クリエイターの新卒採用について 専門学校を回る?求人媒体を出す? コストを抑えて新卒を採用するために今からできることは何か

shutterstock_116109379
新卒採用は中小企業にこそ重要

記事を読んで頂き有り難うございます。今回の記事は採用、特に新卒採用をテーマに記事を書きたいと思い増す。中小企業にとって、新卒採用は重要なイベントです。直ぐに案件を任せられる程のスキルもなければ社会人としての経験も持たない新卒ですが、中途者のように他の企業を知らないぶん、その企業の文化に素直に馴染んでくれます。中小企業が大きくなっていく上で、新卒から定着し、一緒に成長してきた社員ほど頼もしいものはありません。

しかし新卒は「3年で3割が離職する」と言われる事もあるくらいでミスマッチが頻発するというリスクもあります。今回の記事では、中小企業でもミスマッチを少なく、新卒採用のコストを抑える採用方法について書きたいと思います。

shutterstock_302058689
媒体に出すか?専門学校経由か?

中小企業で新卒を採用したいと思った場合に、人事担当者が取りがちな行動として、「専門学校に求人票を出して回る」という事があります。確かにこれは有効な方法です。専門学校にはある程度の基礎がある人材が揃っていますし、沢山の学校を回れば、全く採用が出来なかった、ということはないでしょう。しかしこれには手間がかかります。専門学校との間に関係を取り持つ時間も含めると、即効的に人材採用を出来るとは限らないのが難点です。一方で、新卒採用から求人媒体をつかって行くという作戦もあります。「新卒、未経験者」という項目があり、それなりに求人記事が魅力的になってさえいれば、応募数は間違い無く稼ぐ事が出来ます。しかし求人媒体というのは往々にして高くつくもので、やはりコストの面でクリア出来るかという事が問題になります。

Set alarm clocks with different time from morning till dinner ve時間軸を少し長く取りましょう

専門学校にしても媒体掲載にしてもそうですが、結果に繋がるにはある程度のコストが必要になります。コストを出来るだけ抑え、離職のリスクを下げる事が重要になります。そこで新卒採用自体を少し長いスパンで考えて見る事を提案したいです。毎年、3月にくらいになると「新卒学生を取ろうかと思っている」と言い出す企業様がいますが、必要な時期が差し迫ってから動き出しても出来る事は限られています。新卒採用の助走として、企業の事を紹介するブログの更新やホームページを整えておく事をお勧めします。とはいってもWEBデザイナーに発注するとか大がかりな事ではなくて、毎日少しづつ自社ブログを書いていくとか、片手間に出来る事でいいので早期に始めて下さい。

新卒に対して魅力的に映る情報、というものがあります。(その辺りの事についてはこちらの記事をご覧下さい)新卒学生にとっては会社の持つブランド力であるとか、会社が追い求める理念であるとか、会社の持つ雰囲気等を新卒には訴えると良いでしょう。あまり現場の仕事に寄りすぎた内容を書いても新卒学生にとっては、正直ピンときません。それよりも、より漠然としているけれども会社にとっては核となる価値観などを出す方が新卒学生にとっては魅力に映ります。入社してから3年間くらいは修行の身として踏ん張ってもらうわけですから、会社に対して心理的にコミット出来ないような新卒学生を取る事は避けるべきです。

社内ブログを更新する?
出来ることからコツコツと

毎日ブログやホームページを更新することはそれを自然と達成する為の最善方法です。なぜかホームページやブログを更新する事に苦手意識を持つ人が多いですが、情報の更新はいつでも出来ます。特別な準備や態勢作りは必要なく、ただ「今こう思っている」「こんな事を考えている」という事を書き並べるだけで人となりや企業のカラーが勝手に伝わります。「そのうち新卒を採ろうかと思っている」のなら、今すぐに始めて下さい。初動が早いだけで新卒採用は楽で定着率の高いものになります。そうして書いた情報は、他社への営業の為に役立つ情報にもなりますし、企業の知名度も高めてくます。企業の価値観や理念が真っ直ぐに伝わるページになっていれば、そのうち媒体掲載も、専門学校に回る必要もなくなり、勝手に求職者が面接に来てくれるようになりかもしれません。日頃の蓄積に優るものは無いのです。