アニメゲームマンガ求職者向け 転職で心配なメンタルとお金のこと 計画的な転職を成功させるには?

Bad girl arguing with her couple breakup concept転職での心配事

記事を読んでいただきありがとうございます。ゴールデンウィークだー!と喜んでから早いもので、5月もあっという間に折り返し地点です。皆さんもちろん連休ボケなんてとっくのとうに抜け、就職転職活動に励んでいることと思います。

さて、5月と仕事、5月と就・転職活動といえば見過ごせない問題があります。新入社員や転職したての方々は、4月に新入社員として入社した場合、この5月はメンタルの谷を必死に超えようとする時期に差し掛かる人達が急増するのです。所謂「五月病」というものですね。企業によってはそろそろ研修も終わり、本番として仕事をやってみるものの、なかなかうまく行かず落ち込んでしまったり、ああこの仕事やっぱ向いていないのかな……と早々に退職を考えてしまう人が増えたりするのです。

Young businessman standing on edge of rock mountain and lookingメンタルの沈みと転職

慣れ親しんでいない環境に入り込むと、人間は猛烈にストレスを感じるようにできているようです。心理学や自己啓発の分野で「コンフォート・ゾーン」と言う言葉を聞いたことがある人もいらっしゃるでしょう。心理的に快適でリラックスできる領域のことを指す言葉ですが、まさしく研修という身分から本番に入るわけですから、もともといた研修生という立場に強い臨場感を持ってしまっている人であればあるほど、今の自分とのズレを感じてしまい猛烈にストレスが溜まるのです。

ストレスに苛まれ、「仕事に行くのが嫌だ」「新しく覚えたことを失敗するのが怖い」「とにかく辞めたい」という感情を猛烈に感じた状態になると、せっかく就職できたのにも関わらずそうそうに「転職する」という手段を取ろうとする人がいますが、冷静になって転職というものを考えなければ、失敗する可能性が高いです。転職は衝動的にではなく、しっかりと計画してから行うことが重要です。将来のイメージを膨らませ、それに見合った仕事を探し、見つけることが重要なのです。

Businessman in desert安易に「退職後の転職」を選択しない方が良い理由

「今の仕事が嫌だ」という理由を冷静に考えることができないとどうなるのかと言えば、急に職場に行かなくなってしまったり、次の仕事が決まっていないのに衝動的に退職届を出してしまったりという行動を取ってしまおうということになってくると思いますが、オススメしません。セクハラやパワハラなど、犯罪に発展する可能性のある行為の被害に遭っているような緊急性があるケースの場合は事情が変わってきますが、そうでもない限りはすぐに退職することはオススメできません。

何故なら非常に簡単な話で、退職するという事は収入が減るというレベルではなく、ゼロになります。貯金が潤沢にあるのであれば、急な退職を申告しても退職者は困りません(もちろん会社は困りますので、しっかりとした手続きを踏んで退職しましょう)。一般的にも転職期間は短くても3か月は見積もらなければ慎重に転職活動をすることは難しいとされています。人によっても違いますが、要するに転職期間中の生活費や税金を賄えるだけのお金が無ければ厳しいのです。今すぐにこの会社を離れたい!という場合でも、1か月間飲まず食わずで生活できる訳では無いので、貯蓄がなければ退職後の転職という手段を安易にとるのは危険なのです。生活費プラス志望先への交通費などもかかりますし、病気やケガなどによる出費の可能性もゼロではありません。

lonely man現職の不満点を冷静に考える

まず、「嫌だな」「辞めたいな」という感情に支配されている人は、なぜその感情が生まれてくるのかということを冷静に捉えるべきなのです。理由を見付けるべきです。それをなんだかよく分からないまま、もやもやした感情を根拠にするのではなく、論理的な言葉に書き起こしてみることが重要です。あなたが新入社員でそれなりの理由を見付けることができたとして、それでもなお転職を考えているのであれば、もし「仕事ができるようになったらこの会社にいたいか」「上司が起こらなくなればこの会社にいても良いか」ということについても考えてみてください。そうすると、人間関係や個人的な精神に捕らわれていた時には見えなかった現職の様子が見えてくるようになります。給与や社員に対する待遇制度、仕事に対する魅力など、もっと根本的なものに目を向けることができるようになる筈です。給与や待遇に不満がある、会社の仕事そのものに楽しみを持てないという段になって、ようやく退職を考え、今すぐにすべきなのか、現職についたまま転職活動をするのかということを考えましょう。そうでもしなければ計画的な転職活動はやはり難しいと思います。もし退職できる状況であっても、現職の何が不満だったのか、自分が仕事に対して何を重視しているのかということを把握していなければ、次の転職先探しも失敗するのではないでしょうか。

Clock womanどちらにせよ期限を設けましょう

もし転職を決めたとしても、ダラダラと転職活動をすることはお勧めできません。退職後の転職を選択した場合、前述しましたが貯蓄が減っていく一方です。お金が減れば精神的な余裕もなくなり、焦って転職先を見つけるようになってしまうリスクもあります。退職後の転職活動は現職についている間に、短期での計画を立てる事がお勧めです。志望先の企業をある程度見定め、3か月程でしっかり決めるように、期限を決めた上で始めることをお勧めします。

現職に就いたまま転職活動を続ける人も同様です。長期化すればするほど不満が溜まりに溜まった職場に長くいる上に、休日などを使って転職活動をしなければならないので、心身ともに疲弊します。こちらも退職後の転職を選択する場合と同様、期限を決めた上で転職活動をはじめましょう。具体的な道筋を決めるよりもまず、期限を設けるほうが先です。3か月ならば3か月、半年ならば半年。重要なのは、その決めた期限から逆算して行動するということです。3か月、半年後に就職を決めるには、このような手段をとる必要がある。とすれば、今の自分は最低でも何をしていなければならないのかというように、未来から現在へと逆行して想像して行くのです。設けた期限によって何社受けるのか、どこへ受けるのかということも絞れてきますし、取るべき行動が見えてきます。

目標を定め、逆算して行動をマネジメントするということは就職、転職以外の場面でも役に立つ思考法です。この記事を見てくださった方が、少しでも精神的にゆとりのある転職活動をスタートを切ることができれば幸いです。記事を読んでいただきありがとうございました。

参考:転職したい人が「貯めておくべき貯蓄額」って知ってる?
https://news.livedoor.com/article/detail/11525942/

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