今回は、アニメゲーム漫画業界の採用担当者向けの記事になります。2017年の就職活動が3月1日に解禁され、アニメゲーム漫画業界各社の採用担当者は、新卒向けに求人を書いたり、説明会のセッティングをしたりと大変だと思います。その中でも意外と見落としがちとなっているのが、自社のホームページの採用情報です。
参考記事
アレが発売された日 2012年9月21日・・・この日以降 採用戦略は大きく変わりました
就職希望者の就職活動は変化しています
スマートフォンの普及と高速通信を可能としたLTEの発達により、就職活動の方の企業調べも変わってきております。以前は、自宅で求人サイトを見たり、企業情報を調べたりしたのちに求人サイト経由でエントリーしたり、応募をしたりということを行ってきました。しかし現代では、いつでもどこでも手軽に大量の情報を収集できる環境が整ったため、求人サイトの企業情報のみならず、企業ホームページもしっかりチェックし、さらに口コミサイトでの評判も調べるようになっています。また、総務省が発行している「平成27年度 情報通信白書 ICT白書」では、「新入社員における就職活動の利用情報源の変化」について書かれております。2001年の時は、インターネットでの企業ホームページと就職関連サイトでの情報収集が7割強だったものが約10年経った2013年の調査では、企業ホームページが85.7%、就職関連サイトが82.7%と10%以上伸びておりました。この傾向から見ても、就職活動の学生がよりインターネットを利用した就職活動を行っているということがわかりますし、企業ホームページと就職関連サイトを併用する機会が増えていることが分かります。
企業ホームページの採用ページと就職関連サイトの求人記事に違いがあってはいけない
せっかくいい人材を採用しようと求人広告を出して応募したのにいい人が来なかったということは、採用担当者からもちらほら聞くことがあります。そこで確認していただきたいのが、企業ホームページの採用ページです。求人記事と採用ページに違いはありませんか。よくある一例で、業務内容に若干差があったり、給与面で額が違ったりということがあります。もしかすると採用担当の方が更新をしていないだけで求人記事の方の情報の方が正しいのかもしれませんが、就職者にとってその判断はできません。
ちょっとの違いで応募不振や早期の転職へ
多くの企業が求人サイトに掲載する際に、自社のいいところをアピールしようといいことのみを書く傾向が強くあります。しかし、就職活動の学生も業界の厳しい部分に関して、口コミ等で調べているため、いいことばかりだと逆に不信感を持ってしまったりします。さらに、企業ホームページの採用ページに違いがあればなおさら不信感が増してしまいます。それが、応募の不振につながったりしますし、もし採用まで至ったとしても、イメージした会社と違ったということですぐにやめてしまう可能性が高まってしまいます。
マッチした人を採用するために
まず、求人広告を使う際は、どんな人を採用したいかを明確にしましょう。持っていて欲しいスキルや経験、働いた際の業務内容や給与や待遇などです。そして、企業ページはこまめに更新し、求人広告と同じようにしておくことです。これは、採用する上で最低限なります。これに加えて、よりマッチした人材を採用したい場合は、企業側で情報公開を積極的に行っていくことです。仕事のやりがいも厳しさも両方です。それによって、口コミサイトでの悪評に振り回されづらくなりますし、就職活動生はより会社に入った際のイメージがつけやすくなり定着率の良さにつながります。ビ・ハイアでも昨年より良い面、悪い面を公に情報公開して、自社のみで採用をしましたが、月50件から100件ほどの就職希望者からの連絡は来ているという状況です。
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