山崎翔太郎 自己紹介
こんにちは!アルバイトで働いている東洋大学社会学部4年 山崎です!レトロゲームが大好きな23歳。見た目も趣味も老けている?それだけは言わないでください!
アニメゲームマンガ業界こそチームワークが大切
新人の私にも幸いなことにアニメーターの友人がいます。私の友人の新米アニメーターの話を聞いていると、孤独な戦いをしているのだなという印象が強かったのですが、アニメーター関連の書籍や、アニメSHIROBAKOを見れば見るほど、この業界ってチームワーク重視なのだなあと思い始めました。ということで、今回はチームワークに関する興味深いニュースについて書かせていただきたいと思います。クリエイターといえど、誰とも関わりを持たないでものを作って売ったりすることはできません。フリーランス、しかも在宅でやられている方はもしかしたら興味が沸かないかもしれませんが、ご自身がどのような心持ちで働いているのかということを考えることにもつながる内容だと思いますので、お読みいただければありがたいです。
Googleが2012年から実施している生産性向上計画
参考記事
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48137
3月10日のこちらの現代ビジネス記事によりますと、Googleは2012年から産性向上計画に着手したそうです。Googleは車内に数多くの業務に携わるチームが数百あります。Googleとはいえど、全てのチーム、すべてのプロジェクトがうまい具合に進んでいるというわけではありません。チームごとに生産性のバラ付きがあり、このバラ付きを分析し、より高い生産性を実現しようというのが、「プロジェクト・アリストテレス」と名付けられた計画の目的です。
しかし、分析は難航を極めたらしく、特定のパターンは見つけることができなかったそうです。生産性が高い同士のチームを比べても、ディスカッションや私生活での関わりあい方を比べても多種多様ですし、チームメンバーの持つ規範、暗黙の了解の質などを調査しても、こちらからも共通パターンは見つからなかったというのです。
「心理的安全性」はWant toカルチャー
記事によると、「心理的安全性」がカギとなっていたそうです。これはどういうものなのでしょうか。
(引用開始)
つまり「こんなことを言ったらチームメイトから馬鹿にされないだろうか」、あるいは「リーダーから叱られないだろうか」といった不安を、チームのメンバーから払拭する。心理学の専門用語では「心理的安全性(psychological safety)」と呼ばれる安らかな雰囲気をチーム内に育めるかどうかが、成功の鍵なのだという。
(引用終わり)
「安らかな雰囲気をチーム内で育むことが大事」と言われても、難しいと思います。あくまでもGoogleの調査結果、Googleの企業カルチャーの中のチームを分析した結果です。ということで参考にするかはしないかは、あなた方次第〜と言っても良いのですが、「心理的安全性が社員の生産性を高める」というこの考え方は、どのような社風だとしても必要であると思います。リラックスを許さない重苦しい雰囲気の中で仕事をしたとしても、生産性は上がらないでしょう。上がったとしても、心理的安全性が保たれている環境と比べると、生産性は大きく開いてしまうのではないかと思います。
アメリカ自己啓発の大家、故ルー・タイスのコーチング理論に則れば、Want to(〜したい)というマインドがバックボーンとして成り立っている企業は、Have to(〜しなければならない)という企業カルチャーを持つ会社よりも、利益率で約756倍勝っているというデータがあります。現代ビジネスオンラインの記事を見ると、
(引用開始)
たとえば一つのチーム内で誰か一人だけ喋りまくって、他のチームメイトがほとんど黙り込んでいるチームは失敗する。逆に(途中で遮られるかどうかは別にして)チームメイト全員がほぼ同じ時間だけ発言するチームは成功するという。
(引用終わり)
とあります。誰かの話を聞き、それに従わなければならないHave toなチームよりも、全員が同じだけ、好きなように喋ることができるWant toなチームがより生産性が高いということでしょう。756倍の差があるのかといえば疑問ですが、Googleの調査結果を見るに、少なくとも安らかで穏やかな、ピリピリしていない雰囲気の職場である方が生産性は上がるということがいえるでしょう。
最後に
「心理的安全性」を確保するためには具体的にはどうしたら良いのかという考え方になってくると思いますが、これはその場所のリーダーが積極的に働きかける必要があるでしょう。記事ではメンバーの分析や自分の持っている個人的な情報開示などです。ビジネスの場で公私混同は避けるべしというのは常識なのでしょうが、仕事の生産性を上げるという効果と天秤にかけた時にどうか、ということは考えてみると良いのかもしれません。談笑だけ、噂話だけで盛り上がってしまったりするのは確かに有効な時間の使い方ではないでしょう。しかしチームメンバーがよりストレスなく、自発的に働くことができる会社作りのために、和やかなムード、適切な緊張感で仕事ができるようになったら、メンバー全員のメリットであることは間違いないのではないでしょうか。監督者も余計なストレスを感じずに済むでしょう。
心理的安全性とWant toという尺度で、チーム内の環境を整理してみると、新しい扉が開かれる…かもしれません。
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