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2016.02.07 中国・台湾スマホゲーム市場 どちらの国から進出するのが得策か 両国の制度やローカライズの特徴について

国内のスマホゲーム市場は成熟してきました。国内のマーケットシェアがこれ以上の広がりは難しくなってきた現在、海外市場への進出を考えている会社も多いのではないでしょうか。今回の記事では、アジア圏に進出していくための予備知識についてお話したいと思います。

shutterstock_245773270最もマーケットサイズの大きい中国、しかし問題点も多数

アジア圏で最も市場が大きくチャンスに溢れているのは中国です。近年日本をしのぐ勢いで市場規模を拡大しつつあり、アジア市場においては2番目の勢力を誇っています(右の図表を見て下さい)。しかし中国市場にはいくつかの問題点も存在します。それは知的財産権の保護が脆弱な点です。中国は国土が広く、地方政府の権限が強くなっています。Unknown中央当局の目の届かない所で海賊版を流通させやすくなっているため、クリエイティブ産業に取っては険しい状況があります。加えて、中国は政府による検閲が入るなどゲームのリリースに時間がかかってしまうという問題もあり、国内でヒットしたゲームをローカライズして即リリース、というスピード感のある戦略を展開する事が出来ません。チャンスも大きいのですが、参入するのに問題が多くエネルギーのいる市場、それが中国です。

shutterstock_327716300マーケットは小さいが参入しやすく、中国への窓口になる台湾

そこでお奨めなのは、中国に参入する前に台湾市場に参入しておくことです。台湾では近年、中国に比べ圧倒的に海賊版の取締りがされるようになってきています。参考ニュースURL:https://animeanime.jp/article/2016/01/03/26381.html

台湾の警察「IPR Police」は日本の経済産業省の要請の元、ゲームの海賊版に対する取締を強めています。中国ほど検閲も厳しく無いので、比較的少ない準備と資本で参入出来る市場が台湾です。また。台湾で法人格を持っていることで、中国に参入する上での法的保護を受けやすくなります。まずは台湾でローカライズの経験を積みコネクションを作った上で、満を持して中国に参入していく、という順番が賢いです。また、台湾は国柄からしてもビジネスのやりやすい国です。私も台湾には個人的に何度も足を運んだ経験があるのですが、親日的な人が多く、治安も良く、食品も衛生的で安いので非常に過ごしやすい国です。

shutterstock_176924390国の特徴を踏まえたローカライズが鍵

中国でも台湾でも、ビジネス展開する際にはローカライズの知識が必須になります。ローカライズの傾向と対策についてここで簡単にご紹介します。まず中国も台湾も、いわゆる「萌え系」の2D絵については日本とほぼ同じです。日本発のコンテンツを見て育ったユーザーがいるので、日本でのノウハウをそのまま使う事が出来ます。また、乙女ゲームも人気で、ヒットチャートの常連になっています。それに対して3Dだと、日本のゲームよりもデフォルメが少なく、輪郭がハッキリとした絵柄が求められます。絵柄の他にも、中国や台湾系のゲームには日本よりも原色で派手な着彩のゲームが多く、細かな画面のインターフェースデザイン、ダメージ数値の表示の仕方など、非常に些細な面に至るまでテイストを揃える必要があります。ローカライズは簡単にできるものでは無く、慣れと経験が必要になります。

デザイン面以外で大きな違いになっているのは課金システムの違いです。これは特に中国の市場に言える事なのですが、ソーシャルゲームの課金プレイヤーと非課金プレイヤーは非常にくっきりと分かれます。中国のゲームに多い仕様として「VIP制」という物があります。これは課金したプレイヤーにしかプレイ出来ないステージや入れない地域をつくることによって、明確に他のプレイヤーと差別化するという物です。競争心の強い一部の中国人はVIP制度を使って競争を熾烈化させる傾向があります。日本のゲームをローカライズする際に課金システムを変えると、当然ゲームバランスをも大きく変えていく必要が出てきます。

shutterstock_307826108乗り越えるべき問題は多く存在するが、乗り越えるだけの価値はある

以上、中国市場と台湾市場の概要とローカライズの注意点についてお話させていただきました。乗り越えるべき点は多く存在しますが、日本に比べてまだまだ未成熟なマーケットであるため、挑戦する事による伸びしろの大きい領域であると言えます。もともと文化圏の近い東アジア地域ですから、大局的に見れば大きい差の無い一つのマーケットであるとも言えるでしょう。少なくともアメリカやロシアにローカルアウト(またはローカルイン)するよりは日本で培った物を活かしやすいと思います。日本の会社にとってはゲームの市場を広げる事が出来ますし、中国や台湾の企業にとっては「ゲーム先進国」の日本の開発技術を輸入したいというモチベーションは非常に強い物があります。双方の国が業務提携することは、大きな利点があります。中国の歴史を元に三国無双シリーズが完成し、それが中国に輸入されヒットする、というような好循環が起こり、ゲーム業界が豊かになって欲しい、そんな思いでこの記事を書きました。

ok台湾市場に参入するなら、相談相手にオススメです
→株式会社オートクチュール

最後に、既に台湾に進出しローカルアウト・ローカルインの両方に実績のある開発会社をご紹介致します。「株式会社オートクチュール」(https://hautecouture.jp/)という会社なのですが、ゲームの開発、パブリッシング、プロモーションまで一貫して行う事の出来る会社です。2Dと3Dの両方について対応可能。日本企業で台湾に進出を考えている場合には相談役としてうってつけの会社です。この会社に問い合わせたい場合は下部のフォームより概要をお送り下さい。

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