ゲーム「UNO(ウノ)」のリニューアルから見るソシャゲカードバトルの新たなアイディアとは

「UNO(ウノ)」といえば、世界中で最も遊ばれている定番のカードゲームの一つです。発売からすでに45年もたっているとともにリニューアルもなかったことは驚きでした。今回は、UNOのリニューアルと日本のトレーディングカードについてです。

超定番カードゲーム『UNO(ウノ)』が45周年を迎えて初のルール変更!マイルールで遊べる白いカードを加えて、3月中旬発売!!

https://www.famitsu.com/news/201603/10101115.html

引用始め
UNO(ウノ)は1971年に、米オハイオ州にある理髪店のマール・ロビンス氏が考案し、毎年5億枚以上印刷されている、世界で最も愛されているカードゲームのひとつです。このたび、発売45周年を迎え、これまでいただいていたユーザーの皆様からの声を反映し、また新たなカードを追加して、発売以来初めてのルール変更をおこないました。
引用終わり

getWildフルリニューアルの概要
今回のフルリニューアルで大きく変わったのが、3点あります。

1つ目が、フルリニューアルにおけるカード&パッケージデザイン変更になります。これまでのポップさに加え、カードとしても見やすいようにデザイン変更したとのことです。

2つ目が、「とりかえっこワイルドカード」追加(1箱に1枚)です。こちらのカードの効果は、指定したプレイヤーの手札全てと自分の手札を総取り替えできるカードです。各箱に1枚しかないのでもし手札にあれば、あえて上がりづらいカードのみを残し、終盤で上がりやすそうな人に対して発動し、一発逆転が狙えるカードになります。

3つ目が、「白いワイルドカード」追加(1箱に3枚)です。自分たちでルールを書き込むことができ、自由度の高いカードになります。先に紹介した「とりかえっこワイルドカード」のカードを増やすでもいいですし、何かの罰ゲームをすることによって手札を減らしたり、相手にドローさせたりなどいろいろなことができますね。それに鉛筆で書けば、ゲームごとに毎回、そのルールは変えることができるのでゲームの戦略性だけにとどまらず、面白さも加わった印象になります。

一番を示すビジネスマンシンプルだからこそ長年愛されるカードゲームに

長年愛されるカードゲームといえば、他にはトランプですよね。そしてどちらにも共通することが、シンプルなカードということです。UNOであれば、0から9までの数字のカード、それが4色あり、加えてドローや、スキップ、リバースなどの特殊なカードです。トランプに関しては、1から13までの数字カードが4種類とジョーカーがあるのみといたってシンプルな設計です。しかしそれゆえに、子供から大人まで気軽に遊ぶことができます。それに、シンプルだからこそ、カードの解釈を多少変えたローカルルールやトランプのような独自のゲームをいくつも自分たちで作ることできるのは、シンプルなカードゲームだからこその楽しみですね。

shutterstock_92887822ソシャゲカードバトルではあまりないのでは

今回のリニューアルにより、プレイヤーがルールへ関与できる要素が大幅に増えたことにより、プレイヤー自身がルールを作るという楽しみを増やすことができたのではないかと思います。この観点から考えた際、違った方向性でカードゲームを作っていったのが、ソーシャルゲームのカードバトルものです。基本的にソーシャルゲームのカードバトルは、トレーディングカードゲームのような方法で運営されています。基本となるルールがあり、それに従ってカードを集めます。そして追加の効果などをどんどん増やして自分のデッキを強くしたり成長させたりというものです。ただこの場合だとどんどん新たなカードを追加していく必要がありますし、カードの効果を増やせば増やすほどバトルが複雑になったり、前に出したカードへの干渉が多くなったりと初心者がやりづらいゲームになっていくのではないでしょうか。逆に、シンプルなカードの組み合わせとプレイヤーがある程度ルールを決めることのできる自由度の高いソーシャルゲームのカードバトルものがあれば喜ばれるかもしれませんね。

売上アップの相談、ラクビジの問い合わせは下記からどうぞ

toiawase-1024x226-1