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2016.01.05 アニメゲーム漫画の可能性 人口減少に対抗し日本経済を変える高付加価値サービス 転職を考えるクリエイターに知っておいてほしいこと

World provided by Nasaアニメゲーム漫画と聞くと、余暇、娯楽、暇つぶし、子供の楽しみなどと考えてしまうがちですが、今回はそんなアニメゲーム漫画が日本経済の未来に対して寄与できる可能性についての話です。

冒頭でも書きましたが、アニメゲーム漫画は娯楽サービスの産業に分類されます。衣食住と違って、なくてはならないものではありません。いわゆるインフラではありません。アニメゲーム漫画がなくても死ぬ人はいません。アニメゲーム漫画で死んだ人もいるかもしれませんが、それはアニメゲーム漫画に影響されただけで、アニメゲーム漫画がなかったから死んだわけではありません。それに、過去には、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」や近松門左衛門の「曽根崎心中」に影響されて自ら命を絶った人も大勢いました。アニメゲーム漫画はほんの100年程度の歴史しか持っていないですし、インフラのような物理的な基盤は何も持っていません。しかしだからこそこれからの日本経済を切り開く可能性があります。

これからの日本に訪れる確定的な未来とは何でしょう。それは、少子化と人口減少です。内閣府の推定によると、2010年には1億2,806万人いた日本人は、2048年には1億人を割って9,913万人となり、2060年には8,674万人になるとされています。つまり、一人当たりの消費が変化しないと仮定すると、2048年には約77%、2060年には約68%に消費が落ち込む計算になります。そして、物理的な要因に左右される衣食住などのインフラは物理的な現象である人口現象に対してモロに影響を受けます。もちろん値上げなどの対策はされるでしょうが、その分生活は逼迫し、さらなる消費減退を引き起こすジリ貧状態です。かつて土建国家と呼ばれた時代の栄華はもはや再現不可能です。

_では、今後の日本を引っ張る産業は何か。それがアニメゲーム漫画です。アニメゲーム漫画には、インフラのような物理的な基盤がない代わりに、無から有を作り出す力があります。例えば、アニメゲーム漫画につきものの著作権は、無形資産として資産価値が認められています。形はないけれども価値はあると認められています。また、クールジャパンと称してアニメゲーム漫画を世界に押し拡げる国策も、アニメゲーム漫画が物理的な空間を超えて世界中で消費を増やしてくれることを期待しています。例えば、ゲーム調査会社のNewzooは2015年版の「グローバルゲームマーケットレポート」で、世界のゲーム市場は2014年の836億ドル(約10兆1200億円)から2018年には1133億ドル(約13兆7000億円)に成長すると予測しています。年平均の伸び率は7.9%となります。アニメゲーム漫画は世界中で楽しまれる余地をまだまだ残しています。

また、無から有を生み出すエネルギーは高付加価値、高い生産性の成し得る技です。人口減少が確定している未来に対して、必須の経済的対策の一つは一人一人の生産性の向上です。人口減少をも上回る速度の高い生産性を発揮することができれば、日本経済は発展し続けます。東洋経済ONLINEの調査によると、2015年12月の「従業員1人当りの営業利益ランキング」では、モンストのミクシィが2位、パズドラのガンホーが3位を筆頭にして、サンリオ50位、グリー56位、ディー・エヌ・エー87位、ネクソン91位、サイバーエージェント98位、マーベラス110位、バンダイナムコホールディングス135位、東映アニメーションが156位、コーエーテクモコールディングス191位、と名だたる日本企業と比肩しても遜色ない生産性を発揮している会社が数多くあります。もちろん漫画業界もアニメゲームの原作になるような作品を多く輩出しており、3者は共生関係にあります。ただし、紙媒体という物理性の高さが生産性が上がりきらない要因にもなっています。

Tablet computer with video gameそんな可能性あふれるアニメゲーム漫画業界ですが、もちろん問題もあります。可能性は可能性でしかない以上、実現しないかもしれないという不安定性も含んでいます。例えば、ほんの4、5年前はガンホー、ミクシィはここまでの存在ではなく、グリー、ディー・エヌ・エーが2強としてゲーム業界に君臨していました。それが今では立場が逆転しています。安定性がないがゆえに状況はどのようにでも変化します。今ガンホーやミクシィに転職できたとしても数年後どうなっているかわかりません。そして、変化を続ける業界は常に業界に属する企業と企業に働いているクリエイターにも変化を要求します。アニメゲーム漫画業界は一度就職できれば安泰という世界とは真逆に位置します。少しでも努力を怠るとすぐにふるい落とされます。

ゲーム業界で30年以上の歴史を持つ大手メーカーの社長からは、「ゲーム業界は入るのも大変だけれども、ゲーム業界で働き続けるためには、ゲーム業界に入るのと同じくらいの努力を辞めるまで続ける必要がある」と言っていました。自己研鑽をしない人はアニメゲーム漫画では食っていけないですし、自己研鑽をしない人たちばかりの業界になってしまったら、アニメゲーム漫画業界も衰退します。アニメゲーム漫画で働くためには覚悟が必要ですし、今後のアニメゲーム漫画、日本経済に対する責任も生じます。しかし、だからこそクリエイター1人1人の働き方が業界に対して大きな影響を与えうる可能性を秘めています。そして、だからこそラクジョブではアニメゲーム漫画業界に特化してクリエイターの働き方をよくするための求人サイト、ラクジョブを運営しています。ラクジョブでは、アニメゲーム漫画業界の求人情報はもちろん、就職や転職に関するアドバイス、ノウハウ、業界最新トピックスなどの総合的な情報提供を行っています。アニメゲーム漫画業界での働き方に関することであれば、まずはラクジョブをご覧になってください。ラクジョブは今後も更なる情報発信、情報蓄積に努めていきます!

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