マンガ くまモン頑張れ絵の影響?くまモン届出だけで使用可に

4月14日に熊本県を震源とした地震が発生しました。その中で、有名漫画家を中心にくまモンのイラストを使ったくまモンガンバ頑張れ絵という取り組みが話題となっております。その動きの影響か自治体の方からもくまモンを利用に関して特例が出されたという記事がありましたのでその紹介になります。

くまモン、申請なしで使用可…被災地支援で特例
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20160419-OYT1T50126.html

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引用始め
熊本県は19日、県のPRキャラクター「くまモン」のイラストについて、熊本地震の被災地支援を目的とした場合に限り、デザイン画の事前届け出だけで使用を認めると発表した。
県によると、イラストの使用は通常、県へ申請し、許諾を得るまで約3週間かかるが、14日の地震発生後、「被災地支援の募金活動でくまモンを使用したい」という要望が全国からあるため、特例として申請なしで使用を認めることにした。
対象は募金活動やチャリティーイベント用のポスターやのぼり、チラシなど。問い合わせは県くまもとブランド推進課(096・333・2133)へ。

引用終わり

スクリーンショット 2016-04-19 11.14.11くまモン頑張れ絵とは

「はじめの一歩」などで知られるマンガ家の森川ジョージさんの呼びかけをきっかけに、熊本県の人気キャラクター「くまモン」のイラストを描いて、熊本など大地震に見舞われている地域を励まそうとする試みがツイッター上で広がっている。「花より男子」の神尾葉子さん、「真島クンすっとばす!!」のにわのまことさん、「風夏」の瀬尾公治さんら人気マンガ家も参加している(熊本地震:「くまモン」イラストで応援する試み広がる 人気マンガ家が呼びかけ)。その動きは有名漫画家のみならず、ゲームのデザイナーやイラストレーターなど様々な人が投稿するようになり、大きな広がりとなっています。

自治体の対応

くまモンを活用した支援の輪は全国へと広がりつつあり、その動きを見て自治体の方も、震災支援限定で、くまモンをより活用しやすくするための動きがとりました。基本的にこのような著作権や版権があるものに関しては、著作権者の許可が必要となります。そのためこのくまモンも、活用する場合は、熊本県に申請と承認が必要となり、だいたい3週間ほどかかるものでした。しかし、被災者支援を目的とした際に使用する場合に限り、事前にデザイン画を提出するだけで使用を可能にするという特例措置を行いました。

スクリーンショット 2016-04-20 13.40.44くまモンの他にも

(画像元:https://one-piece.com/

届出だけで良くなったことで、くまモンを使用したボランティアやチャリティーなど様々な企画がすぐに実行することができ、ご当地キャラのゆるキャラとして最も知られているということもあり、PR活動もしやすいものとなるでしょう。他にも、大人気ジャンプコミックス「ワンピース」の作者、尾田栄一郎さんが熊本県出身ということで直筆の応援メッセージを公式サイトで公開するなど(ONE PIECEの尾田栄一郎さんがメッセージ「フンバれよー!!」)、こうした知名度の高いコンテンツや親しみやすいキャラクターを使ったPRで熊本県の現状をより知ってもらうことに繋がるでしょう。そしてより多くの支援をしていただき、1日でも早く復興できればと思っております。

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