20、30年後には
ラクジョブ事務局の桜井です。昨日人工知能が当たり前の社会で生き残るために出来ること、ということを書きました。詳しく知りたい方はこちらを見てみて下さい。
車のイメージはここ数十年で大きく変わっています。ハンドルを握り、クラッチを踏み、シフトレバーでギアを変え、アクセルを踏み込むマニュアル車だったのが、現在は状況を計算しながらDにさえ入れておけば速度に適したギアで走ってくれます。ここを可能にしているのは「コンピュータシステム」の成長です。人工知能とも言えます。さらに、拍車をかける様にGoogleが先日プロトタイプ版の発表をした自動運転車です。この様な経緯を見ていますと時代は自動化の一方という気配がビンビン漂っています。ここに関してはGoogleだけではなく各自動車メーカーも追走するかの様に大きく乗り出しています。ただ、私が思うにGoogleのひとり勝ちになる様に思えます。昔からある経営戦略にランチェスター戦略というモノがあります。この理論によりますと単純にシェア率だけでいえば市場の70%以上を占めたら圧倒的1位と言われています。
Googleよりも車メーカーが強いという理論は恐らく通用しません。馴染みのある企業で何を行っているかを多くの人が忘れています。我々の生活を180度変えるキッカケとなった検索エンジンを作っている会社です。このGoogleエンジンにはアメリカの大学院、卒業生、政府が一体となって力を掛けた知の結集が詰まっています。世界の叡智です。それをそこいらの車メーカーが束となっても掛かっている予算が違えば、エンジニアの質が違います。決してGoogleをえこひいきする訳ではないですが、色々な条件を鑑みるとGoogleはあっという間にトップへ躍り出ていくでしょう。そして、今回は人工知能についてです。アニメゲーム漫画業界の仕事も多くが自動化されていきます。私たちが生き残るためにはついて書きましたのでご参考にしてみて下さい。
モノを創る歴史
モノというのは、野菜や米のことだけを表している訳ではありません。そこだけで限定してしまうとアニメゲームはモノと呼べなくなってしまいます。物ではなくモノです。つまり、価値です。形になっていないけども創造されているという意味です。大昔からモノ作りは存在してました。山へ狩猟に行き、その日のご飯を手に入れていた時代から存在していたと推測出来ます。男は狩りに行き、女は家で食事を作り男たちが持ち帰ってきたのを処理する、男は家庭を外の敵から守る、女は家庭を守る、この関係はもちろん信頼関係という言葉でも言えますが、前提としてモノとモノの交換で成り立っています。
お金や通貨などに変換されていないだけで価値の交換がされています。この様にモノ作りをして文明を作り、人類は繁殖してきました。戦国時代、明治大正昭和と時代は変わっても基本はずっと一緒です。モノを生み出し、そのモノを誰かと交換(購入)し価値が生まれます。もしかしたら通貨などに限らず「ありがとう」という言葉かもしれません。
モノ作りを止めた国は衰退
モノ作りを止めるというのは衰退です。ここが該当するのはアメリカです。本音をいえば、私自身アメリカの文化は好きですのであまり悪く書きたくありませんが事実です。アメリカの製品はiPhone限らず、スマフォ、検索エンジン、映画、美術品と様々なモノで成り立っています。こちらの画像はアメリカのGDP推移です。画像を見て頂くと右肩上がりで上昇している様に見えますが、実態はお金でお金を生み出すというモノが介されていない経済で国が動かされ、上記で出したモノはここで記載されているGDPの数%にもいきません。その証拠に0.001%の人たちが至福を肥やし、あとの人達は厳しい風にも耐え抜き、わらぶき屋根で耐えています。ですから、全く発展している国とは呼べません。自由主義というのはお金があれば何でも自由になれるという文化の表れです。
価値やモノ作りで成り立つ国とは呼べません。この状況のアメリカについて論じる本は多く持って数十年か日本がドルを買わされ続けなんとかやっていくかの2択です。なんとかやらされる日本経済にも支障は出ますので私たちにも大きな影響を及ぼします。将来的にみて誰も得しないことを平気でやっているのは何か日本にドルを買わせる以外に良い手段が見つかった表れとも言えます。
価値の生まれ方
人と人がモノを流通するから価値は生まれます。価値は創り出すものです。ここで人工知能の話に戻りますが、これからやってくる未来は価値を生み出せない人間は世の中から消えていきます。お金でお金をする人達は裏で世界を動かしている側ですので生き残るでしょう。
消滅するのはロボットの様に使われて、思考を止めてしまった人です。ここはロボットが代わりを果たします。自動車がロボットになった時代にそこに不可能はないでしょう。あちこちから価値が生まれてくることで日本はより豊かになります。ますます繁栄していくでしょう。思考を止めてしまった人は付いていけずどこかのタイミングでこの世から排除されます。
では、アニメゲーム漫画業界の人間はどうなの?という話です。クリエティブなことをされている方は問題ないでしょう。創造することで価値を生み出しています。ただし、創造していない人、例えば、指示通りこなして終了する、大きく言うとパブリッシャー任せで仕事をもらいうけて終了してしまう人、そういう方は厳しいと思います。何故ならロボットが実用化していくことでソースコードを書くのが段々簡単になっていきある程度のパターン化されたモノならロボットが賄えてしまうからです。ロボットはお金を貰わずともエネルギーさえ補給し続けてあげたら真剣に動き続けてくれます。これから20、30年生き残るクリエイターを目指すのでしたら価値を創造をテーマに仕事へ当たって頂くことをオススメします。モノが生み出されより良い作品が生まれて来た方が遥かに楽しい業界になると思います。そんな業界になることを願い記事を終わりにします。最後まで読んでいただきありがとうございました。