アニメゲーム漫画業界就活シリーズ・・・で私が伝えたい事

新卒向けシリーズを書いています

こんにちは、平田です。現在私はラクジョブを見てくれている学生さんに対して「アニメゲーム漫画業界就活シリーズ」と銘打って不定期コラムを連載しています。履歴書の書き方、自己PRのコツ、面接での最低限のマナー・・・などなど。新卒を採用する会社さんは、そうは言っても多くありません。殆どの会社さんがどうしても中途で採用したい、というご相談をしにいらっしゃいます。それでも新卒向けにコラムを書くのは、その裏にどうしても「クリエイターを目指す人達」に伝えたい事があるからです。私もかつては新卒であり、今では彼らを選ぶ立場になりました。そうして始めて気づくのは、就活というものの不自然さ、企業の疲弊具合です。選ばれる方も疲れるけれど、選ぶ方だってかなり疲れる。私はこのコラムを通じて少しでも企業側のみなさんの疲弊を取る事が出来ればと思っています。

【アニメゲーム漫画業界就活シリーズ】会社のHP以外から会社を知る方法

 

【アニメゲーム漫画業界就活シリーズ】大手より中小企業を狙った方が得な理由

Fotolia_89394153_Subscription_Monthly_M恐ろしい履歴書の山

私がこの会社に入り、仕事に慣れ始めた頃に新卒採用の履歴書を見る機会がありました。当時は「アニメゲーム漫画業界が好きな方募集!」というような内容で募集していたため、小さい会社ながら毎年2,000以上の応募が来ていました。しかし、その履歴書を見て絶句しました。「まともな履歴書」が私の想像以上に少ないのです。以前もどこかで書きましたが、「読めない」「写真が不気味」「鉛筆書き」その他常識外れな履歴書が何枚もありました。大半はまともなものとは言え、珠玉の履歴書と呼べるものは少数。自己PRもいちいち読んでいられない。私たちのような少人数の会社でこれなら、他の会社さんは一体どれだけ大変なんだ・・・?!と途方に暮れたことを覚えています。

People who are seriously conference新卒は「社会人力」が足りない

その後新卒の採用やインターンを指導したり、人材と直接話すようにしながら気づいていったのは、新卒の「社会人力」の少なさです。お金を払って授業を受ける、という立場で今まで人生を過ごさざるを得なかった人達が、お金をもらってお金を稼ぐ、という真逆の立場について深い理解を持っている例は少数でした。というかほぼ皆無でした。その都度「価値を出すとは」ということについて考えてもらったり教えたりということを行いましたが、普通の社会人であれば本来は身につけているべき知識と能力・・・しかし私だって新卒当時、果たしてそんなことわかっていたかと言えば答えは悲しくも「NO」です。先輩のみなさんが一生懸命教えてくれたのです。とはいえこんなことをいちいち毎回教えられるというほど新卒に向かい合う時間が豊富にあるわけではない会社もこの世の中には数多あります。結果として新卒が「金食い虫」になってしまっても、それは会社のせいとは言い切れません。学生も社会人というものに対して本来は知識をつけるべきなのです。

Fotolia_99119858_Subscription_Monthly_Mラクジョブは単なる求人サイトでありたくない

ラクジョブって何ですか?と聞かれる度、私は「求人広告サイトです。アニメゲーム漫画業界のリクナビみたいなものですよ」と答えています。しかし、本当はただの求人広告サイトであってほしくないと思っていますし、私もそうするつもりはありません。ラクジョブはせっかくアニメゲーム漫画業界を目指す全ての人が見てくれているのだから、その業界に入る人達に必要な知識を与えられる存在、少しでも業界に入る前から業界を良く出来る様な媒体になりたいと考えています。最近こうやって文章が毎日上がってゆくのはそのためですが、それも何も考えないでも読めるような文章ではなく、読んだ後に何かを考えざるを得ないような、完璧な答えだけが存在しているわけではない記事を心がけてゆきたいのです。唯一の媒体である事は、同時に大きな責任があります。就職する人、転職する人が通過してゆく場所であるならば、彼らの向かう先にも良い影響を与えたいというのが私たちの思いです。

新卒のみなさんに伝えたい事

私は就活時代、随分と苦労しました。氷河期時代だったからというのもありますが、それだけではなく私自身の社会人力が足りなかったのです。しかしそれについて教えてくれる場所はありませんでした。もちろん自分で学んでゆく事が一番ではありますが、きっかけがあることは悪いことではありません。私の様に苦労する就活をしないためにも、そして最終的に会社も人材も喜ぶ就職が決まり、業界が良くなって良い作品が作られるためにも、私は新卒のみなさんに対して記事を挙げ続けて行きたいと思います。新卒でいられるのは一生のうち一度だけです。その二度と来ないチャンスを最大限に活かすためにも、ラクジョブを有意義に使って下さい。