クリエイターのミスマッチを減らしたい
記事を読んでいただきありがとうございます。弊社は、アニメゲーム漫画業界の会社さんとクリエイターさんの架け橋となり、企業とクリエイターさんをお繋ぎするお仕事を行っています。なぜ繋ぎ役を担っているかといえば、企業側とクリエイターさんが求めているニーズが食い違った際に発生するミスマッチを減らしていき、その浮いた時間を作品作りへ当てて欲しいと考えているからです。
そこで今回はミスマッチを減らし、ニーズがしっかり合う人を採用してもらうためにはどうしたら?ということを書いていきます。アニメゲーム漫画業界の企業とクリエイターのミスマッチが減り、少しでも作品作りに時間を充てられるようになれば幸いです。
男女関係と似ている?
この見出しを読み「えっ!恋愛と何が似ているのだろう?」そう思いですよね。順を追って説明していきます。私たちは毎朝本を読むことを日課にしており5:30に出社し、読書をし、それから仕事というルーティンになっています。その時に読む本は自由で自己啓発やら、社会情勢やら、恋愛本やら何を読んでも良いことになっています。私は今朝、とある恋愛本を読んでいたのですがこの時ふと思いました。「あれ…恋愛と採用は似ているな…。」
と言いますのも、恋愛本というのは男性、女性向けが両方存在しています。そして、求人広告や採用担当者向けの本や就活中の学生向けの本、企業向けと就職、転職したい人向け本なども互いに出回っています。どちらへもニーズがあることが分かっていながら、お互いに迷路に迷い込んでいるという部分が凄く似ていると私は感じました。後ほど解決策についても話していきます。
試しにGoogleへ「採用 方法」というキーワードを打ち込みますと
「採用 方法」を打ち込んでいる人が求職者ということはないと思いますので、恐らくは人事担当さんが悩みに悩んでキーワード検索を掛けたことが想定されます。その証拠に、画像を見てもらうとサジェストキーワードには「優秀な人材 採用 方法」や「新卒 採用 方法」が並んでいることが確認出来ると思います。私自身も本当に人事担当者が調べているかな?と気になり検索を掛けてみましたが、最初にヒットした優先度高い記事は採用を考えている人事担当者向けの内容でした。数としては約 61,800,000 件ヒットします。
反対に「就職」「転職」などのキーワードで検索を掛けますと、志望動機、面接、自己PR、失敗、決まらないなどがサジェストキーワードへ表示されます。念のためにサジェストキーワードについて説明しておきます。簡単に言えば、関連で検索されていることが多いキーワードをGoogle側が「コレじゃない?」と提案してくれるモノのことです。よく分からないという方は試しにGoogleへ一つワードを打ち込んでみて下さい。実践した方がより理解し易いと思います。
つまり、何をお伝えしたいのかというと、これだけのボリュームがGoogle内にあり、企業側と求職者側でお互いに何か良い方法ないかな?と探している状況ということです。これは正に男女関係と一緒だよね?ということです。
恋愛と採用と求職者
恋愛本には男女それぞれに向けた本があります。ということは、それぞれがそれぞれにニーズをあることが分かっていながらお互いに本を読み勉強し合っています。客観的に見ると「なんとも…」という状況です。私は最後まで実践したことがないためハッキリと申し上げられないですが、本屋さんへ行った際、本を読んでいる異性に向かって話し掛けるのが一番答えを知るのに手っ取り早いのではないかなと思います。
本屋さんの恋愛コーナーで勉強している子に向かって「あなたのことを良いなと思ったのでお茶しませんか?」と聞けばYes、Noは知れます。結果がどちらになったとしてもです。だた、結論から申し上げると、お互いにそれは出来ません。私自身やろうと思いましたが、途中で断念した口なのでその気持ちは本当によく分かります。ここが採用と恋愛が似ていると感じる所ですが、お互いに「好き」「こういう人を求めています!」と言えない故に、ミスマッチが起きてしまっています。恋愛の場合は声掛けないと恋人を作りすら困難になりますので、それ以前の問題だとは思いますがそこは置いておいて下さい。
実際、アニメゲーム漫画業界の社長さん方にお話を聞くと大抵が自分のニーズを伝えていません。そればかりかHPを見ても「結局どんな人が欲しいのか?」と疑問を抱くような作りです。口を真一文字に結び、淡々と情報を何も発信せず「良い人がいたら欲しいな〜」という態度です。これで良い人が取れたら苦労はしません。口では「良い人がいたら…」という態度でも、裏では積極的にクリエイターさん達との会合に参加しそこで仲良くなって…という方もいらっしゃるので一概には言えないと思いますが、言いたいことは口に出さないと誰にも伝わらないという事実は理解頂けると思います。
解決策は?
何となく結論は見えたので察しはついていると思いますが、改めて書きます。その答えは、上手く採用を進めたいなら「思いを伝えること」です。これ以外に解決策はありません。ニーズをしっかりと配信し、お互いが求めているモノを明確にしてあげることが一番の地道で王道な方法です。企業側さんであれば「求めている人はこういう人です!」「自社はこういう仕事を行なっています!」恋愛に関しては人それぞれですが、企業がHPで情報配信することは何も難しいことではないと思います。アニメゲーム漫画業界の会社には星の数ほど会社があり、同様に星の数ほど職種も存在します。プログラマー、ディレクター、プロデューサー、プランナー、アニメーター、3DCGデザイナー、イラストレーターなど挙げ続けたらキリがありません。
求職者さんへ向けて会社が告白する場合はどうしたら?
恋愛に例えると「君を一生幸せにする!だから、好きです。付き合ってください」という一言です。採用の場合、もっと別の言い方に置き換える必要がありますが大枠は一緒です。例えば「弊社は〇〇という仕事をすることが多いので、こういうプログラマーさんが多数在籍しています」や「ハードだけどやり甲斐があります」。社内の制度に特徴をお持ちでしたら「モンハンサークル、〇〇サークル他にも様々なサークル活動を行っています、そのため違う部署同士の間柄を越えてコミュニケーションを取るため会社全体が一丸となってプロジェクトに望めるのでとても楽しいです!」などです。
御社がどれくらい人が欲しいのかはたとえ文字でも伝わります。その熱意が求職者さんの心を動かします。さらに写真や動画などを活用すると文字で得られていた情報以外にも雰囲気やなんとなくの仲良い感じなど様々なモノを受け取れます。もちろん、恋愛と一緒で失恋もあります。ただ、より精度が高くマッチした人に情報が届きますので前よりもミスマッチは極端に減っていきます。好きと思う人にちゃんとあなたを求めています!と伝えることは会社単位で取り組むのは大変かもしれませんが、求職者さんの胸に響きます。愛の告白と一緒です。
御社がメーカーやパブリッシャーなど恋愛で言うところのイケメン枠であればそんな苦労は必要ありません。もし違う場合となると、アニメゲーム漫画業界を目指すクリエイターの方が御社を選ぶまでに高いハードルがあることと同義です。
最近はネットで求人広告やHPなどを使った採用が横行しているからか分かりませんが、キチンとニーズを把握せずに入社が決まってしまい、求職者側も「こんな筈じゃなかった」となり、ミスマッチへ繋がっているという話をよくお聞きします。だからこそ、アナログな情報をこまめに発信し、キチンとしたニーズをお互いが把握した上で採用活動を進めることが大切だと思います。
アニメゲーム漫画業界の採用活動を少しでも和らげたいと思い、この様な記事を書きました。最後まで読んでいただきありがとうございます。採用に関してお困り事や相談など無料で受けておりますのでお気軽にご連絡下さい。
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