日本アニメーションは、来年でなんと100周年を迎えます。それに伴い「日本アニメーション100周年プロジェクト」などいろいろなプロジェクトが進行しています。また、長い歴史のある日本アニメですが、同じくアニメ制作会社の中にも半世紀以上の歴史を持つ企業もあります。今回は、創立60周年を迎えた東映アニメーションと60周年を記念して開設された公式YouTubeチャンネルの紹介です。
東映アニメ、公式YouTubeチャンネル開設 「ドラゴンボール」「プリキュア」「スラムダンク」など無料配信
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/09/news101.html
引用始め
東映アニメーションは5月9日、創立60周年を記念した公式YouTubeチャンネルを開設した。「ドラゴンボール」「一休さん」「ふたりはプリキュア」など人気アニメシリーズの各1話や劇場版を2017年7月末までの約1年間の期間限定で無料配信する。
引用終わり
東映アニメーション
東映アニメーションは、長年アニメ制作を行ってきた会社になります。そのため、「ドラゴンボール」「北斗の拳」「プリキュア」など子供から大人まで知っているタイトルも多数手がけてきました。そして東映アニメーションは、今年でなんと60周年になります。それを記念して、5月9日より、YouTubeにて「東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル」を開設し、人気タイトルの各1話を無料配信しております。
東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCUUekIrulAiJnUOawqBRwZQ/featured
ラインナップ
現在配信されているタイトル42本(5月9日時点)、「ドラゴンボールシリーズ」「おジャ魔女どれみシリーズ」「デジモンシリーズ」「プリキュアシリーズ」「キン肉マンシリーズ」「Dr.SLUMPアラレちゃんシリーズ」などのシリーズものや「ビックリマン」「一休さん」「スラムダンク」などが配信されております。
見どころ
今回の動画配信にあたっての見所としては上手くまとめれらた再生リストにあります。再生リストは、5月9日時点で13本、うち8本は「ドラゴンボール」や「プリキュア」などの同一シリーズをまとめたものになります。残りの8本は、1970年代から2010年代までの年代別に分けたプレイリストとなっています。どれも各1話か見ることができないため、ストーリーを楽しむことができませんが、絵のテイストを楽しむことができます。この60年という歴史の中でもアニメは様々な変化が起こってきました。昔は、セルという透明な板に絵の具を塗ってことで制作していましたが、東映アニメーションの場合、1980年代前半から制作工程の中にコンピューターを導入し、一部デジタル化の取り組みを行い出しています。そのようなデジタル化の流れやその時代時代の色調やテイストなど様々な部分でも比較しやすい構成となっています。また「キン肉マン」のように長期間を経てのシリーズものは、アニメの制作技術の変化のみならず、制作陣営も大きく変わっているため、主要クリエイターのテイストの違いも楽しむことができます。
今後の配信予定作品
今回の公式チャンネルには今後もTVシリーズや劇場版など様々な作品を公開することとなっております。特に、公開予定となっている日本初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」は、1958年の作品のため、当時のアニメがどのようなものかも実感できるでしょう。
アニメ業界を目指し方へ
アニメ業界で働きたい、アニメーターや制作進行などで就職したいと考えている方にとっては、このようなまとめられた動画はいい参考資料になるでしょうし、何よりアニメの歴史を知る上でも一度は目を通した方が良いのではないのでしょうか。