ゲーム スマホの「実質0円」廃止とライトプラン移行でのソーシャルゲームの影響について

先月は、大手携帯電話3社に関して大きな変化が見られました。今までは型の古きなった機種に関して「実質0円」にし、端末を売っていましたが、先月よりその販売をやめた結果、高額の機種の多い、スマートフォンに関しては、販売台数が大幅に減少いたしました。今回は、この販売方法の転換が与えるソーシャルゲーム業界への影響について記事にしました。

「実質0円」廃止でスマホ販売激減 iPhone苦戦、SIMフリーは絶好調
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/10/news072.html

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引用始め
 IT関連調査会社のBCN(東京都千代田区)が全国の家電量販店23社のPOS(販売時点情報管理)データを集計したところ、2月のスマホ販売台数は1月比で47.9%減、前年同月比でも17.5%減だった。
引用終わり

For FreeSIMフリーは好調

今回の影響を最も受けた機種が、アップルのiPhoneとソニーモバイルです。それぞれ、1月比で28.1%減と41.7%減でした。一方で、好調だったのが、携帯大手の回線を借りてサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)などが販売するSIMフリースマホです。こちらは、56.3%増と大幅な上昇を見せております。やはり大手携帯会社の通信プランより格安の料金プランを提供できる事業者へ利用者が流れる傾向があります。また、スマートフォン自体に関しても、低価格の海外のスマートフォンと格安プランSIMカードを利用してコストを抑える販売方法も取られています(https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/10/news072_2.html)。

ガラケー利用者の増加

今回の影響は、販売台数のみならず、スマートフォン利用者全体のユーザー数へも影響いたします。ちょっとした調べ物や暇つぶしでソーシャルゲームをやるなどで使われてきたスマートフォンでしたが、そもそもそこまでデータ通信を必要としていない人にとって、スマートフォンを持っている意味はなくなりました。そのため、最近ではあえてガラケーに買い替える人が増加しているようです。


ライトサービスの提供と現状のソーシャルゲーム

SIMフリーや低価格プランへの移行は今後もどんどん増加するでしょう。そして、「実質0円」をやめたauやNTTdocomoやソフトバンクも今後、通信をあまり行わない人向けにライトプランを出してくるでしょう。そのようなプランの大部分は通信量に関して大きく制約がかかってくると思われます。一方で、現在出されているソーシャルゲームは、スマートフォンのスペックに任せてどんどん通信量を増やしてきております。どれくらい増えたかはわかりませんが、数年前にリリースされたタイトルをプレイしている時と、最近リリースされた3DCGを多用したソーシャルゲームでは、明らかに最近のソーシャルゲームの方が、スマートフォンの発熱量やバッテリーの消耗の激しくなってきております。もしかするとライトプランへのユーザーの移行とゲームの仕様によっては、楽しみきれないソーシャルゲームも出てくるかもしれません。

お金を稼ぐスマートフォンよりターゲットの絞り込んだソーシャルゲームが重要に

ガラケーへの移行や、ライトプランの増加によって、ユーザー層は大きく変わってくるのではないでしょうか。ソーシャルゲームをがっつりやりたい人はそのままだと思いますが、暇つぶし程度の人にとってはガラケーやライトプランへの移行が増えるでしょう。ただまだまだデータ不足です。年代や職業、性別によってその傾向は見られると思いますが、まだまだ見えない部分が多くあります。今後は、ヘビーユーザー向けのソーシャルゲーム、ライトユーザー向けのソーシャルゲームとよりターゲットを絞ったゲームが好まれるのではないでしょうか。それに伴って宣伝方法も大衆向けに大々的に配信するのではなく、よりターゲットが集まるところに情報を配信し、PRをしていく方法に変わっていくのではないでしょうか。

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