アニメ業界、どんどん3DCGが増えてきています。
アニメ業界は、深夜のテレビ枠をはじめ、タイトル数を増やしていています。リーマンショックの影響で、年間200本あたりまで減少したTVアニメでしたが、その後盛り返し、年間300本近くまでタイトル数を増やすようになってきました。(一本財団法人日本動画協会 調べ)
そんなアニメ業界ですが、2Dでの作画に加えて、3DCGを使ったパートも増えてきました。アニメのダンスパートのキャラクターや背景、ロボットなどなど。カット内の動きが多いシーンやカメラワークで思いっきり動かしたいシーン、また建物やロボットなどの複雑な構造物、どれも動画、原画、作画監督が一枚一枚にたくさんの線を描き、とても苦労するシーンです。そんな時に使われるのが3DCGです。もちろん、複雑な構造物を作るのは大変なことですが、一度作ってしまえば、同じような構造物の複製はたやすく、カメラワークを大胆に動かしても崩れたりすることはありません。ガンダムなどの緻密に作られたロボット同士の激しい戦闘のシーンであっても、歪みが生じないのも3DCGの技術のおかげです。もちろんそれも作画で表現できるのであればファンとして「神作画」と称えられたりしますが、放送を落としてしまったり、「作画崩壊」していたらすごく残念な気持ちになってしまうので、あくまでも特徴を生かし、バランスのとれた作品として作るべきでしょう。
2D3Dの共存!
視聴者の作画至上主義の傾向が強いアニメの評価ですが、今の限られた人員と予算と期間内でいかに良いものに見せていくのかが重要です。そのためにも、視聴者が今まで見てこなかったカメラワークやアクションでの3DCGの使用や、ポイントとなるキャラクターやシーンのアクションでの表情の変化、特定部位の誇張、迫力のある動きを見せるブラーを狙った中割りなど、作画ならではの特徴をだし、2D、3Dのそれぞれの良さを生かした作品にしていってもらえればと思います。
セルルック調のフル3DCGアニメも増加中
みなさんセルルックという言葉はご存知だろうか。3DCGで作ってはいるものの2Dのアニメのテイストを残したアニメーションのことです。最近では、「シドニアの騎士」「蒼き鋼のアルペジオ〜アルスノヴァ〜」「亜人」など、日本アニメ風ではあるものの、完全フル3DCGで作られているという作品です。今後もこのような作品の制作はどんどん増えていくのではないでしょうか。
今後、伸び盛りの市場になるであろう3DCGアニメーションですが、今回は3DCGアニメーション会社のご紹介です。
有限会社アナハイムエンタテインメント
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=559b3884da8eb5583
こちらの会社は、前職でファーストガンダムの映画の宣伝をやっていた方が代表を勤めています。そのようなこともあり、ロボット系のお仕事が多く、特にロボットやメカを動かす3DCGアニメーションを得意としている会社です。萌えキャラクターのお仕事がしたいという方が多いなかには、ガンダムのようなロボットを扱っていきたいという方もいるのではないでしょうか。ただ、ガンダムと言えば、サンライズだし、そこ以外でロボットを多く扱っているとわかる会社は他には少ないのではないでしょうか。ロボット、メカ好きな3DCGアニメーターにはオススメの企業です。