記事を読んで下さって有り難うございます。ビ・ハイアの床井です。今回の記事は、「求人サービスにおけるフォローとは実質的に何を指すのか」についいて書きたいと思います
求人広告というサービスが高額すぎる理由とは
人災採用は中小企業経営者にとっての共通の悩みです。何をしなくても応募が来るほど甘くはないし、とはいえ求人サイトに掲載すると高く付くし…。また高い費用をかけ採用をしたとしても、その人材が会社に定着し価値のある人材に成長して行ってくれるとは限りません。採用を頑張ったにもかかわらずあっさりとやめてしまう可能性も多分にあるのです。中小企業が大きくなっていく上での最大のボトルネックの1つがこの「採用」です。
一般的に求人広告というものは大手会社の物ほど高い傾向があるのも、こうした採用の困難さを背景にしています。つまり多くの人が見る媒体であれば、少なくとも応募数を一定以上に稼ぐことは出来ます。多少掲載費用が高くとも、大手求人媒体を使いたいと経営者は考えます。だからこそ求人媒体は単価が高くともビジネスとして成立する事が出来るのです。
しかしこうした就職サイトの使い方には盲点が存在します。求人広告自体の付加価値が全く問題にされていないです。求人広告という存在が世の中に全く無かったらどうなるのでしょうか。おそらく全く問題なく人材の採用は別の形で行われる事になるでしょう。現に、昔(求人広告というビジネスモデル自体が存在していなかった頃)の採用はそうでした。人間関係を頼って会社を紹介されるなど「縁故採用」が普通であったのです。つまり求人サイトは採用する、という目的を達するためであれば本来は必要が無いのです。本来は必要がないと無意識的にわかりつつも、多額のお金を払わざるを得ないと言うのが現在の経営者が集団的に陥っている問題なのです。
「ミスマッチング」は会社が魅力的でないことこそが本質的な原因
では求人サイトのもつ価値とは何でしょうか。私はそれは「企業の魅力を増す」事だと思います。ただ掲載をして、給与や立地や昇進条件で1つのまな板の上にのせ、人材に選んでもらう、という方法は、「採用市場」という元々は存在しないはずの物を求人サイト自身が作り出すという、求人サイトによる言わば自作自演なのです。
本当の意味での「マッチング」とは何なのでしょうか。わかりやすく恋愛にたとえてみましょう。本当の意味での恋愛におけるマッチングとは、男女ともに相手に惹かれ合っている事を言います。恋愛におけるミスマッチとは、男女どちらかが片思いになっていることを言います(男女のどちらかが惚れていないとマッチングという言葉自体が成り立ちません。その男女は単なる赤の他人です。)。男女のどちらかが片思いではあるのですが、相手はこちらに振り向いてくれないからです。
ここで出来ることは、女性ならおしゃれを頑張るとか、髪型を帰るとかして男性の気を惹く「努力」をします。男性であれば仕事を頑張るとか、デートに誘ってプレゼントを渡すとかして、やはり相手の気を惹こうと「努力」するわけです。つまり相手に釣り合うよう、自分の価値を高めること。これがミスマッチングを無くす基本的な方法なのです。逆に自分の価値を変えないまま何度婚活パーティーに行っても、モテない男はモテません。結婚出来ない女も、いつまで経っても結婚は出来ないのです。
さて、採用に話を戻しましょう。恋愛における男女関係は、採用市場に置き換えれば企業と人材です。婚活市場は、求人サイトにより作られた人材市場です。人材市場は、先ほど述べましたように、求人サイトによって作られた一種の虚構です。人材ミスマッチングの根本原因とは、「人材にとって入りたい会社がない」(=女性にとって年収も社会的地位も伴っている男性がいない)または、「企業にとって採りたいと思える人材がいない」(==男性にとって可愛いくそして若いと思える女性がいない)のどちらかだけが本質的なミスマッチングの理由なのです。実際、本当に魅力的な会社には勝手に人が集まってきます。本当に優秀な人材は企業が放っておきません。
御社はまだ求人サービスを使わない方がいいかもしれない
・・・見も蓋もない話をしてしまいました。しかしこれはアニメゲーム漫画で今日も起こっている現実の話なのです。求人を出しているのに自社ホームページ更新さえまともにやらない会社・・・。人材が折角応募をしてきているのに、自分からは一切行動をせずに他の会社に逃がしてしまう会社・・・。そんな「自社が相手からどう見られていのか殆ど気にもせずに採用しようとする会社」がこの業界には沢山あります。
恋愛で言えば、「愛しているよ」と口で言いつつ、トレーナーに昼食のケチャップが付いたままの男がいたらあり得ないですよね?そんな恋愛なら当然のことでも、人材採用になった途端に忘れ去ってしまい採用に失敗し続けている。そんな会社が本当に多いのです。
弊社「ラクジョブ」はもちろん求人媒体です。しかし、求人サイトに載せてそれでおしまい、そんな手法はとりません。採用が出来ないのなら、その会社のどこかに問題があるのです。その問題が根治しない以上は、媒体を変えても何も変わりません。採用担当の人と、電話で長いこと話すこともあれば一緒にラーメンを食べに行くこともあります。期間中はとにかく沢山コミュニケーションを取り、何が採用出来ない理由なのか、徹底的に一緒に考えます。採用担当者は忙しい事が多く、相談相手がいないことが多いのでしょう、「ここまでやってくれて有り難うございます」そんな風に言われる事もしばしばあります。
採用に至らない手法を採っている会社は、その会社はどこがずれているのかさえ認識しないまま営業を続けることになるのです。たとえば、自社の採用ページを細かく更新していますか?たとえば、人材に向けて、自分の会社の事を正直に書いたページを作っていますか?採用するのに必要なフローを踏まえずに求人を出す事は、費用の大きなロスです。そんな状況が放置されているうちは、求人サービスを使うこと自体をやめておいた方が良いかもしれません。
情報の開示は採用活動の基本です
冒頭の問題提起に戻ります。求人サイトの価値とは、ラクジョブの場合は企業にも人材も、採用の実態を包み隠さず公開する事だと考えています。婚活でいうなら、「あんたその考えじゃあ結婚なんて無理よ」などと言ってくる、「鬱陶しいしっかりと話してくれる仲人のおばあちゃん」のような存在だと考えてください。
この記事を読んで、「もしかして自分の会社の事かも知れない」そんな風に思った採用担当者の方は、以下のフォームから連絡を下さい。御社の採用の悩みについて、無料で相談にのらせていただきます。