これだけはやっておこう
記事を読んでいただきありがとうございます。今回はゲーム業界に就職したいというクリエイターさん向けの記事です。ゲーム業界に就職する際にやっておくべきことはたくさんあります。それこそあげればきりがないぐらいです。その中でもこれがないとまずい、これをしっかりやっておけば印象が変わってくるという内容についてお伝えしていこうと思います。具体的にそれはどういうことなのかというと、とても単純な話です。ちょっとここで具体的な例を出して考えてみましょう。
仮に書道を極めたいと思った人がいた場合、その人はどのような行動をとるでしょうか。いくつかやり方はあると思います。まずは独学でやってみる。誰かに師事する。専門的に教えてくれるところに通う。そしていずれにも言えることですが、教えてもらった場合は自分でも復習するなり新しい何かに挑戦するなりいろいろと自分の時間の中ですることがあるでしょう。
これはゲームにおいても同じことが言えます。多くの人はゲームの専門学校に入って就職するか高校や大学の卒業を控えて就職しようとすることがほとんどです。そんな中他の就職希望者と印象を大きく分けるポイントは、先ほどの書道の例えでいえばどれだけ自分の時間を使ってやったかにかかっています。学校で授業中にゲームを作ったのは当然のことです。そうしないと進級できないし、卒業できないわけですから。それ以外の自分の時間の中でどれだけゲームを作ってきたかが大きなポイントとなります。書道と大きく違うのは一人で完結しないので、基本的には複数の人の手を借りて実際のゲームは作られるわけですが、規模を小さくすれば一人でも十分ゲームを作ることができます。各職種、プログラマー、デザイナー、プランナーであればそれぞれどれだけプログラムを書いたのか、どれだけデザインを作ったのか、どれだけ企画書を書いたのかが重要になってきます。一番わかりやすい言葉でまとめると、好きなこと、したいことなんだったら授業以外でも勝手にやるのが普通だろう?ということです。
求められるのは本当にやりたいかどうか
本当にこの一言に尽きます。やりたいのかどうか。私自身対戦格闘ゲームが好きで小学校5年生の頃からゲームセンターに行っていますが、これは誰かに誘われたわけでも行きなさいと命令されたわけでもありません。それでも好きだからずっと行き続けているだけです。家庭用のゲームにしてもそうです。家庭用のゲームも好きだから親に止められても勝手に何とか出来るところを見つけてやっていましたし、それだけやりたいことというのは、止めようがありません。
ゲームを作りたいと思ってゲームの専門学校等から就職希望を出すわけですが、それが本当にやりたいことなのかを一度自問自答してみて下さい。その上で本当にやりたいことであれば、就職もうまくいくと思います。就職自体本当にゲームを作りたいのであれば、目的を持って入社するか、入社さえせずにさっさと自分でゲームを作ってそれを仕事にしていると思います。ゲームを作るのがやりたいことではないが、就職活動している人は、成長も少ないですし、やりたいことでもないので、仕事中の時間が苦痛になるでしょう。そんな状態であればいい作品が作れるわけがありませんし、会社にとっても本人にとっても時間の無駄です。だからこそしたいことでないと意味がありません。ここでノウハウを聞いたからたくさんやってみようとしても、長続きしないでしょう。理由は簡単です。ゲームを作りたい、企画書を書きたい、絵を描きたい、プログラムを組みたいわけではないからです。やりたくないことについてはいろんな理由を勝手に思いついてさもできなくても仕方ないという体でやらないことを自然に選択してしまいます。であれば、無理にしなくてもやりたいと思う人だけやった方がその人の人生にとっても幸せだと言えます。
なぜしたいのか、いつまでに何をしたいのか
本当にしたいかどうかわからない。そんなことはよくあると思います。でもしたいかどうかなんて他人に決められることでもないので自分で決める以外にありません。ただ最初は本当にしたいことだと思って真剣に取り組んでいくうちに実際にしたいことではなかったと思い直すこともあるでしょう。それはそれでかまわないんです。そこまで真剣に打ち込み仕事をしてこなかったらわからなかったことなのですから。その後の人生はその人の自由ですが、その先どうしていきたいのかは改めて考えていく必要があるでしょう。
実際にゲームを作ることを仕事にしたいという場合、いつまでに何をしたいのでしょう。それがないとただ漠然と仕事をしたい、ゲームを作りたいと思っていても、たいしてエネルギーも生まれず、ただただ日にちが過ぎていくだけになってしまいます。一度しかない人生だからこそ、楽しんだものの勝ちだと思いますし、仕事といえば人生の時間の内結構な割合をしめるわけです。それが苦痛であったり、つらいことであればそれは本当に苦行のような人生となってしまいます。良いゲーム作られていくためにも、ゲームを作ることが楽しくて大好きで、やりたくてたまらないという人が集まって最高の会社と巡り会う機会をこれからも作っていきたいと思います!
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