今回の記事のテーマは、「コンテンツマーケティングを任せられる人材はどこにいるのか？」という話題です。すでに何社かの会社さんから同様の質問を受けているので、記事にさせて頂きました。
必要性に気づいているのにどこもやらない理由
この「ラクジョブ新聞」の運用が始まってしばらくたちますが、最近ますます「コンテンツマーケティング」の重要性は認知され始めています。訪問先の企業様でも、「人材派遣のビジネスをやっているので、登録会員を集めたいのでコンテンツマーケティングを始めたい。」でや、「イラスト制作をしているのだが、最近なかなか仕事に恵まれない。もっとホームページを充実させて押し出しを強くし、案件がどんどんくるようにしたい」など、情報発信の重要性を口にする企業が目立ちます。
しかし、皆さんの周りを見渡して、「定期的に、大量の良質な情報を更新している」企業はみあたりますか？おそらく存在しないか、いたとしてもごく少数だと思います。10社の会社があれば6〜7社は情報発信の必要性に気づいているが、10社のうち実際に取り組んでいるのは1社あるかないか。現在はそういう状況です。コンテンツマーケティングに取り組みにくい最大の要因は、ズバリ「やってくれる人がいない」ということにつきます。ライターに外注すれば低いコストで記事の制作をしてはくれますが、記事の質を高めることには向きません。なぜならアニメやゲームや漫画業界の内部的な事情に明るく、しかも文章力の伴っているライターというのはなかなか存在しないからです。ライターに外注した場合、文章としておかしく無い記事は期待できますが、その会社にしか出せない情報や、業界についての鋭い分析など、「質の高い情報」になっていないと肝心のブランディングが達成出来ません。
必要になるスキルは何か
コンテンツマーケティングを運用する上で、必要になるものとは何でしょうか。
大きく分けて、それは二つあります。一つは発信するものについての知識量です。このラクジョブ新聞では、主に求人と営業代行の運営を通じてストックしてきた現場の開発会社の情報を柱に分析や考察をした記事を発信する、というスタイルをとっていますが、こうしたスタイルをとれるのはこの業界において長くビジネスをやってきているからです。最も情報としてインパクトが強いのは現場の人間にしか分からない「一次情報」なのです。したがって条件の一つは、「アニメゲーム漫画業界において職歴のある人」ということになります。
もう一つの条件としては、「文章の構成力・編集力があること」です。いくら現場についての経験や知識が豊富であっても、それを読み手に対して分かりやすく整理し論理的に伝えることが出来ないと水の泡になります。Googleに置ける検索順位は、文章の論理性や客観性とも強く相関があるため、情報量の豊富さだけでは良質なコンテンツにならないのです。
※参考記事
SEO Googleが喜ぶ質の高いコンテンツとは？
専門家はどこにもいない
上に述べた両方の要素を掛け持っている人材はどこにいるのでしょうか？答えは「どこにもいない」です。ゲームやアニメの業界でディレクターをやったことのあるような経験ある人がいたとしても、文才があるとは限りません。仮に文才があったとしても、業界について詳しいとは限りません。もし両方を兼ね備えた人材がいるとすれば、その人はファミ通でレビュアーをしていたり、CGWorldで記者をやっていたりすることでしょう。つまり、そのくらいコンテンツマーケティングのハードルは高いということです。
専門家がいないなら、自分が専門家になるしかない
専門家は外に探してもいません。そこに気づいたら、自分が専門家になるしかありません。文章の力は毎日書き続けないと向上しません。この記事を読んでいる方であれば、アニメゲーム漫画のどれかの業界で働いている人だと思います。自分が努めている会社が続いているということは、何かしら社会にとってニーズのあることを提供しているはずでず。それは何なのか、今一度確認して文章にして見てください。それを続け、記事のレベルを向上させ「専門家」の記事にしていく最短ルートです。
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