アニメゲーム漫画業界就職 作品がないとそもそも選考外!? 楽しむと作るの境界線を飛び越えて仕事を手に入れるために

rakujobラクジョブに登録する3種類のタイプ

ビ・ハイア株式会社は、アニメゲーム漫画業界のクリエイター専門求人サイト「ラクジョブ」と運営しています。ラクジョブを利用する人は大きく分けて3つになります。新卒でアニメゲーム漫画業界で働きたいという人、他業界からの転職でアニメゲーム漫画業界の仕事がしたいという人、業界内で転職したいという人です。新卒などの業界未経験者と業界経験者では、大きく異なる点があります。

それは業界で働いたことがあるかないかということです。当たり前ですね。しかし、考えてみると不思議なことがあります。アニメゲーム漫画業界で働いたことがない方は、業界で働いたことがないにも関わらず、アニメゲーム漫画業界で働く未来が自分にとって良い未来であると判断しているということです。そしてその根拠のあいまいな判断は非常にリスクになります。

shutterstock_131358398子供だったらかわいいで許されても…

例えば、恋愛で考えてみるとわかりやすいかもしれません。誰かと付き合うということになったとき、最初から別れることを想定して付き合い始める人はいないでしょう。しかし、実際には生涯ともにいるか別れるかのどちらかしかありえません。もちろん後者のパターンが悪いことだとは言いません。むしろ自然なことでしょう。

中学校か高校か大学かそれ以降かはわかりませんが、初めて付き合う相手と結婚して死別することまでリアルに想定できる人は多くないでしょう。思い返して「あの頃は若かった」という人もいるでしょう。しかし、中学生、高校生が恋愛にあこがれを抱くように、アニメゲーム漫画業界にあこがれを抱く新卒、未経験者もまた多いのではないでしょうか。

shutterstock_141118840仕事に35億の可能性はありません

それが恋愛であれば、一度失敗しても、日本内に6000万人、全世界に35億人の異性がいて、新しい恋愛に発展する可能性があります。失恋経験があるかどうかが次の恋愛に与える影響はほとんどないでしょう。しかし、就職の場合、事情が違います。一度職選びに失敗して会社を辞めてしまうと、それが職務経歴書に事実として残ってしまいます。退職経験という傷が残ってしまいます。

企業からすると、その経歴は、ウチで採用しても辞められてしまうのではないかという不安材料になってしまいます。そうならないためには、著しい業績の悪化や倒産などの事情か十分な在職期間とその期間内に達成した実績が必要になります。

しかし、一般に会社選びに失敗したという自覚のある人はそこまでの十分な事情はないことが多いと思います。一度恋愛に失敗したことがあると一度会社選びに失敗したことがあるでは全く意味合いが違ってしまいます。

shutterstock_223038916好きなことを仕事にできてお金ももらえて最高?

さて、アニメゲーム漫画業界で働くことにあこがれを持って就職を希望する人が多いという話でしたが、では、なぜそう判断してしまうのでしょうか。その理由は、過去にアニメゲーム漫画は楽しいという記憶があるからです。アニメを見ることは楽しいです。ゲームを遊ぶことは楽しいです。漫画を読むことは楽しいです。だからアニメゲーム漫画を作ることも楽しいと思ってしまいます。

アニメゲーム漫画は楽しんでもらうために作られているので、享受しているときは楽しくて当然です。しかし、アニメゲーム漫画を作る仕事は誰が楽しませてくれるのでしょうか。もちろんそんな人は誰もいません。お金を払うから楽しむことができるのであって、お金をもらう仕事が楽しいとは限りません。むしろお金を払わないとやってもらえないわけですから大変だと考えるのが自然でしょう。

もちろん中には好きなことを仕事にできて楽しめてお金ももらえて最高という人もいるかもしれませんが、実際に仕事がら業界にいる人たちに話を聞いても仕事すること自体が楽しいという人は少数です。アニメゲーム漫画を楽しんでいるときの気持ちをアニメゲーム漫画業界で働くことに張り付けてしまうと将来後悔する可能性が高いです。

shutterstock_234036295「楽しむ」から「作る」へ飛び越えるために

では、アニメゲーム漫画業界への就職で後悔しないためにはどうすればいいのでしょうか。そのための方法はとにかくアニメゲーム漫画を作ってみることしかありません。やり方がわからない、機材がない、お金がない、時間がない、うまくできる自信がない、一人ではできない、などなどいくらでも今やらなくていい理由は思いつくと思います。

しかし、アニメゲーム漫画も、最初の最初はやり方もない、機材もない、お金もない、お金になるかどうかもわからない、時間もない、何が上手いかもわからない、そもそもアニメもゲームも漫画もその言葉すらないところから、誰かが何かを始めて、それが段々アニメゲーム漫画らしきものになって、アニメゲーム漫画と呼ばれるようになって、今のアニメゲーム漫画という形になっています。それに比べれば、今アニメゲーム漫画を作ることは非常に簡単になっています。

さらに言えば、アニメゲーム漫画を仕事にするのであれば、やり方がわからない、機材がない、お金がない、お金になるかどうかもわからない、人数も足りないという状況でもやらなければならないときはいくらでもあります。速かれ遅かれ体験する苦労です。間違った感情で間違ったシミュレートをするぐらいなら、似通った体験で似通った未来をシミュレートしてください。もし自分一人でアニメゲーム漫画を作ることをやってみて、苦労を知って、その対価としてお金をもらうのだということが納得できたのであれば、その時初めてアニメゲーム漫画業界で働くことを考えてみてください。その方が働く側も雇う側も結果的にいいと思いますし、何より企業は自分で何か作ってみた経験すらない人を採用することはありません。

現実的な理由としても、作品なり、ポートフォリオなり、企画書なり、ソースコードなりを事前に作っておく必要が最低限あります。作品を作っている人すら採用されないのに、作品すら作っていない人が採用される通りはありません。アニメゲーム漫画業界を目指すのであれば、まずは自分で作るべしという話でした。ぜひ参考にしていただいてアニメゲーム漫画業界で働く人が一人でも増えればと思っています。

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