夢をかなえたい
記事を読んでいただきありがとうございます。今回取り上げるのは未経験者が採用されるためにどうすればいいのかということについて書いていきます。今回のテーマである未経験というのは何を指すのかというと、業界で仕事をした経験がないということではなく、その就きたい職種の経験があるかないかという話です。たとえばそれまでイラストレーターだった人が、ゲームプログラマーになりたい、Webデザイナーになりたい、アニメーターになりたいというのは未経験での転職です。逆に遊技機のデザイン業務をしていたけど、ゲームのデザイン業務に就きたいというのは異業種からの転職であり、未経験ではありません。
未経験というと比較的年齢層が若い方がそれでもなりたいと思った職業に就くことをあきらめられず、今の仕事から転職しようという人が多いです。特にゲームの専門学校に入った、アニメの専門学校に入ったのに、まったく違う業界の別の仕事をしているというときに、ラクジョブで多くの求人情報を見て会員登録をするということはよくあります。実際仕事をしていく上でもいやいやというかなんとなく仕事をしているよりも、これをしたいという強い思いをもって仕事をしているほうがよほど成果も発揮しやすいですし、仕事としても楽しくなると思います。だからこそ、本人がしたいと思うことについてはたとえ未経験でも積極的に応援していきたいと思って今回の記事を書きました。
未経験をとりまく転職市場動向
未経験の人が転職活動をするときに、どのような状況になっているのかについてデータを見ていきます。
引用開始
一方、職種経験不問の求人割合は、直近(2012年10〜12月)で8%。リーマンショック以前は第二新卒を中心に、未経験者の採用が活発に行われていたため、職種経験不問の求人も約20%を占めていました。ところが、リーマンショック以降その割合は大きく下がり、2009年1〜3月の8%から現在まで、ほぼ横ばいの状態が続いています。
業種経験不問の求人が5割を占める一方、職種経験不問の求人は1割に満たない背景には、企業が柔軟性と専門性を併せ持つ人材を求めていることがあります。消費者ニーズが多様化し、マーケットの変化が加速化している現在、企業は既存のサービスや商品にとらわれない、柔軟な事業展開が必要に迫られています。そのため、どのようなマーケットでも柔軟に対応でき、新たなビジネスを生み出す高い専門スキルを持つ人材のニーズが高まっていると言えます。
引用終了
未経験の職種に転職しようとする場合、今回引用したデータを見てみると、全体の求人のうち8%しかその枠がないことがわかります。そしてさらに異業種からであればその受け入れ口はもっと狭まりますし、自分が希望する業種、職種の求人といえばさらに少なくなります。未経験でもいろいろな選択肢が豊富にあり、当然試験等はクリアする必要はあるものの、中途で未経験で転職するよりも、すんなりと入りやすいというのは新卒採用における特権といえるでしょう。未経験でも転職したいという場合、これぐらい厳しい現実があるということをまず覚えておいてください。この状況を知った上でもなお、未経験で転職したいという場合、まだ新卒採用後間もないのであれば第二新卒の枠を狙うのもひとつの手段ですし、そうでないのであれば覚悟を決めて転職活動を成功させるほかありません。
なにをすべきか
そもそも未経験という職歴はどのような印象を与えるのでしょうか。まずいくつかパターンを分けて考えて見ます。新卒でも中途でもいい人材がいれば確保したいと考えている会社の場合、採用担当者からすると、職務経歴を見た時点で採用したいと思う気持ちはかなり下がります。新卒でも中途でもという会社は、本音ベース中途の即戦力がほしいですし、新卒ならまだしも中途で未経験となるとかなり採用意欲は下がってしまいます。そこから逆転を図るということはよほど光る何か、もしくは印象付ける何かを職務経歴書なり、履歴書なり、はたまたポートフォリオやプログラムのソースなどで表現していく必要があります。
未経験者の採用を積極的に行っている会社の場合、未経験ということ自体織り込み済みなのでたいした影響はないですが、重要なのは転職を決断した理由とその先のポテンシャルです。どうしても前職でのイメージもついてきてしまうので、そこを踏まえた対応をすることになりますし、業種や職種の経験はなくとも社会人としての経験はあるわけで、そういった過去の経験を元に具体的にアピールを行っていくことが肝要です。
いずれの場合においても必ずいえることは、その職種について成果を出し会社に貢献できる人間であるということを、アピールすることです。その源泉はどうしてもその仕事に就き、いろんなことを成し遂げていきたいという情熱から生まれます。それがなければなにをやっても意味がないですし、運よくは入れたとしても結果的にはやめてしまうことになるでしょう。仕事は人生における時間の中で大きなウエイトを占めます。どの会社に入るのか、どんな仕事をするのか、独立するのかなどなど、人生においてとても大きな選択です。
だからこそ、未経験でも転職したいというのはよほどの思いがない限りお勧めはしませんし、それでもしたいと思える何かがなければ実現するのも難しいでしょう。そういった思いを持った人が遅咲きで活躍することはよくあります。そういった人が業界に入りいい作品を作っていくためにも、必要なお手伝いは積極的にしていきたいと思います。就職、転職に関するご相談は気軽に下記までお問い合わせください。