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2016.03.28 アニメゲーム漫画業界 即戦力の求人採用を注意点 転職者を辞めさせないために必要なこと

アニメゲーム漫画業界では、求人採用の際に「即戦力」を求める会社がほとんどです。実際、求人募集要項を見ても、「業務経験3年以上」「業界経験5年以上」という文言がほとんどです。しかし、即戦力を求める会社ほど人は辞めやすいです。

Selected employee即戦力=育てるコストがかからない

なぜ企業は即戦力を求めるのか。その理由は、即戦力であれば、養育コストがかからないからです。新卒や未経験の場合、採用から一人前になるまでどうしても養育コストがかかってしまいます。「3年は辞めるな」と多くの会社で言われますが、その「3年」がいわゆる損益分岐点です。3年間働いた人材であれば、一人前、即戦力の太鼓判を押されて会社を選ぶ幅も広がるということです。

企業、採用側からすれば、養育コストは払いたいものではありません。養育コストを払ったとしても、返ってくるものは何もないからです。だったら、雇い入れた時点から黒字化する人材を雇った方がいいと論理的に判断します。また、クライアントからの受託をメインにしている会社であれば、クライアントの求めるクオリティを出せない人はそもそも案件に携わることができなくなってしまいます。そうなると、即戦力であることが採用の最低基準になってしまいます。

suspicious secretary did found something on her l即戦力の求めるものが提供できるのか

先ほども書いたように、企業は即戦力を求めています。しかし、それは特定の企業だけが求めているのではなく、業界の全企業がライバルとなります。その中には、任天堂やソニー、スクエニ、ガンホー、コロプラなどの大手企業もその対象になります。スクエニさんの求人採用ページでは、どのタイトルの開発プロジェクトで、どんな人が求められているのかも詳細に提示させています。

競合他社がこぞって欲しがる即戦力に対して、自社ならではのユニークポイント、ウリを提示することができなければ、即戦力レベルの求職者は振り向いてくれません。そこで多くの会社は、大手メーカーと競って勝てるポイントがないことに悩んでしまいますが、全ての人がメーカーに行きたがるわけではありません。むしろメーカーの環境が嫌で、中小企業で伸び伸びを働きたいという人もいます。自社の特徴を正確に細かく書いていくだけでもそこに魅力を感じる人は必ずいます。

shutterstock_243858466即戦力は雇った後が大切

即戦力を採用することは難しいながらも不可能ではありません。しかし、大変なのは、採用した後にその人に働き続けてもらうことです。転職する人が、必ず何かしら達成したいことがあって転職します。それは例えば、人間関係かもしれないですし、給与かもしれないですし、仕事内容かもしれません。とにかく何かしら耐えられないことがあったから転職を決意するわけです。もちろん転職先の企業にはその解決を求めるわけですが、転職先の会社でも同じような問題が発生した時に、また転職という方法で問題を解決しようとします。

また、さらに問題なのが、それまでの問題が解決されても、また更に新しい別の問題が発生した時にも転職という手段を用いようとする点です。一度でも転職を経験した人は転職に対する抵抗が薄れます。よく「転職グセ」とも言われますが、転職になれてしまった人は、転職を繰り返す確率が高くなります。なので、転職で入社した人に対しては転職した後の環境の整備も大切になります。

shutterstock_315145106叶えたいことを叶えられる環境が大切

とは言え、転職入社の即戦力人材に全てを合わせることはできないです。必ず折り合いがつかない部分も出てきます。そこで発想を転換する必要があります。問題のない環境ではなく、問題があっても辞めない環境を用意することが大切になります。つまり、即戦力人材が働き続けることで得られるものを提供することが必要となります。それは、更なるスキルアップかもしれませんし、キャリアアップかもしれませんし、給与アップかもしれませんし、労務環境かもしれませんし、人間関係かもしれません。

即戦力はどうしても今あるスキルのみを基準に求められがちです。企業からしたら採用できて働いてくれるだけで満足かもしれませんが、即戦力人材は必ずその先を求めます。そこにどれだけコミットできるかが企業の腕の見せ所です。弊社の求人サービス「ラクジョブ」はあくまで採用を支援するサービスですが、採用していただいてその人が成果を出して初めて意味あるサービスと言えると考えるので、今回は採用のその後の話をさせていただきました。ぜひ参考にしていただいて会社の成長をさらにスピードアップさせてください。

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