ゲーム業界・遊技機業界あるある 炎上案件しか相談が来ない 条件も納期も厳しいけど仕事がないから請けるしかない

こんにちは。ビ・ハイア株式会社の松村です。今回は、ゲーム業界や遊技機業界で炎上案件しか来ないという会社に向けて話をしようと思います。

shutterstock_313276130損をする会社は徹底的に損をする

ゲーム業界、遊技機業界は縦構造の業界です。メーカー・パブリッシャーを頂点にして、元請け開発会社に丸請けで受託開発が発注されます。ゲームのクレジットで「販売:○○ 開発:××」という表記があるのはそういう意味です。

例えば、DMMの大ヒットゲーム「艦これ」も角川ゲームスの開発ですし、「刀剣乱舞」もニトロプラスの開発です。そして、元請け会社の開発の一部が孫請け会社に発注され、そのさらに一部がひ孫請けの会社に発注されています。もちろん横のつながりで協力しながら案件を消化していく構造もありますが、基本的には上から案件が流れてくるのをこなすしかありません。そしてもちろん、メーカー・パブリッシャーに近くなればなるほど、支払いも良くなり、売上も上がり、経営も安定します。そして下請けになればなるほど、条件も厳しくなり、納期も余裕がなくなります。

では、なぜ下請けの会社は下請けのままなのか。それは一言で言ってしまえば、メーカー・パブリッシャーに知られていないからです。実際の中身のコンテンツは元請け会社であろうと下請け会社であろうと担当していたことに変わりはありません。下請け会社はもちろん自分たちの作っているコンテンツがどこのメーカー・パブリッシャーのものかはわかっていますが、メーカー・パブリッシャーが知っているのは元請け会社かよくてもその一つ下の会社までです。知られていないのであれば、当然直接発注されることもありません。

shutterstock_258863150メーカー・パブリッシャーからの大型受注に必要なこと

ただし、いくら下請け会社が実際の中身のコンテンツを作っていたとしても、その会社が開発工程の一部しか担当できないのであれば、当然発注される可能性は低くなってしまいます。ゲームの開発を発注するのであれば、ゲームの企画から開発までワンストップでできる会社が求められますし、遊技機の開発を発注するのであれば、遊技機の企画から発注までワンストップで可能な会社に発注したいと思います。

社内でその全てをワンストップでできる必要はありません。企画が苦手な会社であれば、企画が得意な会社組むこともできますし、グラフィックスの大量生産が必要であれば、グラフィックスの協力会社に外注することもできます。つまりは、開発全体をディレクションできることができるかどうかが最大のポイントです。

では、全体のディレクションができない会社はどうすればいいのか。一つは、ディレクションができるような人材を採用することです。もちろんそれだけの人材は簡単にはつかまりませんが、それゆえに体制を整えられた時のメリットは大きいです。もう一つは全体のディレクションができるような制作会社協力関係になることです。このときはなるだけ小規模でディレクションに特化した会社で、社長自身がメーカー出身で開発の全体像が分かっている人が好ましいです。大きな会社になってしまうと自分たちが一外注先として取り扱われてしまいます。それよりも小さめでディレクションメイン、開発は協力会社と、というスタンスの社長と仲良くなっていく方が、より横並びの協力関係になれますし、実際の仕事ぶりも学ぶことが多いです。

shutterstock_303692936何はともあれ、まずはコネクション

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