【採用担当者ニュース】ゲーム業界の求人、2016年4月〜5月の採りどころは??

Business team thinking maze solution
3DCGデザイナーの動きは鈍めに

4月も半ばになりました。先月から続けて求人のご相談を多く頂いています。そんな中「今どんな人が採用しやすいですか?」「動いている人材は何ですか?」というお声を何度か頂いたため、改めてこちらでもまとめておこうと思います。3月まではとにかく3DCGデザイナーの動きが激しく、遊技機業界の規制、仕事の激減が影響して3DCGデザイナーの転職が目立ちました。またディレクターについても、3DCGデザイナーほどではなくとも動きが活発化しており、季節の変わり目の動きを如実に感じる事の出来る3月でした。4月に入ってどう変わるか?と見ていましたが、どうやら3DCGデザイナーは随分転職が決定した人が多いらしく(優秀な人ばかりが動いていたので当然と言えます)最近の応募は少なめ。代わりに2DCGデザイナーの応募が増えました。UIデザイナー含め2Dを希望する人、2Dの技術を持ちながら3Dにも進みたいと希望する人などなど、デザイナーからの応募が多めです。またサーバープログラマーやプランナーといった職種もバランス良く戻ってきており、通常の「大きな偏り無く応募が行く」という状態になっているようです。

akiba新卒の動きも多いが・・・

そして無視できないのが新卒の動き。「未経験OK」という求人には新卒と思われる人材が殺到しています。ポートフォリオをきちんとつけている人が多く、もう一歩かな・・・というスキルの人から、在学中から既にプロとしてお金をもらっている人までバリエーション豊富。ただ新卒はやはり多くの会社に対して同時に応募する傾向があるので、良い人が来たなと思ったらすぐに面接を設定する必要性があります。優秀な人ほどすぐに応募が止まるので、採用も早く決定していることがわかります。今の時期は専門学校さんからのお問い合わせも頂くため、弊社からも求人票を配ったりクリエイターさんの講演を手配したりといったお手伝いもさせて頂いております。とはいえ新卒がこれだけ集中的に応募してくるのも一時的な現象。来月からは新卒よりもまた別の職種が多めに動くと予想されます(予想としてはプログラマーなどですが、この分析については後述いたします)。

apartライバル企業は何を採用している?

さて、こういった状況の中、採用のご相談が多いのは「ディレクター」です。先月からこのニーズは続いており、弊社が「3DCGデザイナーが沢山いますよ!」とアピールした結果「3DCGデザイナーも良いんですが、それよりゲームディレクターはいませんか?」というお返事をかなり頂く結果になりました。今月中に数社からディレクター募集の記事が掲載されますが、乙女ゲーディレクターや、某大手企業の看板タイトルを制作するためのディレクターなどなどニーズもかなりニッチです。必要とされるのは「アプリ制作を監督できるディレクター」ではなく「特化した能力に秀でたディレクター」という傾向があるようです。また、4月から人材が増えるために「社長だけでは社内を見ていられないから、スタッフをまとめ上げる人があと1人は欲しい」という急ぎのご相談もありました。ディレクター募集は大抵「30代前半まで」というご相談が多いのですが、最終的にはスキルを重視して、40代に近い人材が採用されることもあります。応募状況はと言うと、やはりニッチな人材なのでそう多い応募があるわけではありませんが、それでも確実な職歴を持つ人材からの応募が増えているように思います。採用が決まるかどうかは時間の問題でしょう。

Businessman with bow and city view background

今採るならこの職種!

今すぐ、とすれば一番採用しやすいのは「優秀な新卒」だと思われます。つい最近も専門学校様からご相談を頂きましたが、企業側から求人票があまり出ていない状況で、新卒の人材も応募先を考えあぐねている状況があるようです。どうせ新卒は最初から大手狙いだろう・・・と思い込まずに今のうちから人材を押さえておくのは間違いではありません。ポートフォリオのしっかりしたスキルのある人材を採用したい、とお考えの場合は、専門学校への求人票提出(弊社でも代行できます)のような、早めのアプローチをお勧めいたします。

更に来月以降の採用についてですが、応募が増えそうなのは1つがプログラマー。その次がプランナーです。2DCGデザイナーは元から応募が多いのであまり大きな変化は無いと思われますが、大きな連休が終わった後は、最も前線に立って仕事をするプログラマーからの応募が増える傾向にあります。これは「連休明けの応募は増える」という、求人業界では常識の現象。休日出勤が多いしんどい職種からの応募が集中するため、来月すぐに求人を出せるようにしておくのが得策でしょう。

このように時期によって募集に向く職種と向かない職種がありますので、「欲しいから採る!」という求人よりも計画的な方法をお勧めいたします。予算を無駄にしないためにも、良い人材を効率よく採用するためにも是非ご相談下さい。

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