肉と野菜どちらが好きですか?
嫌いな食べ物となると上がってくる野菜、これは日本の好きな食べ物ランキングを見ても顕著に表れています。こちらの画像は社会実録データの食べ物ランキングです。トップにゴーヤが来ている様に野菜関係は嫌いな方のランキングに入りやすくなっています。3位にレバーがランクインしていますが、独特のクセや特徴は肉というジャンルとは一線を画しているかなと思います。下を追ってみてもトマトやピーマン、パセリなど野菜のラインナップは止まる所を知りません。もう少し下へ行くとようやく梅干しが出てきております。
こうしてご覧頂くと嫌いな物には野菜、好きな物と言えば肉(魚、牛、豚、鶏含む)となっています。では、みんなの行動も肉が好きな様に肉食ばかりかと言えば草食が増えていると聞きます。肉食と草食を分けることに意味は感じませんが日本経済、アニメゲーム漫画業界のコンテンツ制作という意味では大きな問題です。今回はその辺りを細かく追っていきたいと思います。企業名などは伏せてますが、ある企業の社長さんからのコメントも載せましたので要注目です。
肉食系と草食系
私は肉食だから良いということは言えないと思います。TPOによって肉食、草食それぞれのスタイルに合わせる必要があると思います。時には草食でも問題ないと思います。今回の主な舞台はビジネスという舞台の上の話です。元々肉食草食という言葉はテレビやメディアなどでガツガツアタックする人を肉食、おとなしく獲物を待ち機が来たら美味しく頂く草食などという恋愛のスタイルに対しての分類に使われ言葉が出だして直ぐは幅広く扱われるモノではありませんでした。では、幅広く扱われる様になった理由はといえば恋愛という中で起きていたことが実態として他のことにも大きく関与していたからと考えています。
人間は顔で決まると言われますが、何かの選択肢はその人が持っている中から選んできている訳で無意識の内に選んでいる方向性に則って行動しています。ですから、その一側面が恋愛の場面だっただけで恋愛以外は肉食です、というのも中々ない話なのです。実際それは日本経済というシステムで仕事をしている人を見ても如実に表れているのではないでしょうか。少しでもラクしたい、儲かりたい、面倒くさいことは嫌だ、仕事を貰って受けていれば安泰、外には飛び出そうとしないなど私たちが日常的に扱うプラットフォームの大半が外資系の企業となっている事実は隠しても隠しきれません。その原因の一端は私たちの草食というポテンシャルに関係しています。
大手出版社代表の言葉
ある会社の代表の言葉とだけ表現させて貰います。この方が仰っていたのは「飛び出そうとしない」という言葉です。この方の周りには若い人から中堅、ベテランまで幅広く人が入れ替わり立ち替り入ってきていますが、真の意味で繋がれるのは自分たちと同世代くらいのものだと仰っていました。これは気が合わないなどという話ではなく、ビジョンという物を語り合った時に安泰で今のまま現状が続いてくれたら良いという人と、何十年、何百年後という未来に向けて何かを少しでもやっていこうと考えている人では大きく思っている事が違うよという話です。
この方はそれではイカんよねと仰っていました。もちろん、人には一つが絶対だと思ったら新しい考え方を受け入れないという仕組みはありますが、私自身も感じますし現代のコンテンツ産業でビデオのダビングみたいなコンテンツの使い回しが横行している事を考えるとこの方に私も賛同せざるを得ませんでした。
ビジネスを愉しむ
私は草食を脱退することを絶対に良いとは思いません。人によって好きな生き方があるでしょう。ただ、このままビデオのダビングの様にテープが擦り切れる行為を繰り返すことにアニメゲーム漫画作品の未来はあるのでしょうか。という点においては草食は今すぐ卒業した方が良いだろうということです。草食というのは獲物を待つ動物です。ある物で何とかして、その場をしのぐと言いましょうか。ビジネスをもっと楽しんで良いと思います。これになぞって私は肉食系と呼んでいます。肉食はライオンを浮かべると直ぐに分かりますが、死ぬかもしれないと思っていてもそこに獲物がいたら俺は百獣の王だと言わんばかりに餌へ飛びかかっていきます。昔、ライオンの捕獲映像をNHKで見たことありましたが、実は獲物の捕獲は百発百中ではないんですよね。1000回やったら誰でも失敗の一つや二つ出てくる様にライオンも失敗をして学んでいきます。
私たちはライオンではありませんので相手を食ってかかる必要はありませんが、死ぬ気で飛び込むというスリルを楽しんでビジネスをしても良いと思います。アニメゲーム漫画業界は偉大な文化資産です。これらを引いてみてみるとコンテンツと呼ばれるモノですが、古くは源氏物語、もっと言えば古事記などもコンテンツです。私たちとコンテンツは歴史を共にしてきました。これらは売れる売れないというよりも作りたいからどんどん作っていた、そんな背景だったと思います。あとは、それくらいしかやることが無かったということもあると思いますが笑 とはいえ、アニメゲーム漫画というコンテンツ産業を皆さんが選んだということは本当はやりたいことがあって入ってきたと思います。何か一つでも自分の中にこれだ!と思うものがあるのなら肉食になり切って飛び込んでみてください。冷ややかな目線を送る人もいますが、未来を見据えてコンテンツについて本気でどうしていこうと考えている人たちはそんなあなたを応援してくれる筈です。今回は肉食と草食について、アニメゲーム漫画業界と絡めて書きました。毎日会う企業さんから聞いた話しなど共有できそうなことがありましたらラクジョブ新聞にてまた届けさせて頂きます。