Google検索が消滅?真偽のほどは…そこから見えたアニメゲーム漫画業界の取るべき道

shutterstock_199242461Googleは消滅する?

記事を読んでいただきありがとうございます。先日訪問した会社さんへ行った際に「Google検索を使う人が今後減っていきます。その代わりSNSやアプリからのHP流入が増えていきます」という話を聞きました。ラクジョブは新聞という役割もありますので、この話の事実を確かめるために調べてみました。そこで今回は、アニメゲーム漫画業界の社長さんへ向けてGoogle検索の流入が減るのか?また、減っていく場合の対応策は?という企業さんにとっても死活問題にも繋がる話しについて書きました。では、お楽しみください。

仮にGoogle検索が減ったとする場合の仮説はいくつか立てられます。逆に言うとその仮説をいくつか立証出来れば「Google検索が減る」ということも証明出来ます。私たちの方でGoogle検索結果をいかに上位へ表示させるというノウハウを提供しておりまして是非取り入れて下さいと言った際に出てきた反論がこの「Google検索が減るから」という話でした。この話の元であるソースに対して反論を述べようと思ったのですが、情報提供者の方も「ネットを見ていてたまたま知った」だそうです。ですので、ソースが不明なため私の方でGoogle検索が消滅する日を仮定し、この反論が出来たら証明出来るだろう、という仮説考えました。

1、検索エンジンを使わなくても他のアナログ形式でいつでも情報を取り出せる
2、人類が知識の探求を止める日が訪れる
3、SNSやアプリなどから直接HPに訪問する

果たして本当にGoogle検索が消滅する日が来るのでしょうか?

shutterstock_5388448610の18乗?距離に例えると…

この章は、検索エンジンを使わなくても情報が好きな様に取り出せるかについて書いていきます。現代社会は多くの情報が行き交う世界です。その多くが目に見えない形で私たちの間を行き交っています。例えば少し前までは、漫画が単行本として触れる形として管理されていましたが、今は電子化されデータとして管理されています、アニメ制作にしてもセル画へ直接書き→間違ったら消す→捨てる→新しいセル画に書く、一方現在はPCを使って書いてデータで管理、ゲーム業界は昔も今もデジタルの世界ですが、容量は相当コンパクトになっている点を考えると進化していますよね。正直昔のクリエイターさん達が今の現代技術を見たら腰を抜かすと思います。それくらいの進化を見せています。技術の進歩に関しては皆さんの方が詳しいと思うので割愛しますが、要するに、現代はアナログからデジタルの情報が移行したということです。

ではどのくらいの情報が移行したのか?ネットで調べると「へーそうなのか」という情報が出て来ますが、この件に関しても調べている方がいらっしゃいました。南カリフォルニア大学の研究チームが発表しておりまして2011年時点で世界中の情報の量を計算すると295エクサバイト、その内の94%がデジタル化されていると言っています。この時から5年ほど経過しているので2~3%くらいは進んでいるかもしれません。

念のためにエクサバイトがどれくらいの量かを書いておきます。テラバイトよりも2つ上の単位です。
バイト→キロバイト→メガバイト→ギガバイト→テラバイト→ペタバイトエクサバイト

これを読んでいる方が専門家なら素直に理解できたと思います。ただ、私は正直自分で書いて実感が持てるのはテラバイトまででした。ですので、実感が分からない方用に295エクサバイトがどれくらいの量かを例えておきます。295エクサバイト=CD−ROMを順番に積み重ねていって地上から月まで届いて、さらにその月からそれまでの距離の4分の1ほど通り過ぎるぐらいになるくらいです。月と地球の距離はおおよそ384,400km、そしてCD−ROM1枚の厚さが約1mm、月へ届かす為に必要な枚数は38440000000…以上の枚数が必要になります。より果てなさを理解していいただけたと思います。人類は桁違いに情報を抱えています。

それだけの情報が我々へ蓄積されており、その内の94%が既に情報空間、インターネット上に移っていることが研究結果として出ています。もし、情報がアナログの状態で残っていたら一つのモノを調べるのに何時間、いや何十時間、下手したら何万時間掛かる可能性だってあります。つまり、Googleは295エクサバイトの情報を適切に処理し情報を提供しています。

shutterstock_334701605「あ〜ハンバーガー食べたいな」ポチッ。

どういうことかというと、例えば今あなたはハンバーガーを食べたいとしましょう。現代人の場合は食べログやGoogleに「ハンバーガー」とでも打ち込めば店や品物に拘りが無い限りその場で5分もあればお店は見付けられると思います。では、インターネットやGoogleが登場前はどうでしょうか?自分が前に行ったことのあるお店、街行く人に聞く、それも全員がその街のハンバーガーについて詳しい訳ではありませんから1、2人聞いただけで見付かったらラッキーです、人が1人も通らなかった場合はお店を1件ずつ見て回ることになります。インターネットやGoogleだと一瞬で済む物が、アナログだと途端に時間が掛るようになります。こういったことをせずに済みます。

Googleを使う例だともう一パターンありますよね。キーワードを見て調べたい時です。

「E=mc²」このキーワードはどういう意味だろう?と調べる時はE=mc²をコピーして検索ボックスに入れます。そうすると「エネルギー=質量×光速度なのか、へ〜」などと分かります。さらに誰が見付けたのか?なども関連情報として出てきます。実際Googleを使って調べてみましたが、学者の論文からメディアサイトなどあらゆる情報が248万件ほど検出されました。これをアナログでやろうとした場合は、想像が付かないですが知り合いの大学に電話を掛ける、もしくはそもそも相対性理論やアインシュタインという言葉すら出てこない可能性もあります。そうしたらEはエネルギーだから…辞書を片手に推測していくのでしょうか?私自身書いていて正直どうなるか全く分かりません。一つだけハッキリと分かるのはアナログだと桁違いに時間が掛かるということです。Googleはこれに関しても一瞬で、厳密には0.35秒ですが、最適解を出してくれます。

このことから推測できるのはGoogleもしくはその他の検索エンジンを用いず情報を調べることはかなりの時間を無駄にするということです。ですので、一度Googleや検索エンジンを知った人間がアナログに移ることは億に1の確率でしょう。


IMG_0059-e1452736924443-700x612調べるという行動をする理由は?

