ここでは、ラクジョブに寄せられる求職者さんからのご質問に答えるコーナーです。
ご質問者様からのお問い合わせについては、個人情報を伏せ、一部を変えて掲載しております。
【ご質問】
現在、コンシューマーゲーム会社で2Dアートワーク業務を担当しています。
今担当しているプロジェクトが終わり次第転職を検討していますが、2Dデザイナーについてはよく「良い人がいれば採るけど・・・」という話を聞きます。
ここでいういい人というのは、具体的にどういう方なのか、(経歴なのか、年齢なのか、スキルセットなのか)お教えいただけると幸いです。
【回答(平田)】
この度はご質問をいただきありがとうございます。
頂いたご質問「良い人とは」についてですが、確かにこの表現は採用担当者によってまちまちで、抽象的な表現になりがちです。
結局は「あまり求人に予算を使いたくないけれど、スキルが高くて活躍しそうな人材がいるならその時だけお金を使って採りたい」という意味にもなりがちだからです。その結果、「スキルが高くて活躍しそう」の内容は、実は会社によって変わってしまいます。
例えばSNSゲームの超大手会社だった場合、「完璧なデッサンが出来て、今会社で配信しているヒット作品のキャラデザ並の画力を持ち、コミュニケーション能力も高い人」が「良い人」です。
元請、下請けの開発会社であれば「完璧なデッサンが出来て、指示通りの作品がスケジュール通り上げられる人」が「良い人」です。
他にも、その会社の今後の方向性や現在発売しているゲームの売上等によっても内容は変わります。ですから、本当はその会社自身が求人広告・採用情報等でデザイナーの募集要項が載っていれば、それを参照するのがベストです。
とはいえ、特にそういったものが載っていないという場合はただ1つ、問われるのは「デッサン力」です。兎にも角にもデザイナーであればデッサン力が鬼のように問われます。ポートフォリオにはデッサンや、またはデッサンが取れていると判断できる作品を沢山載せるようにしてください。また、ご質問者様はご経験者ということなので、職歴部分もかなり注目されます。現在行っている仕事内容について、職歴または自己PR部分に書いておくようにしてください。
あとはこれはあれば尚良し、程度ですが「アートディレクターとして活躍する気概がある」場合はかなり期待されます。デッサンが取れていてアートディレクションなどマネジメントに積極的な場合、基本的にはどの会社に取っても「良い人材」です。長くなりましたが、結局は「技量」「将来性」この2点をどの会社も重視していると思ってください。年齢については、会社自身が20〜30名の規模で開発を行っているベンチャー性の高い会社である場合、20代後半の人材を好む場合がありますが、正直な話力量でいくらでも逆転が可能です。
ご質問者様が良い就転職活動を行えるように応援しております!