ゲームプランナーのキャリアアップ 運営がゲームを作る時代がもう来ています。

businessman hand show planning family future on screen background as concept以前、『ゲームプランナーになるために 「コミュニケーション能力」ってつまりどういうこと?「仕様書の切れないプランナー」にならないために』で「ゲームプランナーはディレクターが管理しきれない部分をカバーして、開発が滞りなく進むように調整することが仕事です。なので、会社によってはプランナーがアシスタントディレクターと呼ばれていたり、実際プランナーからキャリアアップするとディレクターになったりします。」と述べました。確かにこれ自体は間違っていないのですが、その一方で、ディレクターのいいなり、小間使いとして使われてしまうケースも少なくありません。TV、放送の業界でAD(アシスタントディレクター)がどういう仕事をしていて、どういう扱いを受けているのかを考えれば想像は難しくないと思います。また、アニメ業界の制作進行もイメージに近いかもしれません。実際、アニメ制作会社がゲームイラストの制作進行を募集したり、ゲーム会社がアニメ業界の制作進行を引き抜いたりという話も聞くようになりました。アニメの制作進行もハードな職種の代名詞でしょう。

あなたがいないとダメなの!と思われるために

あなたがいないとダメなの!と思われるために

「ゲームプランナーには誰でもなれる可能性があります。大切なのは、コミュニケーション能力です」、もちろんこれは嘘を言っているわけではありません。しかし、誰でもなれる可能性があるがゆえに、すぐに代わりを補充できますし、ハードな労働を強いられることも多いです。始まりはただのプランナーでいいかもしれませんが、将来的には「いなくてはならないプランナー」あるいは「プランナーからのキャリアアップ」を目指すべきです。

「いなくてはならないプランナー」とは、つまりその会社に中でプランナーのトップ、メインプランナーと呼ばれる人になることです。ディレクターの意図を理解して、メインプログラマー、チーフデザイナーと話して、ワークフローの骨子を固め、下に続くプランナーに指示を出しながら、自分もプランナーとして実作業をする。そんなポジションのプランナーが20名中規模以上の開発会社ではもとめられます。10名以下の小規模な開発では、ディレクターがメインプランナーの役割をすることがほとんどです。カジュアルゲーム開発だとディレクター、プログラマー、デザイナーの3名で開発。ディレクターは複数プロジェクト掛け持ち、プランナーはそもそもいないということもあります。規模が大きくなればなるほど、メインプランナーの重要性は増しますので、大手企業や大規模開発に対応できるようのなるためにも、メインプランナーへのステップアップを目指すこと。そのためには、普段からディレクターやプログラマー、デザイナーとコミュニケーションを密にすることが大切になります。

運営の重要性は急上昇してる

運営の重要性は急上昇してる

「プランナーからのキャリアアップ」について特に「運営プランナー」のポジションの重要性が急速に増しています。特にスマホゲームでは、開発して終わりではなく、そこから運営が始まり、イベントを施策し、KPIを分析しながら売上を上げるためにどうすればいいのかを考えられる人が求められています。コンシューマーゲームの時代は、買って遊び始めるまでそのゲームが面白いか分からない。ファミ通などのゲーム情報紙の評価やネット上での評判でどのゲームを買うのか、どのゲームにお金を使うかを決めるしかありませんでした。しかし、ソーシャルゲームが登場し、基本無料、フリーミアムモデルのゲームでは、ダウンロードして遊ばれても、課金がなければ売上は0円です。売上の上がらないゲームをいつまでも運営し続ける経営的判断はありえません。たとえそのゲームを満足して遊んでいたプレイヤーがいたとしても、運営を終了せざるを得ません。ソーシャルゲームに運営と課金は必須条件です。さらに運営が上手くいっていて、課金がされるゲームであれば、機能の追加もでき、よりプレイヤーに面白さを提供するゲームにアップデートすることができます。

運営は今のゲームのあり方の新しい要です。コンシューマーゲームでは、発売してしまったら、バグの修正もできないので、バグがないように完璧にチェックすることが求められましたが、スマホでは、80%、90%でもまずリリースして、ユーザーの反応を見ながら110%、120%を目指すことができるようになりました。

3d people - man, person with arrow and KPI ( Key performance indicator)KPI(Key Performance Indicators)を分析し、運営戦略を決定し、イベントや広告など運営戦術を実行する。これができる人は今のゲーム業界で最も必要とされます。さらに売上に直結する運営プランナーは、今後の業界でもなくなることはありません。さらに運営プランナーは職種的にも新しい上に、年々スマホゲームも新しくリリースされるということで各社の採用ニーズに対して圧倒的に人手不足です。これからステップアップで目指す上でもまだまだ席が空いています。プロデューサー、ディレクターと話し合いながら、売上を立ててさらにゲームを面白くする、個人にとっても、会社にとっても、プレイヤーにとってもなくてはならないポジションです。ぜひプランナーを目指される方は運営プランナーへのキャリアアップを目指してください。面接の際にも運営の重要性をきちんと理解してキャリアプランに盛り込める人は間違いなく好印象です。ラクジョブでプランナーの求人情報を見るときには、ぜひそのことを念頭に置きながら求人情報をご覧になってください。

imresize
◎株式会社ヒッポスラボ
ゲームプランナー募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=565ebff921fed0227

imresize-1
◎株式会社テクロス
ゲームプランナー募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=561c5989d594b2054