次の話は人類が知識の探求を止める日が訪れるについてです。仮にここを論破されると前の話題は何だったの?という話になるのでしっかり触れておきます。このグラフは情報通信白書から持ってきた物です。2005年から2014年にかけて情報通信の流通量を表したグラフです。明らかに上昇しています。このグラフの意味するのは世間が調べたい欲求が強まっているということです。もちろん、ゲームをプレイ、漫画を読む、アニメを見る、という際にも通信量は掛かるのでこのデータが全て「ネット検索」に行っているかの疑問は残りますが、不明な単語や関係サイトを調べる、攻略法を調べる、というフェーズを想定すると検索のニーズは半分以上残っている可能性が高いと思います。

現在のニーズとしての調べたい欲求について触れましたが、最大の疑問は人間が調べるのは何故なのか?だと思います。私の知り合いに夜勤から帰ってきた後は時間までひたすらネットサーフィン、寝て、またアルバイトへ行く、という方がいましたが、人生という貴重な1分1秒という貴重な時間を使ってでも、本人はこの行為を毎日やっておりました。しかし、この知り合いが変人だからではないと思います。気になったら調べる普通の行為です。ではなぜそこまで探すということに熱中出来るのでしょうか?

shutterstock_196203026調べたい!調べたい!という欲求の源泉

このことに関する理由は諸説ありますが、私は「種の保存」という生物の使命から来ていると考えています。どういうことかというと、人間は人間である前に生物として存在していますので、抗えない宿命が存在します。それは「生存本能」です。これが知識の収集とどう結び付くのかというと、未知なる物には恐怖を抱きませんか?という話です。未知なる所へ行こうとする場合相当なリスクがありますから情報の収集は不可欠です。

例えば「明日から1年間福島県へ行って下さい」と言われた場合、夜通し情報を調べると思います。福島県には原子力発電所が未だに残っています、放射線も場所によっては高濃度の放射線量が数値の表示がされる所もあります、津波が以前よりも大きな物がやってくる可能性もあります。下手したら1年いるだけで被爆して死ぬかもしれません。この例はあくまで可能性ですが、この可能性が0ではない以上恐怖があります。恐怖があるということは死を感じるから恐怖という感情を出してストップさせようとします。日常生活において死を連想する場面はまずありませんが、日常的に使う物や普段口にしている物へ興味を抱き調べようとするのは長期的に見た防御反応として情報を調べる行為と言い換えられると思います。

それを踏まえた上で先ほどの仮定の話です。知識の探求を止める日が訪れるのか?に関しては生物として生きることを止めると選択した時です。全人類がそうなった時=人類の滅亡です。ですから、人間である以上生存本能がDNAには備わっているので必ず検索をします。

アプリから来ても、結局はGoogleを使いますという話

そして最後に残ったのがSNSやアプリなどから直接HPに訪問するようになるについてです。私はここに関しては2番目で検索を止める日が訪れないことが明らかになったので、GoogleからHPへの流入数は特に気にする必要がないと思います。例えば、自分が使っている何らかのニュースアプリやその他何でも良いですが、載っている情報について調べようとした場合は確実に検索エンジンへ行き検索することになります。ですので、SNSアプリなどからHPへ飛ぶことになっても気にする必要は全くないでしょう。その過程で検索エンジンを必ず通ります。

shutterstock_275067134以上の理由により「Google検索が減る」は起きないことが証明できました。と同時に

この証明を踏まえた上で出来ることがあると感じたので、そこを伝えて終わりにします。それはSEO対策です。今回の仮説により判明したのはGoogle検索が今後も増える可能性が強まったことです。みんなが検索を使う場合、検索結果を少しでも上位に表示させることが有利に働きます。そして、優先順位を上げるには記事をたくさん書くことが大事とGoogleが言っています。検索に出ないページは世の中に存在していないと同義です。情報を出させていない会社よりも、情報を出している会社の方が明らかに各方面から声掛けをもらっています。

これは弊社の例です。私たちが定期的に情報を配信しだす前は月に0~1人応募が来たら良いな程度だったのが、配信しだした途端に月間ペースで新卒50~100人、仕事の問い合わせなども頂く様になりました。もっと言うと新規セッションは約2倍に増え、PV数は8倍近く増加しました。ここでやったことはGoogleポリシーに基づく良質な記事をあげ続けたことです。今読んでいただいているこういう記事を定期的に更新し続けた結果です。

アニメゲーム漫画業界の会社さんが毎日記事を更新しだすとGoogle検索をみんな使っているのでユーザーだけではなく、協力会社を探している所、業界に入りたい新卒、転職を考えている人などから見られる率が高まり情報が円滑に回るようになります。これは凄く良いことだと思いませんか?しっかり情報を精査した上で入ってくるので各方面のミスマッチが確実に減ります。営業や求人広告費を無駄に掛ける必要がなくなります。

私たちはアニメゲーム漫画業界のそういう無駄がなくなったら良いなと思い運営しておりますので、今回の様な記事を書かせていただきました。Google検索が増えることを念頭に御社の経営戦略盛り込んでみてください。

それでは!

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