2013年に
2013年といえばLTE回線が使える携帯iPhone5Gsが発売された年に当たります。LTEは正式名称LongTermEvolutionという呼ばれ方をされております。正確には4G回線ではありません。とは言いましても、3Gの下り最大14Mbpsという速度に比べるとLTEの速度は下り最大72Mbpsですから約6倍性能は向上しています。そのLTEがスマフォに当たり前に搭載される様になった時から3年が経過しようとしています。そんな中待望の次世代回線5Gがやってきました。以下読売オンラインより
引用開始
総務省は携帯電話の「第5世代通信規格(5G)」を活用したサービスの開発に2017年度から乗り出す。5Gは現在主流の「LTE」の次々世代となる通信規格で20年度のサービス開始を目指している。通信速度がLTEの100倍になる上、より多くの人が同時にインターネットjを使っても通信が途切れない長所がある。総務省は5Gの普及にはこれらの特徴を生かしたサービスの有無がカギを握るとみて、民間企業と開発を急ぐ。17年度予算の概算要求に関連費用を盛り込む方針だ。通信会社や電機メーカーのほか、自動車メーカーや映像関連企業などの参加を見込んでいる。
引用終了
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20160605-OYT1T50102.html
という報道がされておりました。冒頭で説明した様にLTEが現世代で次に第4世代が該当するため次々世代の規格という書き方がされております。こちらの第5世代一見通信業界にしか関係ない話なのですが、よく調べてみてみるとアニメゲーム漫画業界のこれからと密接に関わっており大変重要な決定となります。
現代社会においてネットが無いと何も出来ないという言葉に象徴される様にパソコン限らず、スマフォ、携帯デバイスなどは肌身離さず携行しております。どこへ行くにも、どこで食べるにしても基本はネットを利用します。昔は人の紹介やテレビなどの特集を見て決めていたのが今ではインターネットを主として成り代わっています。それを分かりやすく示したのが右記画像です。平成21年8月に総務省から発表された「インターネット検索エンジンの現状と 市場規模等に関する調査」からお借りしました。こちらを見て頂くと2002年から2008年に掛けてインターネット検索が年々増加していることが伺えると思います。
別のデータで平成27年情報通信白書の「ニュースを知る場合に最も頻繁に利用するメディアの推移」という項目があります。こちらをみてみますと2000年頃まではテレビ85.0%、インターネット1.7%だったのが、2012年に入りテレビ63.9%まで下がり反対にインターネットが29.6%まで上がっております。下記画像。インターネットが普及し始めて当初は抵抗を示していたのが、時を重ねる内にデバイスなども進化しガラケーからスマフォやiPadなどが出てきて行えることが増え、どこへ行くにしても手軽に持ち運べるため日常的に利用される機会が増え段々と市民権を得て信用を勝ち取っていたと分析できます。そうした甲斐もあってか今では日常的にスマフォを利用する人が増えネット検索をして情報を得る、そうした状況が現在となっています。
アニメゲーム漫画業界は他人事ではないと申し上げましたが、顕著に結果が出ているのはゲーム業界です。ゲーム業界は通信速度の変化で大きな市場を得たと言えます。コンシューマーゲームやアーケードゲームが主流だった中、通信規格が新しくなり2012年までは2,607億円だったソーシャルゲーム市場は2013年には5,597億円となりました。スマフォは2013年はLTE回線対応機種の販売年でもあり、冒頭で紹介したiPhone5sも同時期にリリースされました。ここからスマフォゲーム市場は急激に伸び3年後の現在でもパズドラで大ヒットしApp Storeトップをひた走るガンホーオンラインエンターテイメントがガンホーフェスティバルを手弁当で開催出来るなど2016年現在においてもホッとな市場です。漫画業界は電子書籍の流行化が多く見られ始めた年でもあります。
売上ベースで言いますと2012年まで768億円となっていた市場は2013年に入り1000億円まで膨れ上がっています。いつでもどこでも手に入れられる漫画コンテンツによって電車に乗っている時間や少しの時間でも潰せる材料として機能しています。アニメも同様にメーカー独自の公式チャンネルが作られyoutubeなどでアニメPVが公開されたり、1話限定配信が展開されたり、バンダイチャンネルの様な専門サイトが誕生しいつどこにいても定額でアニメが見られるという状況を作り出したのはLTEの功績で、アニメ配信だけで205億円という売上も生み出しました。漫画市場と電子を調べてみましたが今現在これからの在り方を模索中で現時点でLTEがあったお陰でという功績までは出ておりませんでした。ただ、アニメゲーム漫画業界の成長と共にインフラの成長があるということは確実に言えます。
※情報メディア白書2015を参考にした数値です。
5G出現で想像も付かないような未来
だからこそ、これからもアニメゲーム漫画とネットは密接に関わりながら成長し続けると思います。今回紹介した次世代規格5Gは2017年には開発がスタートし、2020年度のサービス開始を予定しております。2020年といえば東京オリンピック開催の年でもあり、そこへ行くまでにアニメゲーム漫画業界は大きな発展を遂げいているでしょう。
5Gは同時通信も100万台まで可能となっており試合を観戦しながらゲームをその場にいる100万人とプレイしたり出来ます。ネットでも、リアルな世界でも盛り上がれたら楽しそうです。国が総力を挙げて開発に挑むと言っているので個人の入る余地はありませんが、これからアニメゲーム漫画業界を通信でも盛り上げるためにたくさん稼ぎ、たくさん税金を納め総務省の予算に貢献していこうと思います。5Gという次世代規格で繋がっている世界で広がるアニメゲーム漫画作品が一体どんな変化を遂げているのか今からとても楽しみです。
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