転職 求人 アメリカと日本の平均勤続年数の違いから見えたこと

0564-2時間の経過は早い

2016年も早いもので8ヶ月が経過です。時間というのは気付けばあっという間に移ろいでいきます。土日はお休みでしたが、日本人として忘れてはならない8月6日広島原爆の日ということで黙祷からスタートしたりとバタバタとした土日を過ごしました。原爆を落とした当事国といえばアメリカです。厳密には、アメリカ、イギリス、中国の3カ国による同意の元でしたが、アメリカ軍による行為ですしその後日本を占領したGHQはアメリカを主体とした組織ですので実質アメリカと言って問題ないと思います。あれから数十年が経過し当事の情報はデータとして知る事が出来ますが、当事者として身を以て経験された方との交流は寿命という限界があります。だからこそ当時の話を聞ける人と会う機会はとても貴重です。私の祖父は戦争を経験した方でしたので話を聞きに押し掛けていったのを覚えています。今思えば恵まれた環境だったと言えるかもしれません。後世を生きる人間の宿命として辛くても涙が出ようとも覚えていなくてはならない記憶と感じています。

時間が経てば世の中は変わります。今重要だと考えている事も数百年後の世界ではガラリと変わっているでしょう。今の状況からは想像も付きませんが…21世紀の人間は何をやっていたんだろうね…なんて言われているのかもしれません(笑)時間が経てば本当に色々なモノが変わります。今回テーマとしている勤続年数も移り変わるモノです。入社前に思っていたイメージと違う、淡々と作業だけやらされるなどその他辞めたくなる理由はあると思います。転職を否定している訳ではなく、時間が経てば意識や考え方が変わるのは当然です。ただ、諸外国と比べてみると意外と少ない数値でしたのでその辺について触れいければと思います。

※画像はひろしまナビゲーターさんよりお借りしました。

kinzoku日本人の勤勉な性格

こちらの画像は「平成25年度各国の働き方の実態からみた労働法制・雇用制度に関する調査」という報告書の一部です。一番左が日本、アメリカとなっています。勤続年数以外にも人口や失業率、就業者数など触れられていますが今回見て頂きたいのは勤続年数です。ドイツは日本とほぼ同点ですが、失業率などを見てみると日本が上回ってます。さらに人口の数が少ないということは%の考え方的には低い数値を維持するのは困難です。にも関わらず低い数値を出しているのは誇りに思うべきだと思います。失業というのは会社が潰れる、諸事情で突然職を失うケースなど対象ですが、イレギュラーが少ないという見方もできます。イレギュラーが少ないのも淡々と一つのことに熱心に取り組む日本人だからでしょう。反対を行くのがアメリカです。数値上は反対という程ではありませんが、それでも持っているカルチャーの違いがあることは数値に出ています。

j3108000対照的な国、アメリカ

アメリカンドリームという言葉で象徴される様に自分自身の足で立ち独り立ちをして動けるそんな自主性を尊重する国といえます。数値で見てみましょう。勤続年数は低いですが、起業率は2007年でいえば日本の約4倍です。(平成23年度版中小企業白書各国の開廃業率より)廃業率も高くなっているのは起業する人が多い分会社を潰す人間もいるからでしょう。自分で決めるという事は責任は自分に発生します。ここが大きく日本のカルチャーとは違う所です。日本の場合は他人に自分を委ねて最終決定権は上司、もしくはクライアントです。そうしたカルチャーで生きていると自分で決めるというタイミングはなかなかありません。何か起きても責任を取るのは上長ですが、実態は最終責任者は誰?になっている姿はよく見かけるのではないでしょうか。東洋であろうと、西洋であろうとクライアントの要望は絶対ですが、もしAプランよりもBプランが良いと思ったら率先して提案していく姿は我々が目指した方が良い姿だとは思います。大きな違いであり非常に勿体無い部分ですね。

悪い面を挙げ連ねましたが、良い面もあります。自主性よりも和を貴しとなすので基本意見の乱れがなく上さえ問題なければ下はそのまま言われた通り忠実に実行です。アニメゲーム漫画業界の制作で考えると分かり易いでしょう。メーカやパブリッシャーがいて、ディベロッパー、部分請けする会社がいて上から下まで細かく割り振られています。アメリカはArtStationというサイトやポートフォリオを載せるサイトからヘッドハンティングされるのが基本だそうですが、一つのプロジェクトに対して契約、それ以降契約するかは実力次第、そこで力を発揮出来なければ契約続行は不可能その責任は受け入れましょう、という流れになっています。そこにはチートも待ったも存在しません。出来るか出来ないかだけです。ここについては結果至上主義と呼ばれ結果を出せる者が正義、出せない者は悪という考え方になっています。その点、日本は定年退職、終身雇用という言葉の通りしっかりと指示通りのことをやっていたら定年まで生活を回していけますので安心です。

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どちらが良いということもありませんが、既に外資が多くの会社に潜んでいますので、早かれ、遅かれそうしたシステムに変わる可能性は高いです。路頭に迷う人が続出するかもしれません。そうした時に備えて耐える免疫を整えておくのは大切だと思います。1946年8月6日に落とされた原子力爆弾は当時の人は想定外だったでしょう。壊れないモノはこの世に存在しません。やがて来る未来に備えてやれること今からやっておきましょう。今日も自己鍛錬!

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