会社はどのようにして『消える』のか、その対策【アニメゲームマンガ転職コラム(+猫)】

img_6351ここでは、ラクジョブメルマガで会員の皆さんにお届けしている就職・転職に関するコラム(と、全く無関係に撮られた弊社の猫の写真)をお送りします! ちなみに本日の猫は「snowされた猫」です。本編とは関係ありません。

今日のテーマは「会社はどのようにして『消える』のか、その対策」です。

先日、Twitterのアニメ業界関係者の間でちょっとした騒ぎがありました。あるアニメ製作会社さんが突然Twitterアカウントを消し、連絡が取れなくなり、もしや未払いのまま夜逃げ状態になってしまっているのでは?という話です。まだ事実関係はわかっていませんが、残念ながらこれは少なくない話です。

アニメ会社に限らずゲーム会社、映像会社でも毎年1〜2社、こういう話があり、取引があった会社さんやクリエイターも「突然会社が消えた」と途方に暮れます。業界にいる以上は可能性がゼロでは無い「会社が消える」という状況ですが、これまで伺った中でも大半は「突然会社が潰れると言われた」というパターンです。社内で働いている人でさえ、当日にならないと状況がわからないのです。
上層部の経営層数名だけで話が進み、突然ある日全員呼び出されて「今日からこの会社は無くなります。仕事はそのままにして帰って下さい」と言われた・・・というのが、これまで耳にした業界内での会社の消え方でした。取引先への連絡も出来ず、仕事の保存も出来ないまま帰らざるをえなくなり、それ以降の連絡は弁護士を通じて、と通達されるので交渉もできません。

社内の混乱を避けるために破産当日に通達する、というのは実は他業界でも同じで、こういった状況は取引先も覚えが無い訳では無いので転職に不利にはなりません。だったとしても、さすがに人間不信になりそうな突然の展開過ぎますよね。

できれば会社が危ういと思った時に早く気づけるようにしたい、という方は、社内で経理業務を担当している方の転職頻度を確認することを勧めます。一番最初に社内の金銭的な状況を目にするのが経理担当者ですから、「この会社が危ない」と最初に気づけるのも経理担当者が一番早いのです。あとは備品の補給が遅い、社外打合せが減るなども傾向の1つではあります。今年は去年より悪い噂を聞かなくなりましたが、クリエイターの居場所は重要です。
自分で自分の身を守れるよう、さりげなく気にしておきましょう。

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