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2016.09.13 ゲーム ゲーム大会の優勝賞金の上限は10万円?その根拠は?

rage盛んになってきた大会イベント

記事を読んでいただきありがとうございます。今回取り上げるのはゲーム大会に関する内容です。特にゲームの大会というと、これまでの記事でも取り上げたことがありますが、e-Sportsに関する部分で小さく毎日大会イベントが開かれているようなものもあれば、年に数回、国内大会、国際大会を通じて巨額の賞金を得ることのできるゲーム大会もあります。

特に優勝賞金の金額で大きいのは『リーグオブレジェンズ(LOL)』や『Dota2』などです。特に『Dota2』は優勝賞金が10億円を突破しており、優勝すれば億万長者も夢じゃないような金額にまで膨れ上がっています。優勝賞金が高額なものは主に海外でのゲーム大会が多いのですが、国内でもCyberZ主催の「RAGE」というゲームイベントでは優勝賞金総額が700万円という大会も開催が予定されており、プロゲーマーが稼ぎやすい環境が次第に整ってきています。

引用開始

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の連結子会社である株式会社CyberZ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山内隆裕)は、運営するe-Sports大会(※1)「RAGE」の新競技タイトルに株式会社Cygames(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)が提供するカードゲームバトル「Shadowverse」の採用が決定したことをお知らせいたします。また、本大会の賞金総額は700万円で、これまで開催された「Shadowverse」の大会においては過去最高の金額となります。

「RAGE」とは当社が運営するe-Sports大会で、複数のゲームタイトルを採用し年間を通した大会の運営を行っております。これまで「RAGE」では、Super Evil Megacorp社(本社:米国カリフォルニア州サンマテオ、CEO:BO DALY)の提供するモバイルゲーム「Vainglory」、株式会社カプコンの提供する「ストリートファイターV」を競技タイトルとして採用しており、このたびCygames社が提供する「Shadowverse」の採用があらたに決定いたしました。

「Shadowverse」は7人のリーダーと400枚以上のカードから自分のデッキを作って戦うオンラインカードバトルゲームです。その多彩な駆け引きと高いゲーム性から、2016年6月17日のサービス開始以来9日間で200万ダウンロード突破を達成するなど、多くのファンから支持されています。本タイトルを採用した第一回目のオフライン大会(※2)は2016年10月の開催を予定しており、賞金総額700万円、優勝者には400万円が贈呈される予定です。大会の概要は、RAGE公式サイトにて順次公開いたします。

引用終了

e-Sports大会「RAGE」の新競技タイトルにCygames社の提供する「Shadowverse」採用が決定 ~国内最大規模の賞金総額700万円をかけた「RAGE」を2016年10月に開催予定~

日本ではプロゲーマーやe-Sportsそのものに対する認知度がまだまだ低いとはいえ、「RAGE」やプロゲーマーとして契約した梅原大吾選手などを通じて次第に認知されるようになってきていますし、人気のコンテンツとしてゲーム実況動画なども増えています。今後そういったコンテンツの視聴者がe-Sportsの普及においては非常に重要な役割を果たしますので、国内はもちろんのことアジア圏を含めた海外でのゲームプレイを視聴するファン層の拡大が重要なポイントとなっています。

question景表法とは?

そんな成長傾向にあるゲーム大会のイベントですが、2016年9月12日に(株)国際カジノ研究所 所長、(株)エンタテインメントビジネス総合研究所 客員研究員である木曽崇さんが下記のようなツイートをしました。

引用開始

悪い知らせからというご要望が来たので:
●家庭用ゲーム、アーケードゲームタイトルを利用した賞金制大会で特にゲームメーカーが賞金を積み上げる形式のものは、その実施方法次第では景表法の規制対象となります。景表法の規制対象となった場合、賞金上限は10万円を超えてはいけません。

引用終了

https://mobile.twitter.com/takashikiso/status/775174286273236992

様々なゲームがある中で対戦格闘ゲームであったり、『パズルアンドドラゴンズ』『モンスターストライク』等の基本無料アイテム課金モデルもゲームそのものは無料でも課金することがゲーム上優位に働く場合は、この法律の対象範囲となるようです。逆に対象から外れるものとして、賞金の大きなゲームとしても取り上げた『リーグオブレジェンズ』や『Dota2』は基本無料で、課金する対象がアバターでありゲーム上優位になることはないので、景表法の最大賞金10万円という規制の枠から外れることになります。

この話を聞いて最初に思ったのは今でも私がプレイしている『ギルティギア』シリーズ最新作についてです。開発・販売元であるアークシステムワークス主催の公式ゲーム大会『あーくれぼ2015』では優勝賞金が50万円であり、10万円の規制を軽く超えてしまっています。景表法の規制ではメーカー自らが行う場合の上限があくまで10万円であり、第三者が賞金を提供する場合にはその規制の対象にはならないそうなので、「あーくれぼ2016」が株式会社タイトー主催の闘神祭において決勝大会が開催されるので、ちょっと違うのかもしれませんが、そのあたり気になるところです。

future今後ゲーム大会を開くには

今後のゲーム大会を開催する場合、規制の枠内で行うか、第三者を通じての賞金提供を行うことでゲーム大会やゲームそのものを盛り上げていくことになると思います。景表法の規制を回避するのはなかなか難しいので、法律そのものが変わらない限りはゲームメーカー自体で大会イベントを主催するのではなく、第三者が大会を主催し優勝賞金を用意するのが現実的だと言えそうです。

その第三者のイベントの一つとしてCyberZ主催の「RAGE」はこれからも成長を続けていってほしいイベントですし、以前行われていたエンターブレイン主催の闘劇など、ゲームメーカー以外がいろんなタイトルのゲームを使用した大会を継続的に開催することでアーケードゲーム業界、対戦格闘ゲーム業界をより成長させて行ってほしいと思います。

対戦格闘ゲーム好きとしては今回の法律の話は残念な部分ではありつつも、現行すでにある法律として認識した上で法律自体が変わるまでは法律の下適法に行う必要があります。そのうちラクジョブ主催のゲーム大会を開けば楽しそうだなと考えています。その実現はもちろんのこと、すでに多くの場所で開催されているe-Sportsに関しては、これからも注目し、盛り上げる手伝いをしていきたいと思います!

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