「NEW HORIZON(ニューホライズン)」といえば、中学用の英語の教科書として広く使われている教科書になります。私自身も中学生の時はこの教材のお世話になりました。そして、平成28年度版から、登場人物のイラストやストーリーが一新されました。そこで登場する英語教師エレン・ベーカー先生が、可愛すぎるということで話題となっています。
話題沸騰中の英語教科書「エレン先生」 イラスト担当者に話を聞いた
www.buzzfeed.com/takumiharimaya/ellen-teacher#.xjPY54QNn
引用始め
こちらは、東京書籍が発行する中学用英語教科書「NEW HORIZON(ニューホライズン)」。平成28年度版で、登場人物のイラストやストーリーが一新されました。
そこに登場するエレン・ベーカー先生が、「かわいすぎる!」と話題になっているのです。
引用終わり
ちなみに改定前は、左のようなイラストでした。
狐音/ Via Twitter: @remii814
今回の件で何が変わった
今回のイラストレーターの変更で何が変わったか、最近のゲームやライトノベルのようなイラストにしたことです。特徴的なのが、実際の顔の比率に比べ、極端に目の大きいキャラクターです。そのために、かわいいという感想が多く寄せられました。以前使用していたイラストは、同じよう目ということもあり、あまり個性が出ていませんでした。
今回の変更にあたって
東京書籍 / Via Twitter: @haiyore_audio
今回のイラストのキャラクターデザインは、イラストレーターの電柱棒さんによって描かれました。キャラクターデザインに関しては、東京書籍の編集者から特に指定もなかったということもあり、電柱棒さん自身が見てかわいいと思えるキャラクターとして描いたそうです。エレン先生については「年上だけれども楽しむ時は子供たちと同じ目線になってくれるお姉さん」というイメージで描いたそうです。一方で、東京書籍の書籍の編集部は、生徒たちが親しみを持ち英語学習に対する「やる気」を持てるようにということで行ったそうです。また、今までのイラストから可愛らしいイラストに変えることに関して大きな決断があったとのことです。
面白い教材には
東京書籍 / Via Twitter: @haiyore_audio
この数日間で、多くの媒体で騒がれているエレン先生ですが、これだけ多くの人が騒ぐということは、実際教材を使う生徒たちは、親しみを持ちやすいでしょう。今の中学生は、アニメやゲームなどでこのようなキャラクターに触れる機会が多くなっており、せっかくイラストをつけるのであれば、見慣れている方がいいでしょう。そして、キャラクター自身への魅力を引き出せたのであれば、さらに声をあてたり、アニメーションを作った教材など発展していけるでしょう。また、今回のキャラクターたちにもっと細かい設定が追加されていけばもっともっと親近感がわくでしょう。
まずは子供が興味を持ってもらうこと
もしかすると今までとあまりに変わったことで一部の保護者から批判的な意見が出るかもしれません。ただ、今までよくないという先入観でダメだと思っていたことが意外に関係がないということもあります。例えば、ゲームです。ゲームは勉強の天敵と思われる方が多いかもしれませんが、東京大学の学生にゲームについてのアンケート調査を行った報告がありましたが、結果としては多くの学生がゲームをやっていたということや、ゲームをきっかけに勉強し関連の学科に入ったという例もありました。
教育や勉強において、最も重要なことは、子ども自身がいかに興味を持つか、どれだけ楽しんで勉強に取り組めるかではないでしょうか。それによって学習に対する意欲や自主的な勉強につながるでしょう。