記事を読んで頂き有り難うございます。今回は、ラクジョブで現在乙女ゲームのディレクターを募集している「工画堂スタジオ」という会社のご紹介をします。
工画堂スタジオは、乙女ゲーム業界では有名な企業です。「うたの☆プリンスさまっ」のイラストや、自社タイトルでも「幕末花魁道」などの作品があります。これをご覧になって居る方の中にも、工画堂スタジオの名前を聞いた事のある人はいるのではないでしょうか。工画堂スタジオの魅力は何と言っても、美麗できめの細かいイラストです。ロマンスを追求する乙女ゲームにピッタリな美しい絵柄で、乙女ゲームファンには工画堂スタジオの根強いファンも存在します。
今回の求人はゲームディレクターですが、工画堂のイラスト陣をディレクションし、乙女ゲーム業界を賑わせる作品を作ってくれる人を募集しています！
女性向けゲームという市場について
これをご覧になっている人の中には、前職が必ずしも乙女ゲームの業界ではなかった、という方も居るかもしれません。そんな人の為に、女性向けのゲームの市場とは何か?についてお話ししたいと思います。
女性向けゲームの最大の特徴は、ユーザー層が常に一定に限られているということです。特に乙女ゲームではこの傾向が強くあります。乙女ゲーム大手のボルテージ調べによれば、女性のユーザーでも乙女ゲームをプレイするのは5から4人に1人、と言われています。
女性向けゲームには、大別して2つのジャンルが存在します。乙女ゲームとBLゲームです。これらのジャンルは完全に棲み分けているというわけではなく、両方のジャンルを遊ぶ、という人も存在します。最近では、基本的に乙女ゲームが主体になりつつも、部分的にＢＬ要素が入り込んだハイブリッド型のゲームも多くなってきています。工画堂スタジオがイラストを手がけた「うたの☆プリンスさまっ」のゲーム版もこの路線です。
サイバーエージェント調べによれば、女性プレイヤーの課金プレイヤーの割合は50％弱だといわれています。しかしボルテージ調べによれば乙女ゲームの平均課金金額はこれよりも低く、平均が35.5％となっています。つまり通常よりはプレイヤーに課金をさせにくいのが乙女ゲームであるともいえます。
※弊社の平田が書いたこちらの記事にこの辺りの事情は詳しいです
→https://raku-job.jp/news/companyrep/6231/
課金率が低い代わりに、乙女ゲームではグッズ展開を充実させた収益モデルが一般的です。グッズ展開で成功する為に必要な事とは、ゲームの世界の虜になり、ゲームに関連するグッズなら喜んでお金を使いたいと思っているコアなファンの存在です。そこで乙女ゲームを作る際のディレクターにとっての課題の1つは、低い課金率を補ってあまりあるような魅力をゲームの世界観の中で演出し、ゲームの世界にファンを引き込んでいくことです。乙女ゲームでいい作品を作るには、女性ゲーマーの中でも少数派のファン層の心にグサリと突き刺さるコンテンツを作って行く必要があります。
何がユーザーにとっては最高のアピールになるのか?
では、目の肥えた乙女ゲームユーザーを惹きつけるのはどんな要素になるのでしょうか。appstoreの実施した調査を引用すると、乙女ゲームを遊ぶ事に決めた要因は、1位が「イラストが好きだった」2位が「シナリオが面白そうだった」、3位は「好きな声優さんだった」になっています。乙女ゲームファンが求めているものは、まずは美男子の美麗な絵なのであり、次にそれをいかに配置し、世界観を作り上げるのか、という点なのです。女性向けのゲームは特に、独特のセンスが必要になります。乙女ゲームファンにどんな作品が受け容れられるか。それは、頭で考えて分かるような事ではありません。何よりも自分自身が乙女ゲームを好きで、乙女の気持ちを心から理解していること。それがディレクターを務める上で一番の適性条件になるはずです。
今回工画堂スタジオで募集しているのはゲームディレクターですが、工画堂の有力なイラスト陣をディレクションし、魅力的なキャラの設定、魅力的な世界観を作り出せる人を募集しています。イラスト陣のディレクションだけに終始するのであれば普通のディレクターですが、今回募集するディレクターはキャラクターの設定や、シナリオの構成など、ゲームの内容に踏み込んだ部分まで考えてもらうことになります。工画堂スタジオの優秀なイラスト陣と、アナタの乙女ゲームに対するこだわりとアイデアがミックスすることで、乙女ゲーム史に残り、ファンに愛される乙女ゲームが出来上がるでしょう！
（工画堂スタジオの求人情報はこちら！）
→株式会社工画堂スタジオ（乙女ゲーム向きディレクターを募集中）
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=56f2317b20ef38048
