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2016.01.12 アニメ 求人 「SHIROBAKO」のセリフから読み解く、制作進行の問題点と再就職を決意するポイントは?

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Amazon.co.jpより「SHIROBAKO」第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]から引用。ビ・ハイアは当然Blu-rayBox全部持ってます!

制作進行の問題点と魅力とは

アニメ「SHIROBAKO」は、武蔵野アニメーションを舞台としたアニメ制作現場を描いた作品です。アニメ業界関係者からも評価が高く、アニメの制作現場のあるあるが上手く表現されているという作品です。今回は、その作品の矢野エリカと平岡大輔のセリフを元にアニメ制作における制作進行の問題とリタイアしてしまった人がまた制作進行として復帰するための妥協点に関して書きたいと思います。

制作進行は、アニメの現場において、クリエイター間の仲介役として、制作物の運搬や制作の進捗管理、人員の確保などの業務を行い、アニメ制作を円滑に行うためにも必要不可欠なポジションです。しかしながら、アニメの制作現場は生き物のように流動的です。上層からの指示で制作がストップしたり、かと思えば追加のカット制作で制作を早めたりと何が起こるかわからない現場です。制作進行もそれに応じた対応として、「今やっている作業を一旦待ってください」「これだけの量がありますがいつまでにお願いします」などなど、当然、クリエイターも不満を持つので、その矛先はまず制作進行へと向けられます。そう言ったクリエイターとのコミュニケーションをとっているにもかかわらず、納期前の残業や休日の出社、その割りの給料の低さ、そう言ったことでアニメ業界から去ってしまった制作進行の方も少なくはないと思います。

で、気になったのがアニメ「SHIROBAKO」18話の矢野エリカと平岡大輔とのやり取りです。矢野自身はこの時、病気で倒れた父親の看病のため、一線を退いていたが、父親の体調が回復するとともに職場への復帰を果たした時の同じ制作進行の平岡とのやり取りです。

平岡「俺のことはいいだろ。ったく、思ったよりも早くも戻ってきたな」
矢野「まあね。なんかアニメの仕事って不思議だよね、離れている時間が長くなるほど戻りたくなっちゃう」
平岡「戻ってきたやつはみんな同じこというな」

Conceptual business man climbing a stair at sunset再挑戦への障壁を考えてみる

じゃあ、アニメの仕事をやりたくても今の環境や待遇では不満だから復帰を考えられない制作進行経験者もいるのではないかと思いました。その原因が「給与」なのか「残業」なのか「福利厚生」なのかはわかりませんが、少なくとも以上の条件であれば、前職よりよくなる企業があります。

・株式会社ポイント・ピクチャーズ
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=563300ae3ec0d0157

嘘のような本当の話です。仕事をしてみて違ったと後悔する求職者も不幸ですが、ミスマッチですぐにやめてられてしまう企業も不幸なので本当のことしか書いてありません。

・アニメ業界でちゃんと正社員雇用
・転職中途希望者が多い TVアニメの仕事に疲れた人、家族を持ちたい人が選ぶ
・wikiに載るような業界の有名クリエイターが他のアニメ会社からのお仕事を断ってこの会社に在籍している
・社員の1/5は結婚していて、1/10は子供もいる
・徹夜は基本的になし、週休二日、残業代全額支給
・競合他社に比べて給与設定は高め、経験者であれば年収300万円以上は固い
・競合他社に比べて価格も高いが、それでも依頼が多い。安く提示された場合は断る
・制作実績が豊富、名前を出させてもらえるぐらいガッツリ関わっている作品が多い
・物語シリーズのOPは新房さんからほどノーチェックでOKが出るほど信頼されている
・同じ作品のシリーズでのリピートでの発注が多い
・新規営業の成約率が高い(NARUTO OPなど)ラクビジ成果実績的に見ても
・社会保険完備、出産&育児休暇有り
・月2回映画鑑賞代支給、(事務所はバルト9のすぐ近く)
・取引先も多岐に渡るので、事務所は新宿
・制作進行に一人一台車支給
・社員が消耗してしまうのでTVアニメ、劇場版アニメの本編部分の制作は一切やらない

このような条件が実現できているのも、こちらの会社が、アニメの作画監督が社内に15名も在籍していること、2Dアニメとモーショングラフィックスを組み合わせたショートムービーでは日本屈指の技術を持っているという点です。その点で、安請け合いせず、しっかりとした仕事のみを選び、制作現場が疲弊しない量とスケジュールでしっかりと利益を出せる会社となっています。ただネックなのは、TVアニメや劇場版アニメの本編をやらない点とショートムービー全般のため、アニメのお仕事であるもののゲームのPV、OP、CM、パチンコやパチスロのムービーのお仕事もあるということです。これらのネックが気にならなければかなりの好条件に思えます。

Fotolia_51141558_Subscription_Monthly_M制作進行として復帰するための選択肢

アニメ業界で再就職したいという方には、3つの選択肢があります。

1.今のアニメ業界の待遇を受け入れ、現場に復帰する。
2.TVアニメ、劇場版アニメの本編はあきらめ、作画監督クラスのアニメーターと同じ職場でショートアニメ制作は携われ、待遇の改善が見込める以上の会社への入社を希望する。
3.アニメ業界の環境改善を待つ。

1の選択肢の人は、そもそも現場に復帰していそうです。2、3に関してだったら、株式会社ポイント・ピクチャーズをお薦めします。3の環境改善がどれくらいでよくなるのか見通しはありません。その間、他の仕事をするにしてもアニメ関連のお仕事の方が有意義に思います。以上、制作進行の再就職に関して書かせていただきましたが、ココらへんがアニメ業界での再就職の妥協点ではないでしょうか。もしご興味がございましたら、ご応募いただければ幸いです。

・株式会社ポイントピクチャーズ
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=563300ae3ec0d0157

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