踏み出しているのがVRです。制作会社さんに話を聞いた際にVRと通常の映像で何か違うのかと聞いた際に仰っていたのは「特に変わらない。けど、360度の映像が必要なためにそこは研究する必要がある」ということです。
何が言いたいかというとこの会社さんの発言を鵜呑みにすれば現在の技術を生かして市場を写すことが出来るということです。市場はニッチな所を狙うほどオタク的な広がりで支持されますのでニッチな市場をまず初めに見付ける必要があります。市場というと少々大げさに聞こえますが、要するに困っている所を見付けた解決します。
VRは原子力発電所で使われていた
元々VRというのは人間の手には届きそうにない範囲を映像によってカバーするために90年代には完成していました。原子力発電所で常用されていたのはその例と呼べます。外側には近付くことは出来るが、コアな部分までどうしても行き届きません、そんな時に中を調べる際に役立てていたそうです。原子力発電所の映像を作り出す方法は設計図を元にして映像を組み立ててあげていきます。それこそ細部にミスがあったら意味をなしませんから慎重そのモノです。
とはいえ、今ほどのコストで作れませんでしたのでアニメゲーム漫画業界だけでなく、民間での実用は長らく閉ざされておりました。そこをこじ開けたのが現在のVRブームです。ですから、VRは見ることに特化しています。見るというよりも、観るに近いかもしれません。市場を見付けようとする時に大事なのはここだと思います。こことはつまり、どこなら役に立てるか、です。
では、どこなの?という話ですが、美術館や観ることを主とした施設です。作品というのは時代を通して超えてみても例え何千年という時を重ねていてもその美しさは色褪せることなく輝きは放っています。一つの作品を見る度に色々な背景を感じられるのは人間特有の娯楽の一つとも言えます。私はこの世界とVRは相性は良いと考えました。見学というのは一人っきりで究極的にはするモノですからインタラクティブである必要もありません。静かですし、集中してみられます。VR自体の使用時間に制限もありますが、あくまで自宅や施設外で運用するのであればどんな所かを疑似体験するだけで大きく役立ちます。現にマンハッタンではネットでバーチャルツアーが出来る様な仕組みを作りお客さんを招いているそうです。今は言わずもがなインターネットの時代で、どこにいても繋がれ、どこにいても観ることが出来ます。それこそトイレの中でも…そんな時代の潮流に合わせた展開をするのであれば観ること主とした施設への展開是非検討してみてください。
私自身一度恐竜の映像でVRを体験させて貰いましたが、美術や観ることを主とした施設とは相性が良いなと感じます。映像自体もリアル性が増すため圧巻の迫力です。例えばアニメ作品の立体人形が映像の中でのみ体験出来ますといえば映像にも行きますし、他の作品についても実際にこの目で見て見たいとなった人が詰め掛けるでしょう。VR元年と言われて二の足を踏んでいる会社さんも市場を見付ければ大発展の可能性はあります。そんな市場を大きく勇んで踏み出して欲しいと思い私のアイデアを提案させて頂きました。乗り遅れない内に先行者利益をいち早く掴んで頂けたら幸いです。