脱法行為はダメ!
法を犯す行為は当然ながらダメです。英語でtax havenと言われますが、租税回避は違法なことご存知でしょうか。例えば、日本に法人を構える企業が日本の税務署に税金を払うというのは日本国憲法にも明記されている様に「納税の義務」は当然の事です。もし、払わないというならそれは脱法行為です。私たちが住む世界において資本はお金です、その土地を利用して商売をしたのならルールに則り必要なお金を納める、というのは当然のことです。何も不思議な話ではありません。1、2ヶ月前の話になりますが、パナマ文書というモノが公開されあらゆる所で波紋を呼んだニュースがありました。ただ、私が目にしたのは日経新聞でしたが、大きな扱いは特になく何事もなく過ぎ去って行きました。今更ながらこの出来事しっかり目を凝らして欲しいと思います。実はこの話、アニメゲーム漫画業界とも関係しています。と言いますのも、業界は違っても被っていることは色々あります。紹介して貰ったら違う業界の人がいました、という経験は誰でも体験したことある様に違う業界だと思っても意外と近しい人だったなんていうこともあると思います。そもそも日本国内で戦い合う企業同士ですから視点を上げれば見過ごしてはならない訳です。国内の企業が脱法行為をしているというのは同じ土俵で戦う企業として糾弾見過ごせません。個人的にも見過ごしてはならないという意味で取り上げました。
パナマ文書とは
パナマ文書という言葉が5月にニュースで出回りました。それに合わせて名前を連ねていた一部企業のトップが「問題ありません」とコメントしてましたが、大いに問題あります。まずはそこを掘り下げていきます。税金を私たちが収めるというのは日常的に普通のことです。法律にも明確な記載され悪意のある形であれば刑事裁判に掛けられるレベルです。つまり、絶対にやってはいけないことです。ネットで「タックスヘイブン」と入れ込むとケイマン諸島、バージン諸島、カリブ海の島国は租税回避地として上がっているので参考までにご自分で調べてみてください。今回のパナマ文書はこのカリブ海として対象に上がる土地です。もし、企業がリストに載っていたら違法行為を意識してやったと宣言している様なモノです。租税回避する為に、現地で法人を作る訳ですから弁護士事務所とか法律に詳しい機関に委託する訳です。パナマ文書は流出しなければ当たり前ながら見ることは出来ません。NDAを結び厳重に情報を管理しますとした上で契約を各専門機関と進めていくので普通に出回る情報ではありません。流失した問題となったモサック・フォンセカ法律事務所といえばタックスヘイブン業界でかなり有名どころです。ほとんどの企業が現地法人を立ち上げる際には経由しています。今回はここから情報が流出したので大事となっています。名を連ねた企業は国内、海外企業数知れず、現在はデータベース入れなくなっていますが、関わった企業はしっかりと責任を取る必要があります。
違法行為と知っている、知らないの前に
この行為自体が違法、違法ではないというのはどうでも良い話です。各対象となった企業が「大丈夫です」と発言してましたが、違法ですから大丈夫ではありません。違法です。国会でも追求するべきですし、政府を見張る私たちも追求するべき問題です。当時、そのコメント以降メディアではやり玉に挙がっておりませんが、刑事事件です。刑事事件に該当する行為がどれほど重いかはご理解頂けるとおもいます。刑事的な責任を取って初めて収束を迎えたと言えます。私が調べる限りですが、一度騒がれて言い逃れした形で終えていますので鎮火してはならない話の筈です。各報道機関はここぞとばかりに騒ぎ立てるべきです。
こちらの画像は東京MXで放送されている番組「ばらいろダンディ」の中でコメンテーターとして登壇されている苫米地英人さんがパナマ文書について言及した時のモノをお借りしました。私たちが日常的に目にするモノのほとんどは大企業という所が価値を生み出し現場の人間が稼働しています。メーカーやパブリッシャーに頭が上がらない構図はどの業界限ったことではありません。言いたくても明日の仕事が無くなったらどうしよう、お上に逆らったらどうなるか分からない、そうした不正の積み重ねで世の中から不正は消滅していません。分かり易い話です。このフリップを見ると電通や東京電力という名前が名を連ね、アニメゲーム漫画に関係有る企業といえばライブドア、楽天、ソフトバンク、ドワンゴでしょうか。もしかすると不正を正そうという行為を選択した事で仕事の制作がストップするかもしれませんし、大口のスポンサーに言及したら広告を下りられてしまうかもしれません。ちなみに、Googleも名を連ねていました。
頑張ってもラクになれないのは当然です。上が不正をしているのですから下がラクになる筈ありません。勝負をするなら公平にするべきなのにも関わらず各メディアに口を利き、幅を利かせ何も言えないというのはおかしな違和感です。ここから読んだ人が情報を拡散することでそうした世界を作っていくことは可能です。おかしな事には大きな声で反対の狼煙を上げ、そうした世界だからこそアニメゲーム漫画コンテンツは発展していくと思います。個人で考えるレベルを超えた話ですが、一国民として知っておいて欲しいと思い取り上げました。これからも伝えるべき情報を発信していければと思います。
業界発展!!