遊技機案件に頼らず20年
今回ご紹介する株式会社ザックス・エンターテインメントさんは、ゲームやアニメ、映画、スマホアプリの3Dに特化して3D制作を行ってきた、設立20年の会社です。業界では2006年前後から遊技機のタイアップ機量産期に入り、アニメ・ゲーム・映像系企業各社に一斉に「版権もの3D制作」の需要が舞い込みました。株式会社ザックス・エンターテインメントは20年前創業なので、当然その一大遊技機映像制作案件ブームより前に3Dに関わっており、複数のゲーム版権タイトルにも携わってきたので、その版権の取扱や3Dクオリティの高さから遊技機業界からも数々のオファーをいただきました。しかし、遊技機にはなびかず、敢えてゲーム・アニメ中心に仕事を受けるというスタンスを崩さずに20年間の会社運営をしてきました。遊技機案件は制作期間も長いし、チェックバックが多い代わりにその分の予算も出ます。一般的に見ておいしい仕事なはずなのになびかなかったのには、理由が有りました。
ただ映像を作り、納品するだけの業者にはなりたくない
一般的に3Dの映像制作スタジオは3Dデータを作り、映像にコンバートして納品するのが通常の流れですが、株式会社ザックス・エンターテインメントでは、デザイナーがゲームエンジンまでさわり、ゲームで動かすのに一番適した形での3D納品を心がけています。デザインの最初の段階から、プログラムを行う開発会社と同じ目線で取り組み、最終の状態がどうなっているのがベストかお互い共有した上で、それに会わせた3Dデータを作成します。時にはUnrealやUnity、その他開発エンジンで3Dを組み込んで動かしてみながら微調整を行います。そこには、ただ映像を作り、納品するだけの業者ではなく、いいものを作る職人として最前線にいたいという思いが込められています。最近ではリアルタイム系の機種も増えてきたとはいえ、遊技機業界で主流なのは基本的には映像のみです。技術的には問題なく対応可能ですが、できる限り社内のスタッフにも、映像ばかり作らせるのではなく、プレイヤーが動かした時にどんな挙動をするのが一番気持ちよくプレイできるかを念頭に置いた3Dデータ作りに慣れることができるような仕事を任せたいと考えています。ただ納品して、「映像として綺麗であれば完成」ではなく自らの行った仕事をプレイするユーザーさんの感覚はどうか、表面的な美しさだけではなく動かしてみた時にわかる驚きや感動はあるかどうかというところにまで責任を持って作り込めるデザイナーを育てていきたいと考えているのです。
ハイエンド機で冴え渡る技術
特に、PS4やXboxOneなどのハイエンド機では、ローンチタイトルでもムービーと見まごうようなレベルでのリアルタイムプレイ画面に圧倒されたユーザーも多く居たことかと思います。かくいう私、大山もローンチタイトルの冒頭部分飲み全タイトル10分ほどプレイしましたが『BATTLE FIELD4』や『アサシンクリード』『トゥームレイダー』などのムービーからリアルタイムに切り替わる際の自然さとムービーレベルの高画質・高クオリティプレイアブル画面には驚かされました。PS4の販売台数は徐々に伸び続けていますが、これまでの機種と同じくソフトの出荷本数が増えるにつれてメインコンシューマー機が最新機種に移行して行くのだとしたら、ローンチタイトルで表現されていたような高画質・高クオリティプレイアブル画面は普通になっていくでしょう。それらに対応するものを作るためには、ムービーをただ綺麗にまとめ上げるだけでは技術不足です。来るべきゲーム業界3D全体の技術向上のタイミングに向けて、ゲーム3D作りのノウハウから離れることは3Dデザイナーがつぶしがきかない状態に追い込まれるのと同義です。
時代の最先端を行けば自然に声がかかる
いま、長期的な視点で3Dデザイナーにゲームエンジンまで触らせてプレイのユーザビリティまで考えさせる3D会社は株式会社ザックス・エンターテインメントぐらいのものです。社内でゲーム開発まで行っている大規模な開発会社であれば、3Dデザイナーも開発チームの中に入り、エンジンを触ったりしている加も知れませんが、映像制作だけ行うスタジオではそういうわけにはいきません。
つまり、これから先更に技術革新とクオリティアップを行っていくゲーム業界で3Dデザイナーとして関わっていくためには、エンジンに触れて開発会社からも頼りにされるポジションに行かないと難しいということです。ゲームが好きで、ゲームに特化したい3Dデザイナーが今後自分の技術を伸ばしゲーム業界で勝負していくためには、大きな開発会社に入るか、株式会社ザックス・エンターテインメントのようにエンジンに触らせてくれて将来的にゲームメーカーから頼りにされるデザイナーポジションを狙える会社に入ることが一番最短のルートでしょう。幸いなことに、株式会社ザックス・エンターテインメントはベヨネッタ、俺の屍を越えてゆけ、ガンダムエクストリームバーサスなどの有名タイトルを数多く手がけており、文句なしに日本のゲームの最先端で仕事をこなしながら学ぶことが出来ます。
詳しい募集要項は下記より
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