ゲーム FF15発売 FFを今振りかえってみる!FF10~12

PS2本格的次世代ハード時代に

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2000年3月4日はゲーム業界において一つのターニングポイントとなった日でしょう。世界で一番売れたゲーム機、プレイステーション2が発売された日です。DVD-ROMドライブを搭載し、USBやIEEE 1394 (i.LINK) 端子といったパソコンと同じインターフェースを備え、USBキーボードやマイクなどを利用したゲームが登場。映像再生機器としての機能は、DVDプレーヤーがそれなりの値段だった当時のちびっ子たちにとってはとってもありがたい存在だったと思います。ちなみに私はプレイステーション2を買ってもらえず、完全に時代の潮流に取り残されてしまったおかげで、どんどんレトロゲーム趣味になっていきました。そんな私のゲーム事情は置いといて、いよいよハイクオリティなフル3DCG作品の制作が可能となり、美麗なCGグラフィックが売りだったスクウェア・エニックスが、更なる映像表現とゲーム性に挑戦し、後世に語り継がれる名作、ファイナルファンタジー10を生み出すことになります。

4178AGCQVYL._SY445_FF10―「世界一ピュアなキス」を君は目撃したか

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プレステ2の発売から1年と半年ほど後、2001年7月にファイナルファンタジー10が発売されました。2001年といえば日本国内では小泉内閣が発足し、狂牛病が問題になり、世界を一変させたアメリカ同時多発テロ事件など様々な事件に見舞われた激動の年でした。FF10の発売もゲーム業界では事件の1つでしょう。日本国内販売数は230万本、累計販売本数は約500万本を売上、プレイステーション2のソフトとして初のダブルミリオンを獲得。シリーズで初めてキャラクターボイスが採用され、グラフィック性能の向上によりキャラクターの表情変化の表現など、演出面での進化が目覚ましく、そのストーリーの完成度の高さやゲームシステムの優秀さもあって、多くのプレーヤーに感動を与えました。
感動を受けている少年のCMを御覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=N3y0nL5BxsU
このCM結構覚えています。

FFシリーズでは初めて物語上での続編が発売されました「ファイナルファンタジー10-2(テンツー)」は賛否両論ありますが、続編が出るだけのクオリティだったということでしょう。HDリマスター版がPS3、PS Vitaなどで発売され、今もなおファンの多いFFシリーズ屈指の名作です。

FF11―シリーズ初のオンライン

FF10の発表と同時に発表されたFF11は、2002年5月16日から運営が開始されます。その年の11月にはWindows版の運営が開始され、10年以上経った現在でも長く遊び続けられている数少ないMMORPGです。2016年3月31日をもってPS2版、XBOX 360版の運営が終了しました。それまでの間遊ぶことができたというのは凄いことです。FF11もユニークなCMが話題になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=mai6dD68Yt4
51DQDPC4NYLプレイヤーは自分の操作するプレイヤーキャラクター (PC) を作り、仮想の世界ヴァナ・ディール (Vana’diel) の中を冒険者として旅をします。モンスターと戦ったり、ミッションやクエストをクリアしたりすることで、自分のキャラクターを育てていくというものです。オンライン上で仮想的な社会、コミュニティを築き、そこでの会話を楽しんだりすることに夢中になった人も多いのではないでしょうか。拡張ディスクなど追加コンテンツが長い間発売されていたタイトルですし、当時としてはかなり実験的な試みとして、プレイ環境のボーダーレス化などを実施し注目を浴びました。

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51528DJX1SLFF12―PS2の映像美、ここに極まれリ

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表参道ヒルズがオープンし、第1回ワールド・ベースボール・クラシックが開幕し、携帯電話の番号ポータビリティ制度が開始された2006年、FF11の発売から待ちに待たされたファンの期待を大きく背負って満を持してファイナルファンタジー12が発売されます。これがプレイステーション最後のFF作品となりました。注目されたプロモーションとして挙げられるのがサントリーとの共同開発による「ポーション」の販売です。私もワクワクしながら飲んだ記憶があります。味は……あまり覚えていません。
実は2001年の段階から開発が始まっていたのですが、諸事情(詳しくはWikipedia参照)により大きく発売が遅れ、FF10から数えて5年の歳月を経てようやく完成したのがこのFF12です。国内では232万本、全世界での出荷本数は500万本と、相変わらずのダブルミリオンっぷり。魔法と密着した魔導文明と、飛空艇などの機械文明が同時に発達している世界観はファンタジーそのもの。フィールドの世界観も多種多様で、異種族感の衝突や差別・偏見などを取り扱い、基本的に明るく進むストーリーには、度々深く考えざるを得ないシーンが出てきます。そのような良いところもあるのですが、主人公のヴァンの影の薄さや、タイトルロゴのジャッジがそれほど本編に関わらず、困惑したプレイヤーが続出。脇役のほうが目立ってしまうというなんとも言いがたい結果になってしまいました。しかし、PS2のソフトの中でも屈指の映像表現は見ものです。

次回はFF13~15をピックアップします!お楽しみに!

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