ゲーム 求職者向け イラストを動かすお仕事は人材不足!?イラストレーターが持っておくと便利なスキルとは

ソーシャルゲーム業界の成長により、イラストの需要は爆発的に増加しました。また、一方で、イラストレーターを目指す美術大学生の動きも見られます。しかし、近年のソーシャルゲームは、ゲーム性、グラフィックなど全てにおいて高くなってきています。そのため、イラストレーターにとっては、上位の一部の人に仕事が集まるという傾向が今まで以上に増えてきています。ラクジョブでは、企業の担当者とよく話すこともあり、お仕事の相談もされるのですが、イラストにもかかわらず、なかなかやれる人が見つからないという相談が多くあるお仕事があります。今回は、そんな激戦区のイラストとは少し異なるお仕事のお話と持っておくと重宝されるスキルに関してのお話です。

イラストのみではヒットは狙えない

成長著しいソーシャルゲーム業界ですが、その中にもブームというものが存在します。最初は、ボタンひとつでゲームを楽しむものから、怪盗ロワイアルのようなお宝の争奪、それからドラゴンコレクションのようなカードバトル、最近では、パズドラのようなパズルゲームや白猫プロジェクトのようなフル3DのRPGなど、特色あるゲームがどんどん増えてきています。そのため、以前ブームとなっていたイラストを基本としたカードバトルだけではヒットを狙いづらいという状況となっています。

イラストを動かせる人は少ない

アニメやゲームにおいてキャラクターが動くというものは当たり前のように思われます。アニメであれば作画によって動かし、3DCGのゲームであれば、手付けであったり、モーションキャプチャーを使って動きをつけていきます。そして、イラストにも動きをつけるという仕事があります。例えば、ブラウザゲームやソーシャルゲームなどのアドベンチャー系のゲームで2Dのイラストが一定周期動いているというシーンのものがあると思います。それがイラストを動かすお仕事になります。原理単純でパーツ毎に分けて制作されたイラストをあるポイントを起点に周期的に動かすというものです。ただこのお仕事をできる人が現在非常に少ないということです。

どうして少ないのか

最も大きな理由は、現在使用されるツールが統一されていないことです。3DCGであれば、Autodesk MayaやMaxが最も主流であり他のツールは統合や淘汰されてきたため協力会社やフリーランスを探すことは容易いです。しかし、2Dのモーションに関しては、ツールが乱立しています。最近使われているツールは、Live2D や Splite Studio、Spine、E-moteと様々です。そのため協力会社やフリーランスを探そうにもなかなかツールにあった経験者を見つけることが難しいという状況です。

shutterstock_309062636一歩抜き出たイラストレーターへ

逆を言えば、いろいろなゲーム会社でこのような人材を探しているということもあります。イラストだけでやっていくにはちょっと難しいかなと考えている人にとってはこのような方向性もあります。トップクラスのイラストレーターであっても動く技術まで持った人はなかなかいないですし、さらにイラスト自体でもいいものを持っていれば素材制作から動きをつけるところまで一貫してお仕事ができるようになります。もしこのお仕事に興味があるのであれば、どれか一つのツールを完璧に使いこなせるようにし、他のソフトは軽く使える程度に触れておくのがオススメです。まだどのツールが主流になるかわからないので。

4月20日にこんなセミナーが

初心者向けのLive2Dセミナー「Live2Dではこんなことができる」が4月20日に開催 ゲームスタジオのデザイナーがノウハウを交えながら直接説明
https://social-creator.info/articles/159979

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引用始め
クリーク・アンド・リバー社は、2016年4月20日(水)、2D静止画を立体的な動きのある素材に加工できる技術「Live2D」を題材にしたセミナーを開催すると発表した。

当日は、Live2Dを使ってどのようなことができるか、どんな準備が必要なのか、どこまで表現できるのか、同社ゲームスタジオのデザイナーがノウハウを交えながら直接説明するという。また、「Live2Dを使って仕事がしたい!」という方に向けた、業界専属エージェントによるキャリア相談会も予定。

■開催概要
日時:2016年4月20日(水)19:00~21:00 (18:30 受付)
株式会社クリーク・アンド・リバー社 2Fセミナールーム
東京都千代田区麹町2丁目10番9号 C&Rグループビル
地図はこちら
定員:120名
持ち物:ハンズオンではないのでPCは不要。
受付時に名刺を2枚いただきます。
参加費:無料
対象:Live2Dに興味関心のある方
講師:株式会社クリーク・アンド・リバー社 デザイナー 佐口氏&村上氏
引用終わり

まだまだこういったツールを使用したゲームは増えていくでしょう。ただ現状、人材が不足しているためそのようなゲームはなかなか多くありません。今後のゲームの幅を広げる意味でもこういったスキルを持った人たちが増えていけばさらに魅力的なゲームが増えていくのではないでしょうか。

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