アニメゲーム漫画業界経営者無料交流会でのビジネスマッチング実績~5000万円のスマートフォンゲーム開発案件受託!

shutterstock_119645245競合他社や距離の壁を突破した開発会社

2016年第1回目のアニメゲーム漫画業界経営者無料交流会は1月25日月曜日に表参道で開催します。この記事を書いている今日は成人の日ですが、今週結構寒くなるので体調など崩されないようにくれぐれもお気をつけください。この記事では交流会の開催を継続してきた中で実際に仕事につながったという事例についてお伝えしていきたいと思います。今回取り上げるのは関西からわざわ渋谷で開催していた交流会に参加していただいたゲーム開発会社(A社)と名前を聞けば誰もが知っている大手ゲームパブリッシャー(B社)との初期開発費総額5000万円のゲーム受託開発マッチング事例です。

shutterstock_316519571スマートフォン専用のゲームはまだ珍しかった

当時はスマートフォン向けのゲームがまだ主流となる少し前で、ゲーム開発は3DSがそこそこあるのと、ガラケーを主体としたGREE、Mobageプラットフォーム向けのゲーム開発が勢いを増していたころでした。ソーシャルゲームという言葉がゲーム業界で誰もが知るようになったころ、まだ持っている人の少なかったスマートフォン向けのゲームを積極的に開発していこうと考えている大手ゲームパブリッシャー所属のプロデューサーがいました。

その人を交流会に呼んでいろんな会社とマッチングをしたのですが、せっかく遠方から来ていただいたこともあり、A社の社長をそのプロデューサーと引き合わせました。するとその場でもしばらく話し込むぐらい意気投合し、話がすぐに終わりそうにないのと他にも名刺交換したい人がずらっと並んでいたこともあり、早速次の日に打ち合わせをすることになりました。A社の社長は新規の企画の立ち上げが得意で交流会で知り合ったさまざまなメーカーと仕事を成立させていました。今回もその本領がフルに発揮された事例といえるでしょう。

B社のプロデューサーは特に新規の企画を求めていて、基本的にどれだけ売れた実績があろうともこれまでと似たようなゲーム、特にがわ替え的なゲームは作りたくないというポリシーの持ち主で、ゲームを作るなら今までにない何かを作りたいという思いを持っていました。A社の社長ともその点で意見が一致し、距離の差をものともせず複数回の打ち合わせを経て企画をどんどんブラッシュアップして、予算を確保するところまでこぎつけました。開発は全面的にA社が請け負う形となりB社は開発費を全額提供し、プロデュースを担当するという一般的な形となりました。完成までの間に両者に何度かヒアリングしたのですが、プロデューサーの方からは交流会で複数名刺交換をした会社の中からなぜそこにしたのかという話を聞いてみたところ、こんな回答をいただきました。

shutterstock_179960483重要なのはお互いの到達地点を共有すること

「ゲームの開発において一番重要なのは面白いゲームを作りたい、世間をびっくりさせたい、ユーザーに感動を与えたいという熱意であり、それがない会社は、お金にすぐにならないことがわかるとさっと潮が引くように目の前からいなくなってしまう。A社の社長はそういった思いを共有できたことが大きいのと、距離の差をものともせずゲーム作りにしつこいぐらい意見を交換したり評価を尋ねたりして、こことはいいものが作れそうだと判断し、途中から企画料を支払うようにしました。そして最終的にプロジェクトとしても成立し、面白ゲームを作るパートナーとして開発を委託しました。」

開発会社側からするとお客さんであるパブリッシャー、この場合はそこに所属するプロデューサーのニーズを汲み取ったからこそ受注につながったといえます。いいゲームを作りたいは誰のためなのか、そこの目標であったり意識している部分が重なったからこそ仕事として成立したのだと思います。この作品自体大ヒットとまではいきませんでしたが、しっかりと黒字を出すプロジェクトとして稼動していました。最終的には売上げが落ち始めたころあいを見計らってB社側で引き上げられ、現在ではクローズしてしまっていますが、それでもトータルでB社側は数億は利益を上げられたと思います。だからこそ現在でも取引が続いているそうです。

shutterstock_229841527今後も増えていく数ある成功事例のひとつに過ぎません今回の事例はもちろん数ある成功事例、パブリッシャーと仕事が成立した事例のひとつを取り上げました。すべてのプロデューサーが同じ考え方をしているわけではありませんし、最初から企画料を支払うパブリッシャーもあります。でも成功した事例の一つ一つというよりは複数ある成功事例の中から、自社なりの成功法則を見つけて仕事につなげていってほしいと思います。その参考となる材料はこれからも継続して公開していきますので、引き続きラクジョブをフォローしていただければ幸いです。

パブリッシャーとの仕事に発展する可能性もあるアニメゲーム漫画業界経営者無料交流会は1月25日に開催いたします。引き続きいろんな方をお招きして交流会の質を上げていくとともに業界発展のために欠かせない存在としてさらに進化していきます。これからも交流会にぜひご期待いただければと思います。交流会に興味を持っていただいた方は下記よりお問い合わせください。

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