ホビーとフィギュアの祭典、ワンダーフェスティバルが7月24日開催!今回の注目イベントは?

wf2016w_logo_fixコミケと並ぶ祭典、ワンフェス!

今年の夏のワンフェスの開催日が、7月24日(日)に決定しました!ワンフェス、ことワンダーフェスティバルとは毎年夏と冬の2回開催され、毎回5万人を超える多くのファンが集まるるホビーとフィギュアの巨大イベントです。2016年2月に開催された前回の「ワンダーフェスティバル[冬]2016」には約1,900近いディーラーが参加し、来場者は56,051人にもなる大きな賑わいを見せていました。

私などは、毎回個人のフィギュア作家さんの作るガレージキットに大注目しており、特に『TIGER&BUNNY』の虎徹さんとバニーちゃんのハイクオリティな胸像が出展されたときは持参したデジタル一眼で塗装済みのサンプル品をあらゆる角度から撮影しよだれを垂らして喜びました。もちろん、コミケのように漫画の形になっているものもいいですが、その愛着あるキャラ達が立体物になって並んでいる光景というのはまた違った趣きもありますし、服の皺や体のひねり、目元口元のキャラごと、作家さんごとの特徴の違いなど細部にわたって描かれるそれはもはや芸術品です。漫画で脳みそを癒やしたら、フィギュアで目でも愛でる。これこそオタクの醍醐味とも言えるでしょう。

wanda-and-reset_mあずまんが大王でおなじみ、あずまきよひこさんがキービジュアル

今回の「ワンダーフェスティバル2016[夏]」のキービジュアルは、人気マンガ家のあずまきよひこ氏が手掛けています。あずまきよひこ氏といえば、『あずまんが大王』や『よつばと!』で有名で、日本のメディア芸術100選マンガ部門にいずれの作品も選出されているアニメ風の絵柄でゆるい4コマを描くことにかけて折り紙付きの作家さんです。あずまきよひこ氏にイラスト担当が変わったのは2014年夏開催から。それまでは、水玉螢之丞先生が長年担当されており、ワンフェス公式キャラクターのワンダちゃん&リセットちゃんデザインも水玉螢之丞先生が担当されていました。しかし、体調不良が重なりワンフェス側は断腸の思いで後任としてあずまきよひこ先生にオファーを出しました。その後同年2014年12月に水玉螢之丞先生は肺がんで帰らぬ人となりました。

それまであずまきよひこ先生と言えば『よつばと!』のようなほのぼのテイストのキャラ作りが有名でしたが、今までとは違う、オシャレで最先端でシャープ&ポップなテイストを編み出して、見事に水玉先生の作ったキャラを継承してくれました。

毎年がらりと変わるラインナップ

前回「ワンダーフェスティバル2016[冬]」では、ねんどろいどやfigmaでおなじみのフィギュアメーカー、グッドスマイルカンパニーの10周年を記念して、ねんどろいどのパッケージで作られた「10th」タワーも話題になりました。また、ワンフェスの見所はフィギュアだけではなく、前回出展されたものでいうとアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の執行モードリーサル:エリミネーターに改造可能な「ドミネーター」の展示は参加者を驚かせました。ご覧ください、この半端でないクオリティ。

こうした電動・可動式の大人が持ちたい玩具が出展されているのも魅力です。このほか、2012年にはパイロットが搭乗し操縦できる巨大ロボット「クラタス」も登場し「造形物」という枠組みがどんどん広がっていきました。3Dプリンターという新技術のおかげで、個人でやれることの幅も拡大してきたということも要因としてありそうです。

c00e44ab6b950f5a2016[夏]の注目は?

毎回、出展申請の多さによって人気版権作品の流れがわかるこのワンフェス。ガンダム、パトレイバー、エヴァ、セーラームーン、グレンラガンにマクロス、ラグランジェにガルパン、艦これと、どちらかというとロボットや戦闘美少女に偏りがちだった人気傾向も、最近では覆され、おそ松さん、刀剣乱舞、アイドルマスターなどどちらかというと等身大の人間キャラ(刀剣乱舞は刀の擬人化ですが・・・)に注目が集まってきているようです。そうした流れを受けて、前回イベントブースでは『刀剣乱舞』や『アイドルマスター シンデレラガールズ』のステージが開催しました!また、『魔法少女まどか☆マギカ』で世間を賑わした虚淵玄さんの新プロジェクトの発表もあり、会場を熱狂されましたが、今回もまた大きな発表はあるのでしょうか?すでに出展受付は締め切っていますので、出展に向けて作業を行っている作家さんの状況などはtwitter等でも漏れ聞こえてきているところですが、イベント内容も含むこれからの情報に期待です!

<開催概要>
ワンダーフェスティバル2016[夏]
■開催期日:2016年7月24日(日) 10:00~17:00
■会場:幕張メッセ 国際展示場 1・2・3・4・5・6・7・8ホール
■入場料:2,500 円(入場チケット兼公式ガイドブック/小学生以下無料)
※開場時に優先的に入場できるダイレクトパス(3,000円)もあります。
■公式サイト ワンダーフェスティバル|Wonder Festival

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