ビビが空に預けた記憶を今Steamで
デジタルゲームのオンラインプラットフォーム「Steam」で、Play Station用ソフトとして発売された名作RPG「FINAL FANTASY IX」が配信されました。今なら期間限定で通常価格2,500円の所を、2,000円でライセンスを購入することができます。このニュースを知るまであまり考えたことがなかったのですが、名作RPGがSteam化することは往年のRPGファンとしては非常に嬉しい限りでございます。
https://www.4gamer.net/games/329/G032953/20160414074/
Steamに慣れ親しんでいる方々からすると当たり前のことにいまから感動していきますのでご容赦ください。ところで、私はレトロゲームが大好きでございまして、FFは一通りやっております。実は名作のVIIをやっていないという由々しき状況なのですが、IXはやってますよ!最高なのでぜひこの機会にSteamで高画質になったFINAL FANTASY IXをプレイしてみては如何でしょうか。
どこからでも遊べるという強み
FINAL FANTASY IXは現在のゲーム感、RPGのボリューム感からいっても遜色ないほどの重厚な世界観とストーリーが楽しめる名作ですから、とてもじゃありませんが初期FF1,2のように1日頑張ればクリアできるというものではありません。何日かに渡ってプレイするということが不可避になってくるのですが、Steam化することによってスマートフォンやタブレット、ノートPCなどポータブル性が高いもので遊ぶことが可能になりました。クラウドサービスですから、いちいちプラットフォームを変えた時に違うデータになったりする手間が省ける上に、オートセーブ機能や高速モード、エンカウントなしの設定にできるなど、外出先でプレイすることを視野に入れた機能が追加されているので、電車で出かける時の一区間や、仕事の休憩の合間に大作RPGをすることが億劫ではなくなります。いくらRPGが好きとはいえ、社会の荒波に生きるビジネスパーソンや、多忙を極める就活生の方々は家に帰るとFF9よりも手軽なゲームで遊びたくなったり、そもそもゲームする暇なんてないよ!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、Steam版FF9はそういう方々が元気なうちにゲームを楽しめる工夫がされています。
現在FINAL FANTASYで検索するとこのようなラインナップで配信されています。大作RPGも外でチクチク触り、家に帰って本格的に大画面でプレイということができるようになったのだと思うと、毎日が楽しくなりませんか!(画像提供元:Steam公式サイト)
今後SteamからRPGブームが来る?
現状、日本の代表的なスマートフォンゲームといえば、ミニゲームとソーシャル機能が合わさった内容が多いと思います。手頃な作品が多く、世界観を理解したり謎を解いたりしないとクリアが出来ないRPGに比べて気軽にできるのが売りですが、ゲーム内容に満足しているユーザーというよりも、コミュニケーションツールとして利用したり、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」や「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」などのアイドルコンテンツとして人気を博しているものは、ゲーム内容そのものよりもそれに付随するキャラクターに魅力を感じているユーザーの方が多いはずです。今後、スマートフォンなどの性能が高性能化することによって、ゲーム自体に対するコンテンツの充実性を求めるようになってくるのではないでしょうか。9月に発売されるFINAl FANTASY XIVクラスの映像やクオリティでがスマートフォンでも出来るようになり、尚且つPCの大画面でもプレイが可能になる頃には、ミニゲーム的な現在のスマートフォンがどこまで生き残っているのかわかりません。
今、日本では実況プレイ動画が流行しています。RPGは時間がかかるから実況動画で済ませてしまおうという方々も多くいるようですが、このように大作RPGが気軽にできる仕組み作りがされたことによって、どこでもハイクオリティなゲーム体験が1度のダウンロードライセンス購入でできるということは、今後重厚なRPGを作っていきたいクリエイターの方々にとっても良いサービスでしょう。手軽にできるけどやりごたえ有り!というのが売りになるようなクオリティのゲームが、いつでもどこでも好きな時にあらゆるデバイスでできるようになるのは、さらなる業界発展につながるのではないでしょうか。
記事を読んでいただきありがとうございました!