自己アピール必勝法はあるのか?
こんにちは!ラクジョブの大山です。新年になり、良い機会なので自分の登録情報を更新する方も多いのではないでしょうか?実は、年末年始・ゴールデンウィーク・夏休みの後が転職市場ではもっとも人材が動きやすい時期と言われています。長い休みが終わった後、「会社に出社するのが鬱だ・・・どこかに良い会社ないかなぁ〜〜〜」そう思っている人はあなただけではないということです(笑)しかし、この台詞に共感できる人が多ければ多いほど、あなたの転職に関するライバルもまた多いということ。だからこそ、年の初めに去年の活動をおさらいして転職サイトに書いてある登録情報を更新するという方も増えますし、逆にそれをしないでライバルに挑みに行くのは危険すぎます。では、今の時期に有効な転職サイトの使い方とはなんなんでしょう?転職サイト運営経験6年、執行役員大山が直々に伝授しちゃいましょう。
①転職しない
のっけからぶっこんできますね。。。はい、転職前提で考えていた頭を1回リセットしてみましょう。そもそも今の時期、ライバルがたくさんいるのであればその分企業側の需要も増えていないとただただ転職戦争に身を投じて疲弊して死にに行くようなものです。時期を考えましょう。一般的には年間通して3〜4月、9〜10月に採用が活発化すると言われています。いわゆる春採用・秋採用の概念です。新卒はこの時期に募集が係るのはおなじみでみなさんご存知かと思いますが、中途の募集に関しては必ずしもこの限りではなく、欠員の補充や業務拡大などのタイミングに合わせての募集も行われるため、その企業によって時期はまちまちです。ただ、新卒を募集しているような大きな企業の場合、一緒に中途も取ってしまって同じ時期に教育・研修を行い、プロジェクトにジョインできるようにした方が楽なので新卒と同じ時期に募集をかけることも少なくはありません。また、ゲーム会社の場合夏休み商戦・クリスマス商戦に合わせて人員を補充する必要があり、開発が佳境に入る3〜4月、9〜10月に経験者・即戦力募集を行う事もあるので、そこを狙うのも良いかと思います。ただし、転職は繰り返せば繰り返すほど年収が下がります。タイミングを考えるのと同時に、自分にとって有利な転職が出来るかどうかを見極めてみてください。転職とは必ずしも良い企業に入れるというわけではありません。転職によって年収が下がる可能性と企業の寿命についてはこちらを参照ください。
②箇条書きで強みを並べてみる
①を読んでもまだ転職の意思が固いあなた。相当今の会社に不満をお持ちなのか、それともどうしても入りたい会社がある!とか。どちらにせよお伝えしていきましょう。まずはこの記事を見てください。
実は新年早々この記事に対して大手メーカーの人事担当の方からお問合せがありました。メールを一部抜粋したものが下記です。
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1/1の御社の記事で、乙女ゲームディレクター経験4年のKさん(24)女性に興味を持ちました。問題が無いようでしたら、ご紹介頂けないでしょうか?
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中央にキャラが配置してあり、Kさんの特長が箇条書きで書いてあるだけの写真素材に、新年早々お問い合わせがあったのには秘訣があります。それは、特長がわかりやすいということです。
たまに経歴書に小説のように長々と自分の経歴を物語仕立てで書いてくれている求職者の方もいますが、99%読まれません。書類選考→作品の確認→面接というフローで進める採用活動の中で、あなた以外に何百・何千もの応募者がいる事を考えると、面接するに値する人材か経歴書で見極めるために1人に使える時間は1分未満。では何を基準として判断するかと言うと、業界歴・使用ソフト・年齢・転職回数などです。まずはこれらの基本情報が書けていることが必須になります。文章表現やですます調の統一など、読み手にわかりやすい書き方というのものちのち必要になりますが、まずは業界歴・使用ソフト・年齢・転職回数が見てすぐ分かるように漏らさず情報を書くことが必要です。その他の付帯情報として「デッサンが得意・自分で1本ゲームを作った・リーダー経験がある」など一端箇条書きで自分の強みを書いてみることもポイントです。1枚の紙に箇条書きで自分の売り文句を書けるようになったら、それを実際に経歴書の文章用に清書してみてください。
【番外編】自分という商品を売るマネージャーの立場になる
2014年の話ですが、「世界一即戦力な男」というセルフブランディングページを立ち上げ、見事に企業からのオファーが殺到、新卒にして即戦力として内定を獲得した菊池良さんを知っていますでしょうか?(参考1)彼はTOEIC160点の何のことはない新卒でしたが、2012年に「メチャクチャにヤバイ就活生 近藤佑子を採用しませんか?」を立ち上げた近藤佑子さんにインスパイアを受けて、企業に応募する形ではなく「自分を採用したい会社を探す」就活を始めました。ここで手に入れて欲しい技は、たくさんのライバルの中から企業に選んでもらうスタンスではなく、自分が企業を選び。就活を優位に運ぶスタンスです。
②で自分の強みが明確になったら、求人サイトに載せるだけではなくランディングページ・ブログなどでも告知して行くことが大事です。ライバルが多いとは言え他の人達はつり上げてもらうのを待つ魚状態です。そんな中で焼きたてほやほやで串に刺さった魚が「今すぐ食べれますよ」と鎮座していたら、嫌でも注目を集めます。もし自分が売り出し中のアイドルのマネージャーだったとしたら、仕事を待っているだけでは意味がありません。
どうしたら知ってもらえるか。どうしたら興味を持ってもらえるか。お金を払ってもらえる魅力はどの部分なのかを考えて色々な施策を打つ必要があります。もし、自分でランディングページをバズらせる自信が無いという場合には、ラクジョブの「作品が確認出来るURL」にページURLを載せて応募をしていきましょう。それ以前にランディングページを作る余裕がない!という場合にはいくつか作品の画像や強みの箇条書き等を送ってもらえれば1人1人手書きで上記ページのような紹介のイラストと、それを元にした宣伝動画を作ります!(ただし大山さんも忙しいので今回は業界経験2年以上の方に限ります。)
いかがでしたでしょうか。転職は人生の方向性を決める1種のターニングポイントです。せっかく働くなら人生を無駄にしない働き方をしてほしいと考えています。自分の強みは何なのか、よく見極めて自分を一番ベストな形で売り出していき、なおかつライバル達に差を付けて会社でオンリーワンの地位を築いて、あなたらしい作品をあなたの価値を認めてくれる会社で生み出して行ってくれることを願っています。