転職 早期再就職なら失業手当増とクリエイターの早期再就職の必要性

5月9日の日本経済新聞にて「再就職、早期なら手当増 厚労省、失業長期化を回避 来年から、一時金1割上げ」という記事がありました。今回は、この記事の紹介とクリエイターの再就職に関してです。

再就職、早期なら手当増 厚労省、失業長期化を回避 来年から、一時金1割上げ
https://www.nikkei.com/article/DGXKASFS06H34_W6A500C1MM8000/

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引用始め
厚生労働省は若年層を中心に高止まりしている長期失業者を減らすため、雇用保険の失業手当を見直す。短い間隔で再就職する人への手当を2017年1月から引き上げる。失業が長引くほど技能の衰えなどで復職が難しくなる。非正規も含む人々の就業意欲を高め、労働市場への早期復帰を後押しする。
引用終わり

増額の対象は雇用保険に加入し、失業手当をもらっている人になります。そうした人が再就職した際に手当の残りを給付期間に応じて一括して支払う「再就職手当」を引き上げるということです。

失業手当は、給与や勤続年数によって、1日に給付される金額や給付期間が90日から360日と変わってきますが、再就職の時期が支給開始から給付終了期間まで3分の2以上残していた場合、失業手当の7割(現状は6割)、再就職の時期が給付期間の3分の2未満、3分の1以上であった場合は、失業手当の6割(現状5割)の支給になるとのことです。例えば、失業手当が4000円、給付日数が270日の人だった場合、この人が、50日目で再就職した場合、17年以降での再就職手当は、63万8400円となり、今よりも約9万円増える計算になります。

再就職が伸びるほど不利

今回の厚生労働省の取り組みは、早期の再就職を促進させることにあります。転職活動の長期化は、保有しているスキルの低下を招き、さらに再就職を難しくする要因となります。そのためにも早期に再就職を決めてもらい新たな職場で自分の技術を生かしてほしいとのことです。

imageアニメゲーム業界において

アニメやゲーム業界において、クリエイターと呼ばれる貴重な技術を持った人によって成り立っています。また、世間の流行によって、常にニーズが変化しています。そのため、常に仕事に触れていないと、スキルの低下だけでなく、最近にニーズによる変化にも対応できなくなってしまいます。イラストの分野においても、ここ数年の間に、デフォルメテイストやモンスター、塗りに関しても美麗系や厚塗り系、アニメ塗りなど、その時々の人気なタイトルに影響され、各ゲーム会社でテイストが似通ってきたりします。最近では、3Dの需要も増えているため、場合によっては3Dソフトの使用も必要とされる企業もあるのではないでしょうか。そういった移り変わりが激しい業界だからこそ会社に帰属し、その環境に慣れている人は早期での再就職が必要となってくるでしょう。ただ逆にフリーランスとして、いろいろな企業からお仕事をもらい生計を立てるという覚悟があるのであれば、再就職活動をするよりは、各会社に営業活動をする必要があります。どちらにしろ、どんな形であれ、アニメ作りやゲーム作りに携わりいい作品をたくさん作っていってもらえればと思います。

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